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温暖化にまつわる官僚の嘘について
お世話になります。いま地球温暖化が話題になっていますが、官公庁の温室効果ガスの説明を見ますと、ほとんどといっていいほど、水蒸気が温室効果ガスであるという説明が見当たりませんでした。私の見た限りですが以下に示します。 http://www.eic.or.jp/ecoterm/?act=view&serial=3221 http://www.eic.or.jp/library/ecolife/knowledge/earth02a.html EICネット 国立環境研究所 http://www.jaero.or.jp/data/education/worksheet/pdf/ondanka-sikumi/c.pdf 地球の温暖化 日本原子力文化振興財団 http://www.eccj.or.jp/summary/warm.html ECCJ(財団法人・省エネルギーセンター) http://www.env.go.jp/earth/ondanka/stop2004/pamph05-07.pdf STOP THE 温暖化 環境省 2004 http://eco.goo.ne.jp/word/issue/S00180.html 環境goo 温室効果ガス とは 確かに、「人為的な」温室効果ガスとして二酸化炭素は重要です。しかし、「人為的な」という枕詞がない場合は明らかに嘘の説明になってしまうのではとも思いました。また、主要な温室効果ガスは水蒸気ですので、それを伏せて説明すると少し誤解を受けるかなと思いました。 そこで、質問したいと思います。なぜ、官公庁の温室効果ガスの説明には「水蒸気」が明記されていないのでしょうか?どの官公庁も一言も水蒸気に触れていないのは何かマニュアルでもあるのでしょうか?どなたか詳しい経緯をご存知の方がいれば、よろしくお願いします。 (削除処分されたNo.3044655で回答してくれた人、ありがとうございます。削除理由がよくわらなかったのですが、たぶん議論は駄目ということなんですかね。せっかく回答してくれた人、失礼しました。)
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>日本の教育体系は有機的な結びつきや明確な目的意識に欠けており、これではモチベーションも沸かない。そして、知識はあっても、それが使いこなせなければ意味がありません。偏差値優等生は役人としては申し分ない。 同感です。偏差値優等生の「お勉強ちゃん」は、努力家で根性もあるわけですから、言われたことを丁寧に真面目に取り組む歯車としては申し分ないでしょう。しかしもはや時代錯誤、企業でも歯車タイプの必要性は減少しています。もちろん丁寧で正確にこなせることが第一条件である所には必要なタイプですが。 >水蒸気の測定が難しいからといって温室効果ガスに含めないのは本末転倒です。水蒸気が温室効果ガスの主成分なのだから、なおさら観測に力を入れなければ残りの微量成分の影響など区別できるわけもありません。 しかし、全体の何%を温室効果に貢献しているかが、計算できないわけです。よくある温室効果に貢献する円グラフには、水蒸気が記載されているものを見たことがありません。これは観測技術の問題ではありません。仮に世界中の各地の年間平均湿度のさらに平均を見ようとなっても、遥か上空までの湿度をどうやって計測するのでしょう?地球全体のIRスペクトルでもとるわけにもいきません。 これまで長くなりましたが、私が伝えたいことを端的に言うと、 (1)水蒸気は温室効果ガスですが地球温暖化に貢献しているとは言い難い。 (2)オゾンだって温室効果ガスではあるが地球温暖化に貢献はしていない。これも公的機関は明記しなければならないと思いますか? (3)真実かどうか疑いのある部分まであたかも真実かのように語る必要はない。それこそ嘘、誇大妄想で読者を混乱させてしまうものです。 (4)詳細を記す度合いと多くの人に認知してもらう度合いは反比例する。これは著者として認識して、対象を考え、小中高生にもわかるようにか、ユーザー向けなのか、プロ向けなのか考えるのが当然だと思います。 質問者様はきっと私などよりも遥かに環境問題に熱心に取り組み活動していらっしゃることと思い敬意を表します。だからこそこのような疑問を持たれたことと思います。しかし、この問題は伝えたい側と知りたい側のマッチングがうまくいっていません。もっと浅くとも広くというところから認知してもらわなければ解決方法がわかっていても解決できないという状況に陥る可能性も十分にあると思います。 日本は環境問題への取り組みは悪くないと思います。これは様々な国の外国人や海外に馴染み深い日本人の友人との話でそう感じましたし、環境分野の論文数も日本のものは比較的多く感じましたよ。 「水蒸気が明記されていないことは何かのマニュアルでもあるのですか?」という、質問者様の疑問は、当たっている気もします。上述のようなことを官公庁のお偉いさんが考え、マニュアル化したのかもしれません。
