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わかるの漢字は何故、分かる?

わかるの常用漢字は分かるとなっていますが、 理解するとか、判断できるの意味のわかるが、何故、分けると 同じ感じなのでしょうか? 常用漢字を定めた際に、何故、判るとか、解るの漢字を 使用しなかったのか、理解できません。 理由をご存知の方、いらっしゃいましたら、お教え下さい。

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  • trgovec
  • ベストアンサー率52% (2538/4879)
回答No.5

>常用漢字を定めた際に、何故、判るとか、解るの漢字を 使用しなかったのか 疑問点はここですよね。 現在の常用漢字の前に当用漢字があり、当用漢字の音訓が常用の音訓の基になっているようです。 本当の理由は当用漢字の音訓を決めた人に聞かないと分かりませんので、漢和辞典などからの推測になります。 「分」には「わける」「わかる」の訓があります。 「判」「解」のどちらも「訓読み(常用外含む)」に「わかる」はありません。しかし「意味」として説明の中に「わかる」という言葉はあります。これは「判断」「判明」「理解」などの熟語がある以上「わかる」という意味があるのは当然です。 参考にした辞典(新字源)はお固い辞典で新しい用法などは収録しない傾向があり、ある意味使いにくい辞書です。 ここからが推測ですが、日本では古くから「わかる」は「分かる」と書くことが多く、それゆえ当用漢字の訓を決める際に「分」を採用し、漢和辞典も「分」以外に「わかる」の訓を与えなかったのではないでしょうか。 自分の経験ですが「判る」「解る」「活かす」など当用(常用)訓以外の訓読みをわりと見かけるようになったのは数十年前からでそれほど古くないようです。少し前に「活かす」「生かす」に関する質問がありそこでも回答してのですが、このような常用訓以外の使用は「*文字と意味のギャップ」を埋めるために作家やコピーライターなど文字にこだわる人の使用から一般に広まっていったのではないかと推測します。 (*文字と意味のギャップ…例えば「分」は「分割する」というイメージがあり「理解する」という意味とギャップが感じられる、「生」の「生きる・命」というイメージは「いかす(役立てる・活用する)」と開きがあるなど) こういう新鮮な用法は魅力があり一般に広まりやすいものです。かな漢字変換はこれをいち早く取り入れ何回も変換キーを押さなくても変換してくれます。 「実際使われるんだから常用訓にどんどん取り入れてほしい」という意見は当然と思います。しかし一方あまり音訓を増やすと多くなりすぎたり却って使い分けに迷うこともあるので制限をかけるという考えも一理あります。 今は後者の考え方を取っていて実際公用文での訓読みの使い方は制限を受けます。 以上のように推測しますがいかがでしょうか。もちろん一つの漢和辞典だけを参考にしたり、実際に膨大な文献を当たらずに結論が出るものではありませんが。

wahine30
質問者

お礼

>文字と意味のギャップ…例えば「分」は「分割する」というイメージがあり「理解する」という意味とギャップが感じられる そうなんですよね。分別の意味があるので、分かると言われても、 どうしても分は分ける方のイメージが強いので。 常用漢字はたったの1945字だそうですから、まあ、すべてのシチュエーションに対応できる筈はないのですが。 色々、詳しく説明して下さって、ありがとうございました。

その他の回答 (4)

  • Riccota
  • ベストアンサー率46% (116/248)
回答No.4

古語の、カ行四段活用動詞「わく(分く、別く)」は、分別し判断することを示し、わかるということを表すようになったようです。 その後、「分ける」という意味には下二段活用が使われるようになったようです。 新古今集の頃(12世紀)にもまだ四段活用で「別れる」という意味をもっていたようなので、鎌倉以降あたりから徐々に「分く」1.四段(今の五段活用「分かる」、2.上二段(今の下一段「分ける」)と別れて言ったのではないかと思います。 もともと「分」に、「わかる」の意味があり、時代的にも地域的にも流布していたから、常用漢字を定めたときに、そのまま使用したのではないでしょうか。

wahine30
質問者

お礼

わかりやすく説明して下さって、ありがとうございました。

  • Lupin888
  • ベストアンサー率25% (4/16)
回答No.3

普段何気なく使っているので, この質問を見て,考え込んでしまいました. イメージでしか使い分けてなかったですが, ネット上でこんな意見を見つけました. 参考にしてみてください. 大学の先生が書いているみたいなので多少は信用できますが, あくまで意見として読んだほうがよさそうです. 読み終えても「分かったような,解らないような,わかったような・・・」 言葉って,奥が深いですね. 「言葉の散策 14:分・解・判・弁・別・わかる」      (ページの真ん中あたりにあります.)

参考URL:
http://www.kitasato-u.ac.jp/daigaku/noui/noui_no25.html
wahine30
質問者

お礼

URLありがとうございました。 おっしゃる様に、わたしも読んでみて、 「分かったような,解らないような,わかったような・・・」(笑)。

回答No.2

人間の脳は本来一つの物を知恵という刃物で切り刻んでそれぞれに名前を付けなければ認識できません。 「わかる」と言う言葉は「わける」と言う言葉から来ているようです。

wahine30
質問者

お礼

う~ん、こちらも言われてみれば、納得。 回答ありがとうございました。

回答No.1

分別があるというように、物事を区別することができることを「わかる」と言うことだからじゃないですかねぇ。

wahine30
質問者

お礼

なるほど。考えてもみませんでした。 回答ありがとうございました。

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