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校則の厳しさと非行の関連性
一般的には、非行に走らないように、校則ができ、今に至っていると考えられます。 しかし、本当に校則が厳しいと、非行に走る生徒は少なくなるのでしょうか? もし校則と非行に関連性があまりないようなら、 厳しい校則はいらなくなると考えられます。 校則が厳しくなった時期から、非行が減ったとか、 校則の厳しい学校は非行する生徒が少ない等のデータ、グラフ等ございましたら、教えてください。 よろしくお願いします。
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残念ながら、データ化したものは見たことがないのですが、経験的にはある程度のことが言えるように思います。 それは「校則が厳しいと、非行に走る生徒は少なくなる」とは一概には言えない、ということです。 むしろ、見通しなく校則を厳しくしたために、かえって「非行生徒」が増えてしまったという事例はたくさんあるようです。 その原因の分析は難しいのですが、個人的には次のような予想をしています。 (1)不合理な校則が多いので、賢い生徒(リーダー候補)が学校不信になる。 (2)生徒に納得させられない校則が多いので、教師集団が一枚岩になれない。 (3)校則を徹底することでストレスをためた生徒を大量生産する。 (4)校則の徹底は先生がいるときといないときで態度を変える生徒を作る結果になる。 (5)校則に頼るあまり、生徒の自治能力を育てられない。 (6)校則に従えない生徒を排除するようになり、校外での無軌道な行為に拍車がかかる。 基本的に、「厳しい校則」は不要と思います。 必要なものは、生徒がお互いを尊重する合理的なルールなのだと思うのです。
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- aguacate
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ちょっと違いはあるかもしれませんが、 生活を守るために法律があるのと同じで、 児童生徒の学校生活を守るために、校則がある、と考えると、 校則とは、決して、児童生徒の生活を窮屈にするものであっては いけないと思います。 窮屈になると、当然反発が生じてきます。 独裁的な言論統制をする国が崩壊してきた歴史的背景からも 締め付けは、結果的にはいい方向へはいきませんね。 結局は、そこで生活をしている人たちのモラルでしょうね。 ただ、厳しさのない社会も、逆にいい方向へは行かないでしょう。
- hukuponlog
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校則が厳しければ非行は減りますよ。データはありませんが、経験則からこれは確実です。事実として、校則の厳しい私学ほど、「荒れ」は少ないですから。ただし、校則とは一種の法律ですから、それに反したときの罰則規定の厳しさがあるかどうかが、分かれ目です。いくら事細かに校則を決めても、罰則に厳しさが無ければ守られません。 私学でそれが出来る理由は、最高刑として、退学処分があるからです。公立中学では、これができませんから、校則を厳しくしてもなかなか非行が収まらないのです。高校の場合も、公立で退学処分というのは、よほどの行為でも(校則違反ではなく犯罪行為でも、万引き程度では)ありません。 ただし、質問者さんの認識は反対で、公立中学では、「非行が激しくなったから、校則を厳しくした」(非行が先、校則はその後)というのが歴史的な事実です。 「予防措置」としての「校則の厳罰化」、つまり特に非行の事実がないけれど校則を厳しくした、のは、むしろ私学の方です。これは経営上の理由もあるのだろうと思います 飲酒運転の事故死が減った理由と同じです。(法律ではなく)罰則が厳しければ、違反者は減ります。ただし、それが教育的かどうか、という議論はまた別の問題です。
- yosimako
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順調に、個々が生き生きと活動している傾向の強い学校には、校則の意義はあまりありません。みんな前向きの姿勢で、勉強や部活等、活躍も望めます。しかし、学校が荒れてくると、校則を盾にして守らせようと指導する機会が増えてきます。つまり、学校が荒れてくると校則が増えたり、強化される傾向があります。社会も同じで、みんなにモラルが広がっている場合は、犯罪も少ないでしょう。しかし、社会のモラルが低下し、犯罪や脱法行為が増えてくると、法律や取り締まりも厳しくなるでしょう。
- kadakun1
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おっしゃるように、校則が厳しい学校が非行に走る生徒が少ないかは、断言できないでしょう。 しかしながら、非行に走る生徒が多くなると必然的に校則が厳しくなる傾向にあると思います。 それによって、減ったように見えるのも事実です。 つまり、なんらかの関連性はあると言うことになります。ただ、その結果が出るのは数年先でしょう。 厳しい校則がいらないかは別でしょうね。 生徒としては厳しい校則の学校には行きたくないでしょうが、親としては多少厳しい方が良いと望むと思います。 いつも校則を守るような生徒なら厳しいだろうが関係ないですから、そこへ行くかも知れません。 中学なら別ですが、高校は自分である程度選べます。校則が嫌なら行かなければ良いんです。守れない人はw そうすると、どんどん守れない人が行かなくなり、守れる人の比率が多くなるので、非行も減る・・・と言うわけです。 まあ中にはこんな事まで・・・という学校もありますが、それには理由があるのでしょう。
校則の厳しさを数値化するのは不可能では? 厳しいと感じるかどうかは、個人の主観です。また非行に走るということが、どこからどこまでなのか、ということです。 ちなみに校則は、非行に走るためではなく、社会はルールの上に成り立っているということを予行演習するためのものであるというのが私の考えです。 社会に出てからの法律や就業規則の方がよほど厳しい。生活に直結しますから、死活問題ですからね。