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この表現方法は可能ですか?
「彼女が死んでから5年が経つ」はいろいろな表現がありますが、 Three years are passing after she died. という言い方は可能でしょうか。彼女が死んだ後、5年が経過しているところだ…と解釈し、OKかなと思ったものです。 よろしくご指導お願いします!
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こんにちは。7/22のご質問ではご丁寧なお返事を有難うございました。 ご質問: <Three years are passing after she died. という言い方は可能でしょうか。> 不可能です。既に、正しい英文例は紹介されていますので、ここでは、何故、この英文が不可能かをご説明します。 1.不可能の理由-1: (1)passの現在進行形の使用です。 (2)ここではpassは「時が過ぎ去る」という意味の自動詞として使われています。自動詞の進行形は、動詞によっては動作の進行の意味より、近未来を表す用法になる動詞があります。 例: Spring is coming. 「春が来ている」→「春はもうすぐだ」 (3)passも同じ用法で、この英文の主節は、自然に解釈すると、 「3年が過ぎつつある」(進行形) →「もうすぐ3年になる」(近未来) という近未来の訳になります。 (4)一方、after節の中の時制は過去形になっています。主節が近未来で、従属節が過去時制では、まったく意味をなしません。 (5)つまり、「(過去に)~してから、もうすぐX年たとうとしている」という過去の従属節+近未来の完了用法を使うのは、現在完了形では不可能だということです。 2.不可能の理由2:「副詞節の時制」 仮に、主節の現在進行形が、近未来ではなく、「過ぎ行く」という動作に主眼があると仮定します。それでも、下記の理由でこの文は不自然な文になります。 (1)現在進行形は、現在のある一点の時(あるいは現在の一定の持続期間)と、動作が同時進行している状態を表します。 (2)ここで、時を表す副詞は、after she died「彼女が死んだ後」という副詞節の形で表されています。が、「彼女が死んだ」のは過去の一点であって、現在の一時点ではありません。 (3)また、after she died「彼女が死んだ後」とは、現在に至るまでの漠然とした時の幅を示し、現在の「一時点」あるいは「一定の持続期間」をさす副詞節ではありません。 (4)従って、動作の現在進行形は、after+過去時制となっている、この副詞節と一緒には使えないのです。 (5)もし、ここの副詞節が、現在の一時点(あるいは現在の一定の持続期間)を表す副詞節なら、動作の現在進行形も使えます。 例: (1)現在の一時点: When he comes back, I'm always cooking. 「彼が帰宅する時は、私はいつも料理中だ」 (2)現在の一定の持続期間: While he is reading, I'm playing the piano . 「彼が読書している間、私はピアノを弾いている」 3.近未来を表す表現: (1)以上のように、現在進行形の使用も、after節の用法も、この和訳では不適となります。 (2)また、「もうすぐ3年になる」という近未来の主節を生かすなら、過去の起点を示唆する前置詞fromの使用も好ましくありません。未来を示唆する前置詞inを用いて、in a few months「あと数ヶ月で」といった副詞句が適切です。 例: Three years are passing in a few months. 「あと数ヶ月で3年が経とうとしている」 (3)それでは、「(過去に)~してから、もうすぐX年たとうとしている」という過去の従属節+近未来の完了表現では、一般には何が使われるかと言うと、未来完了形です。 例: Three year will have passed since she died 「彼女の死後、3年が経とうとしている」 Three year will have passed in a few months since she died 「あと数ヶ月で、彼女の死後、3年経つことになる」 以上ご参考までに。
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- Parismadam
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No.5です。タイプミスがあります。 不可能の理由1の(5)で 「(5)つまり、「(過去に)~してから、もうすぐX年たとうとしている」という過去の従属節+近未来の完了用法を使うのは、現在完了形では不可能だということです。」 という文の、「現在完了形」を→「現在進行形」に訂正して下さい。失礼しました。
- Shimo-py
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2通りにお答えします。 ________________________________________ 1)高校などで教えられる英文法(= 規範文法)の観点から。 経過時間を表す基本の言い方は、3通りあります。 ◆A: (経過時間) have passed since (起点). または ◆B: It has been (経過時間) since (起点). となります。起点は名詞、もしくはS+動詞の過去形で表します。 ご質問の文は、 Five years have passed since she died. It has been five years since she died. となります。 略式の表現で ◆C: It is (経過時間)since (起点). というのもありますが、これは文法的には正しくなく、お勧めしません。 また、この場合は「死んでいる」のを状態と捕らえて、 ◆D: S + (状態動詞の現在完了形) + since (起点). この場合だと、She has been dead for five years. とすることも可能です。この表現は、「結婚してから○○年」とか「ここに住んで○○年」のように、状態の継続として捉えることのできる内容に限られます。 もし、質問者が学校で英語を学んでいる立場であれば、このA~Dに習熟されることをお勧めします。 ________________________________________ 2)完了形を使わない表現について (ただし文法的に判断が難しいので、初学者にはお勧めしません。) 質問者のように、進行形を使う場合は、「5年が過ぎた」というより「5年が経とうとしている」というニュアンスになります。 この場合5年を1単位と見るなら単数扱いで、動詞には is を用います。 逆に、5年を時間の蓄積と見るなら複数扱いで、動詞には are を用います。 (1のAの場合では後者の用法しかなく、One year が主語でない限り、has ではなく have になります) また、pass という動詞の性質上、前置詞には after ではなく from を使います。 そこで、 ◆ Five years are passing from her death. (彼女の死から5年が過ぎようとしている) という英文ならば、OKです。 ________________________________________ 外国語学習のコツとしては、決まった型を完全駆使できるようになるまで習熟したほうがよいです。1をお勧めするのはそのためです。 ここで説明した2の内容は、初学者の英作文としては難しいグループに入ります。
お礼
日本語の感覚から早く脱しないと英語のニュアンスがつかめないことがよくわかりました。とてもよくわかりました。ご回答ありがとうございます!
- hearth
- ベストアンサー率0% (0/1)
スレ主さんの Three years(5 years) are passing after she died. Anastasiakさんの Five years have been passing after she died. 上記、双方とも間違いですよ。 BearCaveさんの文が正しいです。
お礼
ご回答ありがとうございます!やはり間違いなのですね。しかし、どうして間違いなのかわかりません。よろしければご指導ください!
- ANASTASIAK
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>という言い方は可能でしょうか。 そういう言い方はできません。 現在完了を使って、 Three years have been passing after she died. とします。
お礼
ご回答ありがとうございました!
- BearCave
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日本語で5年が英語で3年になってるのはタイプミスですね。 It has been five years since she died. もしくは Five years have passed since she died. となります。
お礼
タイプミスをしてしまい失礼しました。ご回答の表現方法の理解はできるのですが、進行形でも同様の表現ができそうだったので質問させていただきました。ご回答ありがとうございます!
お礼
二つの出来事が起きた時点についてしっかり捉えなくてはならないことを痛感しました。いろいろな時制が絡み合って文をなしているんですね。とてもよくわかりました。ご回答ありがとうございます!