ナッツ類(ピーナッツ・カシューナッツ等)に含まれている「オレイン酸」は血液中の悪玉コレステロールを減らして、動脈硬化や心臓病、高血圧を予防する不飽和脂肪酸です。胃酸の分泌をコントロールして胃酸過多や胃潰瘍を防ぎ、便秘の予防や解消、放射線の害を防ぐなどの効果も認められているとの事です。また、コレステロールを減らす効果が高い事から、コレステロール系の胆石などにも有効だそうです。
また、ナッツ類は、カルシウム・マグネシウム・カリウム・鉄・リン・亜鉛・ビタミンB1・ビタミンEなども豊富に含みます。
腸内の善玉菌・ビフィズス菌をふやすオリゴ糖、整腸作用を持つ食物繊維、血流を促進するアルギン酸も多いとの事です。
しかし、たとえば「落花生の炒った状態の栄養分」と「ご飯(精白米)の栄養分」、それぞれ100g当たりのカロリー量、タンパク質量を比較しますと、
*落花生
カロリー・・・585kcal
タンパク・・・26.5g
*ご飯
カロリー・・・168kcal
タンパク・・・2.5g
となっています。
これだけの成分量を見ても、糖尿病の方にとっては、カロリーが問題になると思いますし、腎臓病の方にとっては、タンパク量が問題になると思います。
どのような食品も同様と考えますが、たとえ栄養価が高く体に良い食品であるといっても、適量というのがあると思います。食べ過ぎる事は、体にとって良くない事だと思います。
1日に摂取する食事の中での、さまざまな食品の中の1つと考え、他の食品の栄養分、栄養量とのバランスを考えて摂取する事が大切であると思います。そして適量を摂取する事により、人間の体にとっての良い効果を得られるのだと考えます。
また、「体に良い食品」「体に良い栄養分を含んだ食品」と言っても、必ずしも誰にでも良いとは限りません。あくまでも、「健常者にとって、適量を摂取した場合には良いであろう食品」と考える必要があると思います。
健常者にとっては良い食品・栄養素であっても、なんらかの病気を持っている患者さんにとっては、毒になる事もあると思いますので・・・。
お礼
詳しく教えていただき有難う御座いました。