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光検出器の入射窓
フォトダイオードなどの光検出器には入射窓があり、そして 受光面(pn接合)があります。入射窓の厚さ及び材質はどのような ものがあるのでしょうか?なお、フォトダイオードの 検出対象は赤外線としてください。
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その波長では、光学ガラスの多くが良好な透過率を持つため、フォトダイオードの窓に使われる程度の厚み(1mm以下)では、吸収損失はあまり重要ではありません。損失は、ほぼ表面反射により決まってしまうため、材料や厚みではなく、反射防止膜の良否が重要になります。 なお、Siフォトダイオードは、長くても1.1um程度までしか感度がありません。0.7から1.5umがメインということであれば、InGaAsかGeあたりが選択肢となるでしょう。 窓材の透過率、フォトダイオードの波長感度については、浜松ホトニクスの技術資料『化合物光半導体受光素子 特性と使い方(赤外線検出素子)』が分かりやすいので、おすすめです。
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- TACOSS
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回答No.1
普通のフォトダイオード(Siですね)では分光学で言う赤外領域(波長≧2.5μmまたは2μm) は全く検出できませんね。Geでもせいぜい1.6μmまでの近赤外光しか検出できません。 このようなことはご承知で、いわゆる赤外領域の検出が多少なりとも可能なのが、一般的 なものはInAsフォトダイオードくらいしかないので、その検出波長域に見合う窓材という ご質問でしょうか?
補足
補足します。対象は0.7μm~1.5μm程度の近赤外光です。 この検出波長域に見合う窓材とその厚さという質問です。 なお、フォトダイオードの材料はSiを考えています。 よろしくお願いいたします。