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- ken-ou
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要するに、気候変動・異常気象・海面上昇等の原因は 地球温暖化防止に協力しないでいた、あなた達のせいであって、 政治や、科学者のせいではないのだから、あきらめて、おとなしく しなさいと、今から教え込んでおこうと言うための、宣伝資料なので、 内容などは、どうでも良いのです。
お礼
「あきらめて、おとなしくしなさい」というよりは、ハーメルンの笛吹きに麻痺したねずみのように「バスに乗り遅れるな」とのメッセージを私は感じますね。 統制経済は官僚を肥大化させます。さらに、肥大化した官僚組織は、自分からは二度と縮小に向かうことはできません(パーキンソンの法則)。統制経済が強まれば、市場の力は失われていくことになるでしょう。統制経済の末路はソ連と同じく、国富を使い果たし、膨大な負債とともに国を傾けさせることになるでしょう。 役人はマーケットに権限を委譲することはありません。役人は国のためという目的を忘れ、統制、規制、そのものが目的化してしまいます。官僚の無責任体制に対して、いつまでも国民が気づかないようでは踊る阿呆のままでございます。 マインド・コントロールされた人間は精神異常者よりも狂的に振舞うといわれています。これは急性アノミーと同じ症状ですね。オウムや連合赤軍のように、現世否定にかぶれた人は彼らと同じ道を後一歩で踏み出すことになると思います。そのような危機感を感じさせるコメントありがとうございました。
- ken-ou
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§2.温暖化防止活動の理論構造の検討 http://env01.cool.ne.jp/ss02/ss023/ss0234/ss02342.htm もう水蒸気でも二酸化炭素でもどうでも良いのでは・・・ 異変による社会崩壊を起こさせない政治、教育が必要なのでは・・・ 人類オワタ\(^-^)/バンザーイ、/( )\モヒトツ、\(^o^)/バンザーイ '03年11/5~11/13,ロシア政府機関紙イズベスチャは重大情報を報道した 1年前にオランダ人の天文物理学者ピルス・ヴァン・デル・メ-エル博士が発表した情報によれば 「最近数年間に太陽内部の温度は華氏で2700万度から4900万度へ上昇した 最近11年間のその温度上昇過程は,1604年の超新星の爆発が示した様な 超新星の爆発前に起こる変化と大変似ている これを証明しているのは,NASAのSOHOによる太陽の巨大なフレアの写真である 太陽の内部温度がこれ迄と同じテンポで上昇すれば,この過程は間もなく不可逆的になって,太陽は約6年後に爆発する」 この記事は1年前にGrani.ruが発表していたが イズベスチャが1年間それを転載する事を握り潰していた事が,このほど明るみに出た 現に日米では今だにマルメディアの編集当局が握り潰している またイズベスチャがロシアの天文物理学者らに取材して,メ-エル氏の情報の裏づけを取って 正しいと判断したから発表したものとも考えられる 握り潰しが明るみに出たのは,複数のロシア人が 「1年前にこの記事をGrani.ruで読んで驚いた.だから太陽の爆発は5年後である.Izvestiaは爆発時期を訂正した方がよい」 と,批判を発表したからである 元の記事 http://www.atheism.ru/science/science.phtml?id=661 人類オワタ\(^-^)/バンザーイ、/( )\モヒトツ、\(^o^)/バンザーイ 47 :名無しSUN:2007/06/10(日) 13:45:55 ID:1Vj/y+Fn 最期ぐらいは,人類皆仲良くその瞬間を温かい気持ちで迎えたいっすね。 1998年から2012年までの間に水没、及び大陸が浮かび上がるような大変動が起きると予言し、 マヤ歴では2012年の12月23日にこの世が終わると記されています。 2000年からは至福1000年(ミレニアム)とキリスト教では言われています。 聖書では、キリストが生まれ、再び地上に降臨してから1000年キリストが支配し、 次の1000年でサタンとの最終戦争が行われ、善が勝利したのちに「最後の審判」が行われ、 その後「至福千年」が訪れる このようにほとんどの世に言われる予言というもので、この1998年から、2013年までの間に、 地球的な規模で大きな変化が訪れると表現されています。 予言と言われる類のものから、サイクル論など、周期的に訪れるサイクルとしても、この2000年は、 様々な事柄が重なり合った転換期なのです。 占星術の世界でも、2008年~12年はかなりの変化が予想されています。 次のような記事が12月26日付けで、インドのIndia Daily紙のサイトに掲載されている。