ショップ(shop)というと、ふつう店と理解することが多いと思いますが、実際は「何かをやる小さな場」というような感じのことばです。それを商業施設にあてはめると、大きなストア(store)に大して小さなショップというだけなのです。
そこで、ワークショップを語感を含めて直訳すると「小さな作業場」という感じになります。「工房」なんていうしゃれた言いかたもありますね。
そのワークショップをアメリカの大学で、「小さく分けた講座」とか「小さな研究グループ」という意味に使い始めた人たちがいて、やがて流行語といえるほど広まっていったものが「行動を起こすために必要なワークショップ」というような使われ方です。
日本では、次のような意味で使われています。
・工房
・作業場兼ショールーム
↑従来からの意味
↓新しい意味
・講習会
・研究会
・体験型の学習教室やセミナー
・ミニ講演会
「新しい意味」のほうは、どちらかというと「みんなで作り上げる(だいたいは体験型)」というイメージを持たせてあるものが多いようです。ただし、単なる昔ながらの講習会をさしているような場合もあります。