No.6です。
お礼をいただき、ありがとうございます。
>なぜ人が死ぬと悲しいのでしょうか?
まず私が悲しくなる対象は親しい人間や、尊敬していた人間など、
自分形成に関わっていた人に限定されると思います。
>なぜ「会えなくなる」という認識が寂しく、悲しい思いの元になるのでしょうか?
悲しい思いの元は、様々な感情が絡みますが
5割は会えなくなるという認識=喪失感であるといえます。
何を喪失するかというと、「私という人間を作っていた環境」がなくなるという事実です。
そこに、「もっと故人にしてあげられたことがあったのでないか」という後悔の念や
故人との思い出(良いものや痛ましいもの)、故人のした思い(故人は苦しかっただろう、等)の予測が加わり、
そして「未来の私を作るはずだった環境」がないという不安感(孤独感)が加わることで、
複合されて「悲しい」という感情になります。
たとえば。
私は故人と会えば、触れ、話しをし、感じる。
故人と経験することで、故人は私という1生命体の人生での師となる。
私は幸せで、これからもその環境は続くと思い込む。
私と故人の成長は続くと思っていたのに(無論これは私の思い上がりです)
それが突然前触れもなく、なくなるのです。
自分が当たり前と感じていた自分の大切な核が消失する。
これは私という生命体にとって初めての経験ですので、
大変な衝撃で、様々な思いをして「悲しみ」ます。
しかしこれは1生命体の小さな思いでしかなく、
100年経てば地球上の全生命体は、現在と入れ替わっています。
ちなみに悲しむという概念と反して、インドの方は、親しい人が亡くなると喜ぶそうです。
悲しむという概念は、宗教差で片付けられるものなのかもしれませんね。
個人的な経験からで恐縮ではございましたが、
参考にしていただけると幸いです。
様々な回答で私もとても考えさせられました。
非常に面白い質問ありがとうございました。
お礼
再びの回答ありがとうございました。 参考になりました。