ここでは、この記事の内容を紹介しようと思う。 Remote viewing Tibetan monks see Extra Terrestrial powers saving the World from destroying itself in 2012 (遠隔透視能力を持つチベットの坊さんたちによると、地球外の知的生命体が2012年に世界を破滅から救う) インドから中国領チベットを訪れた旅行者は、遠隔透視能力を持つという坊さんたちから、世界は自滅に向かいつつあると聞かされた。だが、世界は自滅を免れるのだという。 今後、2012年にかけて、世界各地で宗教戦争、すなわちテロ攻撃と侵略戦争の応酬が続く。2010年前後には、世界の政治情勢に決定的な何かが起こり、大国間の衝突が激化する。 2010年から2012年の間に世界は2つに分かれ、最後の審判の日に向かって突き進む。政治的解決も多少は図られるが、ほとんど和平への進展は見られない。 そして2012年、世界は最終核戦争に突入する。だが、そのとき世界を破滅から救う未知の力が現れるのだと坊さんたちは言う。
お礼
むかしノストラダムス、いま細木数子という言葉があります。古代ユダヤの予言者から、近代のマルクスまで、終末論的な世界観を持った人はいつの時代にもいるものですね。スピリチュアルなコメントありがとうございました。
- rio2
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No.14です。 >騙しているというよりは馬鹿にしているの方が近いかもしれません。隠しているなどとは思っていませんが、もう少しマシな説明があるだろうぐらいは感じていますがね。せめて、Wikipediaなみにとかね。 今の質問者様の考えでは官僚の嘘ではないのですね? 馬鹿にしているわけでもないと思います。 例えば、医薬品や医療機器をお医者さんに売る際、商品の詳しすぎる説明書きはNGなわけです。なぜなら読まないからです。詳しく書けば書くほど、相手は読まず、書き手の最も伝えたいことが伝わらないのです。質問者様やここに書き込みなさる方々は、少なからず地球温暖化問題に興味をもっているからもっと詳細があってもいいものを、と考えるかもしれません。しかし、ほどんどの方は興味がないことならば、詳細があればあるほど離れてゆくものだと思います。 それから、Wikipediaは私も好きで、日英両方よく見ていますが、必ずしも真実を記しているとはいえない部分が多々あります。著者は知的興味で詳細を書き、興味で調べる人を対象にしているわけですから、多くの人にこの問題を考えていただきたいという配慮は無縁の世界ですし、一緒にすべきではないと思います。 それに「水蒸気が温室効果ガスであることを隠すあるいはウソつくこと」にどのような立場で考えてもなんのメリットも感じられません。 >官僚どうこうは余り問題と思っていませんが、国立環境研究所のように理系の研究所ぐらいは、もう少しまともな説明ができてもいい気がするのになとは感じています。(官僚にしても「ごくごく一部の低級官僚」との訂正の断り書きがコメントにあるのはご存知かしら。) 私は多くの地方研究所や旧国営の研究所を知っていますが、確かにこれはどうなんだろう?と首をひねる習慣は比較的多いと思います。研究所にミドルマン的存在やプロフェッショナルな広報は見たことがありません。質問者様が仰られるように、この点には、問題があると思います。 >英語圏の温室効果ガスの説明とか見たことありますかね。その説明を見てrio2さんは混乱しましたか。無意味だとお感じになられたのかしらん。普通は、日本との差をすごい感じて疑問が沸き起こってくるはずだと思いますよ。 う~ん、正直混乱しました。英語なんだもの。。。しかし、確かに温室効果ガスとして水蒸気の記述はありました。世界でダントツに地球温暖化に貢献しているアメリカのページです。疑問は起こります。水蒸気は各地域、時間、気候で全く異なるので、一概に測定できないために、温室効果ガスとして含まないことが多いとも書いてありました。そして、水蒸気が増えれば雲も雨も多くなって地上に降り、その循環が早くなるというものもありますね。これが極論かどうかは判断しがたいですが、一見納得のできる内容です。 別に英語圏の内容がスバラシイとは思いません。真実かどうか疑いのある部分まであたかも真実かのように語る必要はなく、先に述べたように、詳細を記す度合いと多くの人に認知してもらう度合いは反比例するからです。 真実にこだわるのであれば、対流・成層圏のオゾンも強力な温室効果です。しかし、当然のことながらそこを指摘する人はいません。質問者様の意見を汲めば、このことも真実なので記述しなければならないような感じがします。しかし、 水蒸気は結果なのであって、原因ではないと言えます。確かに水蒸気が温室効果を持つことは当然ですが、温暖化のトリガーにはならなかったはずです。 >このままでは日本の理科教育はやばいぞって、痛切に感じているところなのです。 日本の理科教育、それは私も危惧している部分があります。