- ベストアンサー
工程別総合原価計算の問題で解説をお願いします。
日商簿記2級工業簿記の工程別総合原価計算の問題で、他の問題は理解できたのですが、この問題だけ解答を見てもどうしても理解できないため、詳しい解説をお願いします。 税務経理協会「段階式日商簿記ワークブック2級工業簿記[4訂版] P96より 以下、問題 ------------------------------------- 工程別総合原価計算における第2工程に関する、下記の資料によって、次の問いに答えなさい。 1.平均法によって、前工程費の月末仕掛品原価を求めなさい。 2.先入先出法によって、前工程費の月末仕掛品原価を求めなさい。 【資料】 (1) 当月第2工程の生産実績(( )内の数値は、加工進捗度である。) 月初仕掛品 4,000kg(1/2) 完成品 19,000kg 当月投入 18,000kg 月末仕掛品 3,000kg(1/3) 合計 22,000kg 合計 22,000kg (2) 前工程費 月初仕掛品原価 171,000円 当月製造費用(第1工程完成品原価) 819,000円 ------------------------------------- 以下、解答および解説 ------------------------------------- 1.135,000円 2.136,000円 ヒント:前工程費の月末仕掛品完成品換算量は100%である。 1.平均法 : (171,000円+819,000円)×3,000/(19,000+3,000)=135,000円 2.先入先出法: 819,000円×3,000/18,000=136,000円 ------------------------------------- 理解できないのは、なぜ第1工程の月末仕掛品原価を求めるのに第2工程の数量を使っているのか、です。 当月投入というのが第1工程仕掛品(前工程費)のkgを意味するのであれば18,000kgが第1工程完成原価である819,000円ですよね。 それがそうだとしても、平均法の分母が完成品数量+月末仕掛品数量と意味不明ですし、先入先出法なのに分母が完成品数量-月初仕掛品数量+月末仕掛品数量になっていないのもわからないですし・・・。 どなたか、詳しい説明をお願いします。m(_ _)m
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
理解できないのは、なぜ第1工程の月末仕掛品原価を求めるのに第2工程の数量を使っているのか、です。 →「前工程費」という用語から、この設問は第1工程の月末仕掛品原価を求めていると誤解されていませんか。 これは第1工程における月末仕掛品原価ではなく、第2工程における月末仕掛品原価を求める設問です。 仮に第1工程が外部の仕入先であると仮定すれば、「前工程費」は「原材料費」と読み替えることができる性格のものです。 これが分かれば後の疑問も解消されるのではないでしょうか。もし、疑問が残ったときは再度質問してください。
お礼
> これは第1工程における月末仕掛品原価ではなく、第2工程における月末仕掛品原価を求める設問です。 あ、なるほど、そういうことですか。 だったら納得です。 先入先出法のヒントの > 819,000円×3,000/18,000=136,000円 というのも、正確には > 819,000円×3,000/(19,000-4,000+3,000)=136,000円 なのですね。そう書いておいてくれればすぐ腑に落ちたのに(というか、なぜ平均法はちゃんと書いてある?)、不親切な参考書ですね(苦笑)。 さっぱり解消しました。 本当に、ありがとうございました。