- ベストアンサー
弁護士の将来性
弁護士人口の増加で弁護士になってもこれからはアメリカみたいにタクシーの運ちゃんをやらないといけないということを聞いたのですが・誰かそういう予測を立てている学者なり専門家はいるのですか?弁護士の平均年収は、ある予備校では1500万前後、一般に市販されている本でも3000万前後(しかも弁護士会調べかなんかになっていた気がします)。ロースクールの登場で弁護士人口が増えた場合、1人あたりの年収は当然減ると思いますが、それほどまでに落ちてしまうのでしょうか?また、実際のところ弁護士の年収はどれくらいなんですか?別にお金に執着しているわけではないのですが、気になるところです。法曹関係の方がいらしたらご意見を聞かせてください。
- みんなの回答 (2)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
企業の顧問弁護士になるなどして、安定した収入を目的に自説を曲げることも厭わないなら、それなりに稼げると思います。自説を曲げるというより、クライアントの主張を100%尊重するということですね。黒を「白です」と言わなくてはいけない場面は必ず出てくる。それを自分の信念と並立できるなら稼げます。 逆にいわゆる「市民派」と言われるような人は稼げないでしょう。困っている人に対し、法の下の平等を指示するという考えがあるのなら、時に手弁当状態で弁護活動をする必要が出てきます。正義を貫くという信念が優先されるわけですから、間違いなく収入にはつながらないでしょう。 もうひとつ、大都市圏では今後弁護士の格差がより一層拡大するものと思われます。腕の良いというか、企業としては強引な法定戦略を取り、確実に勝訴に持ち込める弁護士(法律事務所)を選ぶようになるので、必然的に「勝てる人のみが生き残る」といった状態になっていくはずです。弁護士=腕の良い傭兵論を支持する企業は多い。こうなると法定戦術に欠ける人は自然に淘汰されていくのではないでしょうか。民事の場合、ある意味では「言ったもの勝ち」な風潮も根強いですし、最終的には押しが強い人が勝つ。 もうひとつのパターンとして、生き残りと総取りを地方に求めるというのもアリでしょう。 無医村があるように、弁護士がやたらと少ない地方は多い。こうしたところでは丸一日、同じ人が何件もの裁判を行うという、笑えない話もあります。裁判官も弁護士も全部一緒。違うのは依頼人だけという状態。 こうした地域に食い込むことができれば、一件あたりの依頼金額は微々たるものかもしれませんが、ライバルは少ないので確実に稼げます。まあ、本当は「稼ぐ」なんて言葉はいけないのでしょうが、これも商売ですから仕方ないでしょう。
その他の回答 (1)
- Bokkemon
- ベストアンサー率52% (403/765)
弁護士法第30条第3項(兼職及び営業等の制限)に「弁護士は、所属弁護士会の許可を受けなければ、営利を目的とする業務を営み、若しくはこれを営む者の使用人となり、又は営利を目的とする法人の業務執行社員、取締役若しくは使用人となることができない。」と定められていますが、大手企業では「企業内弁護士」として専門職扱いで弁護士資格を持っている人を雇っている場合があります。中には「執行役員」待遇で迎えるところもあるようです。 この場合は収入は安定しますが、「多様な事件を扱って能力を高める機会」は自ずと制約されますが・・・・。