アメリカ化学会(ACS)で発行している"Chemistry in Context"という私の好きな教科書があるのですが、これは従来の教科書とは異なり、各章が、「地球温暖化」「オゾン層」「水」「医薬品」「プラスチック」「遺伝」などと身近な話題12章で構成されており、例えば地球温暖化の章で、その原因を考える上で、赤外スペクトル、オクテット則、極性などを学ぶというものです。とてもおもしろく、より多くの方が化学を好きになれそうなものです。日本の教育は、逆ですね。何に使えるかわからないまま、周期表を暗記し、人名有機反応を暗記、よくわからないけど分光光度計で測ってみる…これらは逆で、何のためにを説明して、学ぶべきでは?と考えています。 このような状態ですから、中高生が、いやたまには大学生ですら、「何の為に勉強をやっているのか」「何の為になるの?」「一流大学へ言って国家公務員になるため」とか言うのもムリないですよね。 話がずれましたが、日本の理科教育はヤバイと思います。7~8年ほど前、中学高校理科の内容が一新しましたね。それまで、国民の理科の点数が最も悪かったので、易しくなったのです。このとき、時代に乗って環境問題やバイオテクノロジーが教科書に取り上げられたのですが、反して考えさせる問題というのが非常に減りました。 官僚が、読み手のことを考慮するならば、興味があってよく調査したい、準専門家のような人ではなく、なるべく多くのできればそれまで興味を示さなかった人たち、あるいは調査能力がまだ低い中高生といった方々を対象にして、わかりやすさを基準に作るべきだと思います。興味があれば専門書でも論文でも読めますから。 それにしては、逆に年金問題など直接お金に関る問題はわざわざわかりにくくさせる感に満ちていますが。
お礼
誤った認識から正しい行いを導き出すことは至難の業です。例えば、たった0.04%程度の二酸化炭素が地球の凍結を防いでいると勘違いしている中学生・高校生も少なからずいると思います。また将来に悲観してアノミー状態に陥り、刹那的な生き方しかできなくなってしまう子も中には出てきているかもしれません。フラワームーブメント時のヒッピー程度ならまだしも、終末論的な世界観にとりつかれ現世否定に突き進んでしまったオウムや連合赤軍の二の舞にだけはしたくはないですね。 仰るとおり、日本の教育体系は有機的な結びつきや明確な目的意識に欠けており、これではモチベーションも沸かない。そして、知識はあっても、それが使いこなせなければ意味がありません。偏差値優等生は役人としては申し分ない。しかし、「役人は最悪の政治家である」とマックス・ウェーバーなどは言ってましたかね。 しかし、それよりもアノミー状態が蔓延し、地域社会や故郷に何の愛着ももてなければ、頭脳流出は加速されるだけだと思います。お隣の韓国などはいい例でしょう。これを反面教師として日本はそうなって欲しくはありませんね。 水蒸気の測定が難しいからといって温室効果ガスに含めないのは本末転倒です。水蒸気が温室効果ガスの主成分なのだから、なおさら観測に力を入れなければ残りの微量成分の影響など区別できるわけもありません。確かにIPCCの報告書を読むと次のように書いてはありますがね。『Water vapour is a key climate variable.…Water vapour is also the most important gaseous source of infrared opacity in the atmosphere』『Additional information on water vapour can be obtained from satellite observations and reanalysis products.… where radiosonde observations are scarce, and in the upper troposphere, where radiosonde sensors are often unreliable.』http://ipcc-wg1.ucar.edu/wg1/Report/AR4WG1_Pub_Ch03.pdf
- aburakuni
- ベストアンサー率30% (470/1562)
前にも書きましたが「水蒸気発生を抑えるべき」という方向性であれば、原発・燃料電池は没になるでしょう。 環境問題で「実際には違うが、判り易いように省略」というのは多々ある事で、石油業界が硫黄分を500・50・10ppmと急激に減らしていったのもその類です。 現在の10ppm以下というのは世界的に最も進んだもので、業界は環境保全に貢献していると胸を張っています。 しかし、例えば東京都の大気中の硫黄分では、500ppmの時点で三宅島等の周辺火山由来のものが、排気ガスから来るものを上回っていました。 50ppmへの削減は、石原都知事が黒煙煤をかざしてのパーフォーマンスで、独自の条例で黒煙排出を制限するところから始まりました。 