例えば、関東軍をソ連軍が武装解除して膨大な量の兵器・弾薬がソ連軍の手に渡りました。その多くが毛沢東率いる共産勢力に供与され、毛沢東軍が蒋介石軍を撃破するのに貢献しました。ちなみに、現在問題になっている「関東軍が保有していた毒ガス」も、「ソ連軍が鹵獲した関東軍の兵器弾薬」の中に含まれるはずです。
小銃や大砲は、他国のものでも兵器と弾薬さえあれば使用できます。特に難しいことはありません。ところが、飛行機となると、飛行の度に入念な整備を行い、整備簿を基に部品交換などを行なっていかなければ使えるものではありません。陸上航空部隊でも航空母艦の飛行科でも、人員の多くは整備部門に属しており、飛行機に実際に乗る「搭乗員」は僅かな人数しかいませんでした。飛行機の運用とは、それくらいにマンパワーと技術と組織的な運用(部品管理・補給)が要るものです。そして、搭乗員の養成の困難さはこれとは全く別物です。
アメリカ、イギリス、ソビエトなどの戦勝国は、自前の航空部隊を既に揃えております。零戦等の日本の航空機は、研究の対象としてはそれなりに価値があるでしょうが、「鹵獲した日本の飛行機を自分で使おう」などと誰も想像すらしなかったでしょう。仮に日本の航空機に連合国が注目するべき点があったとしても、その点を自国の航空機開発に取り入れるだけです。なお、「アメリカが日本の軍用機のこうした技術を取り入れた」という具体的な話は残念ながら聞いたことがありません。
質問者様の疑問ですが
「後半はちょっと苦しみましたが、前半は世界最強の零戦なら、軍事力の小さい国なら、喉から手が出るほど、欲しかったのでは」
日本が戦争に負けた時点で、零戦の維持に必要なパーツの供給は停止しています。さらに、零戦の整備をできるのは日本海軍の整備員だけです。整備しない飛行機に乗る度胸のあるパイロットは普通存在しません。
仮に、例えばタイのような小国が飛行機を運用するとすれば、アメリカやイギリスから自分が買える飛行機を買い、パーツの供給を受け、整備員や整備マニュアルについてはアメリカやイギリスから提供してもらうしかありません。即ち、航空機の生産国に全面的に依存しなければ、航空機は使えないのです。
現在、例えば日本の航空会社はボーイングやエアバス製の旅客機を運用しています。仮にボーイング社やエアバス社からのパーツの供給が止まれば、パーツの在庫がなくなった時点で日本の航空会社が持つ旅客機は飛べなくなるはずですよ。
お礼
ご回答ありがとうございます。 陸軍の航空機(練習機と言うのが悲しすぎる。。。)は使われていたんですね。 なぜ、零戦を使わない(涙) 日本と言えば零戦なのに~!!!残念。。。涙 北韓軍が持ってるのか~しかし見にに行くのも命がけ…。。。 くれるとはとても思えんな。すでにくず鉄にされてそう。貴重な資源だーーーとかで。。。涙 バンバン埋めちゃった…ってもったいない事するな~!!! 不安は一杯だろうな~ヘタに稼動状態にして、祖国日本の為に~とか言う人が出てこないとも限らないし。。。 部品・消耗品が手に入らないのが一番問題なんでしょうね。 >へんなものはあまり使いたくない。 整備してくれる人は日本人だし、戦争終わったばっかりでパートで整備員とパイロット雇いますはできないな(笑) >海中投棄した機体も数多くあり ひどすぎる。。。涙 なら、持って帰るな!!!日本に置いとけって言いたい。 今なら、博物館に展示とかできるのに。 個人的には飛行場で零戦、数十機で爆音を轟かせて、イベントしてほしい。沢山見に行く人いるだろうな~質問者は見たい(笑) やっぱり、大空は飛んでないのか。。。涙 ありがとうございました。