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簿記2級の工業簿記でわからない事があります
- 簿記2級の工業簿記でわからない事がありましたのでご質問させてください。直接材料費差異分析の求め方とその計算方法について教えてください。
- 直接材料費差異分析は、直接材料費の実際消費額と標準消費額の差を分析する方法です。価格差異と数量差異の2つの要素からなり、それぞれの計算方法を教えてください。
- 価格差異の求め方は、標準価格と実際価格の差を、実際消費した直接材料の量で乗算することです。数量差異の求め方は、標準価格と実際価格の差を、標準消費量と実際消費量の差で乗算することです。具体的な計算例も教えてください。
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標準原価による材料消費額の差異分析では、 価格差異は、(標準価格-実際価格)×実際数量←【A式】 数量差異は、(標準数量-実際数量)×標準価格←【B式】 と決められています。 テキストや問題の解説にBOX図があると思いますので そちらを見て下さい。 価格差異の発生原因は標準価格が1500円であるにも関わらず、 実際の価格は1550円だった(原材料を50円高く仕入れた)ことに起因します。 数量差異の発生原因は標準消費量4500kgのところを 製造現場では200kg多く4700kgも消費してしまったことに起因します。 ◎標準原価を使った差異分析の目的は、原価管理にあり、 製造原価から発生する様々な差異を把握し、その原因(責任)を明確にすることです。 価格差異の原因は原料の仕入れ価格の値上がりと考えれば、 製造現場の責任ではありません。←『管理不能差異』 一方、数量差異の原因は現場作業員が200kg多く消費したので、 製造現場の責任になります。←『管理可能差異』 ですから、数量差異を求める公式は上記【B式】になり、 残りの差異(総差異から数量差異を除いた部分)は、 価格差異として【A式】で求めることになります。 ---------------------------------------------------------------- >価格差異 : (1500円-1550円) × 4700kg = △235,000円 4700kgはなぜ4500kgではダメなのですか? 回答:)価格差異は管理不能の差異のため、実際消費量4700kgを掛ける。 または、 総差異△535,000から数量差異△300,000を控除した残りを価格差異とする。 数量差異:1500円 × (4500kg-4700kg) = △300,000円 1500円はなぜ1550円ではダメなのですか? 回答:)数量差異は管理可能の差異のため、標準単価1500円を掛ける。 ---------------------------------------------------------------- 労務費(賃金)の差異分析でも上記と同じように管理可能か管理不能かで 賃率差異、作業時間差異の各公式が成り立っています。
お礼
>> 価格差異の原因は原料の仕入れ価格の値上がりと考えれば、 >>製造現場の責任ではありません。←『管理不能差異』 >> 一方、数量差異の原因は現場作業員が200kg多く消費したので、 >>製造現場の責任になります。←『管理可能差異』 わかりました!有難う御座います。