その黒煙排出については燃料油中の硫黄分は実際には殆ど関係していなかったのですが、黒煙を除去する装置(DPF)内の触媒に硫黄分が悪影響を与えるという理由で、軽油の硫黄分を50ppm以下にする必要があった訳です。 当時はその趣旨を書いたポスター等を掲示したのですが、一般的には「硫黄分を減らして、排気ガスがキレイになった」という受け取り方になってしまいました。 従って本当を言えば、その後のガソリン・軽油・灯油の硫黄分10ppm以下の実施は、環境に良いという意味は殆どなかったのですが、硫黄分低減が難しい相手を困らせたいという石油製造者間の政治的駆け引きがあって、言われもしないのに硫黄分の低減化が実現しています。 テレビコマーシャルで言われていた「環境ハイオク」という宣伝にはそう言った裏があります。 何れにせよ質問についての答えは、「『人為的』の言葉も、既に全体としての取捨選択されているので、説明を省かれている」でしょう。 なぜ、取捨選択したかという判断をさらに問うのであれば、それは回答者を「政府広報関係者」に限定してしなおされるのが筋と思います。
お礼
水蒸気発生を抑えるべきなどの「温暖化対策」についてではなく、あくまで「まともな」温室効果ガスの説明がなぜないのかという質問であります。「ベキ論」は、それこそ社会科学や自然科学などを総動員しなければなかなか答えが見つからない難問だと思います。 そもそも不確定な未来予想に基づき、排出権取引といった統制経済あるいは計画経済のようなことをやろうとしているのですから、社会主義へと世界をまた後退させる気かと警戒するのが人情というものでしょう。みなさんがマルクス主義者であるというのならば、私も納得できますが。 ハイエクが「計画主義(constructivism)」の誤謬を指摘し、ポパーが「歴史法則主義の貧困(The Poverty of Historicism)」を明らかにしましたが、それらの警告を無視して、また同じ過ちを繰り返そうとしていることに対しては、戦前の革新官僚からつづくロトン・ビューロクラシーに対して非難のひとつも言いたくもなります。 日本が全体主義国家なら私は文句などひとことも言いませんが、「金盾」のような情報統制をしているどこぞの国とは違うと思っているからこそ、この違和感を解消したく質問したのですが、いつのまにか一般意思が形成されたかのような風潮ができており、唖然としています。これも「人為」のなせる業でしょうか。
- aburakuni
- ベストアンサー率30% (470/1562)
10年前とは京都会議の直前で、環境問題への入り口として各論の取捨選択が行われている時で、政府としても独自の対応策(二酸化炭素とフロン削減)を定めその説明を行っています。 HP等は削除されてしまっていますが、環境省のHP等には審議会議事録なるものがあり、当時行われた論議や資料が入っていますので、お時間があるようですからお調べ下さい。 またネット漁りがお好きなようなので、「温暖化 水蒸気 政府」で検索してみたら添付のような記載が何個か見受けられました。異論と言うのは異端と言う意味ではなく、物理的問題だけを言っている訳でもありません。実務上取捨選択されたと言う事が、質問の答えであり、その取捨選択自体を問うのであれば、実行者である官僚に聞くしかないと言っているだけです。 温暖化ガスの問題に関しては、当時から「出来る事は何か」を考えて真面目な取り組みが行われており、油田でメタンを生放出せず燃やして二酸化炭素にしているのも温暖化寄与率を下げる為です。私自身は専門家といっても実務者であり、ブレークスルー的な発明に関わるわけではなく(そういった話の持込はあるが)、二酸化炭素削減を政治的意図から遅らせようとしている勢力と戦っている日常です(飽くまで主観的ではありますが)。 そう言った中で、別の選択肢を示せないまま、自己顕示欲から「議論の為の議論」をしようとする学者先生達は、結果的に抵抗勢力側に組しているだけと言うのが個人的感想です。 もっとも二酸化炭素削減が悪い事で止めるべきだとか、もっと有効な温暖化対策があると言う論議であれば別ですが・・・。
お礼
温暖化対策の是非はやらない方がいいと思いましたが、少しは説明しといた方がいいみたいですね。私はエコや省エネは大いに結構だと思いますが、原発の管理があまり厳重にできそうもない国にまで原発の建設を勧める気には余りなりません。本気で温暖化対策をするなら、LCA的にも問題のある次世代自動車の開発といった目先の利益を追うのではなく、究極的には脱車社会を目指すべきでしょう。アメリカでは自動車会社が鉄道網を根絶やしにしてしまいましたから( ttp://www.himekuri.net/d64/raika/20046/1.html )、公共交通機関は絶望的ですが、日本も似たり寄ったりな感じだと思います。 原発によるCO2削減効果は一基で0.4から0.55%もあるため、京都議定書を守るためにはさらなる増設が必要とされています。サミットでは原発を柱とした温暖化対策が日米で提案されることになるようです。日米原子力共同行動計画もありますしね。日本は日立、東芝、三菱重工を中心として世界中で原発を売り込んでいます。ウラン価格の上昇に伴い一刻も早い高速増殖炉の建設も望まれております。核燃料再処理については日米計画に仏中ロで合流する動きもあり、日ロ原子力協定の協議やウラン濃縮をロシアに委託するという話もあるようです。 一方で、日本の場合は地震大国ということもあり、地熱エネルギーには世界的にも恵まれた環境にあると思います。問題は温泉地などとの兼ね合いもあるようですが、原発のリスクが減る分とウランピークや原発が廃炉になった後も末永く後世に残せる自然エネルギーではないかと期待しております。いかんせん自然エネルギーなので初期投資はかかりますが、日本では補助金のほとんどが原発関連に使われているので、もう少しバランスよく配分していただけたらとも思っております。 http://mntrav.cocolog-nifty.com/kankyo/2007/04/post_402e.html http://www.geohpaj.org/topics/event/magma.htm 石油がなければ放射性廃棄物の管理もままなりません。何百年後かには必ずそういうときがくると思います。原発に頼りすぎるのではなく、余力のある今のうちから次の手を開発しておくべきだと思います。それが持続可能性というものでしょう。こう私は考えております。今の現状は原発に余りにも力を入れすぎていると思いますが、それは賛否あることなので、あえて触れませんのであしからず。
- aburakuni
- ベストアンサー率30% (470/1562)
やはり自分の知識を喧伝したい為の質問とお見受けしましたが、10年ほど前の官庁HPで温暖化ガスの種類を説明した円グラフの説明には、「水蒸気については温暖化ガスであるが、総体として温暖化に寄与しているかは明確でないので除外した」との記述があったと記憶しています。本当にご質問自体が趣旨であるなら、環境庁にでも質問されたら如何ですか・・。
お礼
まさか専門家の方に知識を喧伝したいだけと言われるとは思いませんでした。もしかしたら、そのような専門家の高圧的な態度にも何らしらの問題が隠されているようにも思いました。ちゃんと国民に説明がいきわたっていれば、そんな悪態をつかれる事もなかったのかもしれませんね。私が水蒸気のことを言うことが専門家にとっても何かそんなにも都合の悪いことなのかしらん。不思議ですね。まさか専門家なら知らないわけではあるまいしね。 10年前の記憶とはすごいですね。さすが専門家であられるだけのことはありますね。ただ、偽造記憶の専門家のロフタスの研究によれば、はなはだ確証にかける証言かもしれませんね。何かそのときの確証となるものが残されているとよかったですね。10年も前の話では担当者も変わってしまい有耶無耶になっているかもしれませんね。専門家のアドバイスありがとうございました。少し専門家不信になりそうです。
補足
専門家が自分のレベルの低さを棚に上げて素人を恫喝するような発言をする人もなかにはいるみたいですが、自称専門家気取りの人ではなく、本当の専門家や事情を知っている人とかいないのかしら。
- aburakuni
- ベストアンサー率30% (470/1562)
#12ですが、疑問(?)が提示されたのでお答えしておくと、私はエネルギー産業に所属しバイオ燃料導入に係わった仕事をしています。 その関係上、各セミナーに参加するなど、環境問題について色々自学しているのでおこがましくも「専門家」と自分で分類しています。 過去に同種の質問が削除されている様ですが、質問が「水蒸気が明記されていない理由」であれば既に答え(水蒸気説が証明されている訳ではなく、政策遂行の理由付けには不要)は出ており、それ以上は「結論の出ない」論議を呼ぶだけだと思います。 水蒸気については白色化による寒冷要因といった説もありますし、異説を提起する事が好きな学者さんが主張する説は、それこそ一人一説と言うのが実情で、この問題の様に「再現性が無く結論が求められない」ものについては決着が着きません。 水蒸気主犯説に沿えば、現在温暖化対策として考えられているものの中で、原子力・水素利用については完全にアウトとなります。 過去に原子力の安全という論議が行われ、その時には官僚側が持っているデーターを公表せず、原子力の安全性を主張して行きました。 チェルノブイリ事故により、その論議は終息し日本においても新設は殆ど行われなくなりましたが、温暖化対策で懲りずに復活が目指されています。深読みすれば、そういった点に水蒸気の影響を論じない真意があるかも知れませんが、とにかく星の数ほどの利害関係がある中で、一つづつが本になる沢山の異説を記さない事が不自然という事はりません。 米国が異説により参加しない様に、温暖化対策については「緊急の課題なのに利害を含めた異論により、いっこうに進まない」事が問題であり、「医者がもめている」と言う状態を是正する事が議論されるべきと思います。 科学技術上の人類の限界を述べましたが、もっと根源的な意思決定の能力についても人類の限界を感じますね。
お礼
水蒸気が地球にとって主な温室効果ガスであることは異説でもなんでもなく科学的常識です。それに異を挟む人はIPCCの関わる研究者でも一人もいないと思います。モデル計算者にしても誰も二酸化炭素だけで5℃も6℃も温暖化すると思っている人は一人もいないと思います。 温暖化がトリガーとなり水蒸気量が著しく増加するといった効果を気候感度には組み込まれていると思います。いわゆる水蒸気フィードバックですね。水蒸気が温室効果と知らなければ、水蒸気フィードバックの重要性すら理解できないでしょう。フィードバック効果の取り扱いはパラメータ化による不確かさが大きいために、そこに異説を唱える人は少なからずいるとは思います。 しかし、私が言っていることはもっと基本の事です。水蒸気が赤外活性分子であることは量子力学に基づいた厳密な話です。そこに異説は一切ありません。なぜ、水蒸気が温室効果ガスであることを認めると、それだけで異説だと言われなければならないのか、私にはまったく理解できないのです。 国の温暖化対策としては原発の増設を中心としてアメリカとも協力関係にありますね。後は統制経済型の排出権取引に力を入れるのか、それとも炭素税、環境税といったピグー税にするかの問題でしょう。 医者の話を出すなら「説明責任を全うすべきではないですか」と私は言いたいですね。温暖化対策についてはまた別の問題なので、ここでは分けていただければと思います。もちろん言いたいことはありますが、あまりズレたことを書くと削除処分の対象になるかもしれませんしね。アドバイスありがとうござました。バイオ燃料期待しています。ぜひ何でも分解できる酵素でも作ってくださいな。
- rio2
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嘘容認派とか~派ではなく、ウソをついているわけではないのではないでしょうか?というのが主張です。示さないことがウソをつくとイコールになるとは思えません。では、言うなれば、質問者様は何派なのでしょうか? 私の主張は「水蒸気が温室効果ガスだと説明することが無意味で複雑化させるから明記する必要がない」ということです。 質問者様の主張は「官僚は国民を騙している」ということでよろしいのですよね? 私はそれに対して、水蒸気が温室効果ガスであることを隠す意味はないのではないか?騙して何になるのでしょうか?と言いたいのです。その理由が私には見当つかないので知識として知っているあるいは研究しているのであればどうか御教授願います。 きっと質問者様は、曖昧な言い方ですが”官僚のやり方”が自分の中の正義に許されないので、疑問に思い憤慨なさっているのでしょう。 私も不満に思うことはいくつかありますが、この件に関しては上述の通りの考えです。 それから、水蒸気が温室効果を持つことは周知の事実ですし、だからといってそれは純粋に水蒸気のみが存在する場合の話であって、地球環境中でどうだとは証明できません。これまもちろんCO2にしてもCH4にしても同じことです。だらかこそ、多くの主張が飛び交い、そこに混じって利益を得ようとする輩も出てくるわけですよね。 このような議論が出るといつも思うのですが、官僚ってなんだろう?いったい誰だ?そいつを懲らしめればいいの?言って聞かせて更生させればいいの?となります。 何も官僚はひとりではないし、数えいれないくらいの人間がいるわけです。そのみんなが一致団結して、「水蒸気が温室効果ガスであることは隠しておこう」だなんて考えるはずもないと思います。
お礼
騙しているというよりは馬鹿にしているの方が近いかもしれません。隠しているなどとは思っていませんが、もう少しマシな説明があるだろうぐらいは感じていますがね。せめて、Wikipediaなみにとかね。 官僚どうこうは余り問題と思っていませんが、国立環境研究所のように理系の研究所ぐらいは、もう少しまともな説明ができてもいい気がするのになとは感じています。(官僚にしても「ごくごく一部の低級官僚」との訂正の断り書きがコメントにあるのはご存知かしら。) 英語圏の温室効果ガスの説明とか見たことありますかね。その説明を見てrio2さんは混乱しましたか。無意味だとお感じになられたのかしらん。普通は、日本との差をすごい感じて疑問が沸き起こってくるはずだと思いますよ。このままでは日本の理科教育はやばいぞって、痛切に感じているところなのです。アドバイスありがとうござました。
- ken-ou
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おお!! 温暖化ガスは二酸化炭素より水蒸気の方が格段に影響するとは!! お湯を沸かしてはいけないのでは、カップ麺すら食えない!! ましてや、ガスや石油でお湯を沸かすのは言語道断横断歩道では!! なんと言うことでしょう !! 産業革命=蒸気機関の発明 火力・原子力発電=大量の水蒸気 Hを含む物の燃焼=水蒸気の発生 水蒸気の発生量は、もしかしたら二酸化炭素より多いのでは!! これは計算に入れられないぞ!!という配慮からのような?
お礼
なるほど、ken-ouさんの仰るとおりだと思います。地球にとって水蒸気が主な温室効果ガスであることは紛れもない事実だと思います。成層圏の研究だけど、実は水蒸気も人間活動に関連して増加しているという報告もあったりするみたいですね。 http://www.ecology.or.jp/w-topics/wtp24-0105.html 想定の範囲外のものは、すべて計算から除外しているみたいですね。だから、最新の研究だと、「暖冬」の原因は「北極振動」が正の値だったためと説明するけど、日本だと「地球温暖化のせいに決まっているだろ」と「何を馬鹿なことをいっているんだ」となるんだと思います。 「北極振動」のように「太陽に由来する地球の内部変動」はシミュレーションではまったく再現できていませんから話にならないですね。二酸化炭素の削減は国策だし、温暖化に乗じて金儲けを企む人々にとっては死活問題ですから、しょうがないにしても、国民には正しい科学知識を説明する義務もあると思うのですが、みなさん心の優しい方ばかりで、官僚の嘘には寛容なので、正直驚いてる次第でございます。誰か内部事情に詳しい人はいないのかな。アドバイスありがとうございました。参考にしたいと思います。
- aburakuni
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嘘というのは、「真実でないと知っている事を言う事」ですから、「真実」が何かが判らないこの問題に関しては、「当てずっぽう」というのが正確な表現でしょう。 人類のいまの能力では、地球大気の様に地球圏全体からは極僅かな部分の動向を、把握する事自体は無理です。 未だに単純な物理的事象である地震の予測さえ出来ない科学が、化学・物理両面に亘る複雑系を解明できると言う事が「嘘」でしょう。 官僚の言う事全てを是認する訳ではないですが、基本的に文系の彼らにそこまでの叡智を要求するのは・・・。 要は「体調が悪いので、良いと思われる事をしよう」と言うのが現状で、もし当たって上手くいけば「良し」ですが、本当の原因が他にあった事は「二酸化問題が解決されても駄目だった」と言う事実が判明されない限り明確になりません。 「この療法をした方が良い」と言われながら実行しないで死んだ人は、解剖された結果それが違う原因であったとしても、死ぬ時には後悔して逝ったと思われますよね・・・。
お礼
文系の能力不足の問題というのはなんとなく腑に落ちる説明ですね。しかし、理系の研究機関ですら、まともな説明ができていないようですから、これは意外と根が深い気がします。 昔と違い今ではどこのお医者さんもインフォームド・コンセントといって、どんなに馬鹿な国民であっても説明責任を果たそうと努力しています。しかし、お上に関しては、レイプ魔の犯人のような言い訳をする人が多くてびっくりしています。知らない間に私たちは「同意」していたわけですね。むしろ役人のパターナリズムに感謝しろといわんばかりです。 行政に携わる人間がアカウンタビリティー能力の低さをたてに取り、説明無責任を振りかざすのは職業倫理としても相当な低い志しか持たない人が多いということなのかな。少なくともレイプ犯と同じレベルの役人が多いということなのでしょう。説明義務を軽視する風潮が国民の側にあるようでは、いつまでたっても国民は役人にレイプされ続けるということなのでしょうか。なんの専門家かわかりませんが回答ありがとうございました。
お礼
天頂大気の各成分からなる赤外吸収スペクトルのデータはあります。 http://www.sundogpublishing.com/fig7-6.pdf 次の論文によれば、赤外吸収スペクトルから見積もった場合(地表100mの大気を仮定)、全温室効果ガス中に占める水蒸気の寄与は約78%になります(68/87≒0.78)。 http://www.warwickhughes.com/papers/barrett_ee05.pdf 一方、吸収の重なりを考慮した合計の吸収率に占める水蒸気の寄与は93%にもなります(68/73≒0.93)。温室効果のうちわけは、水蒸気が37.4K、二酸化炭素が9.3Kとなり、合計で47.7Kになります。吸収の重なりを考慮した場合、二酸化炭素の濃度を二倍にしたときの総吸収率変化は0.5%となります。これを単純な比例計算により昇温効果を大雑把に見積もると0.24Kになります(47.7 x0.005≒0.24)。 実際はこんな単純な計算ではありませんが、二酸化炭素による昇温効果だけの寄与というものは限られており、水蒸気フィードバックにおける水蒸気量の増加による追加的な温室効果がいかに大事かということが分かります。また、水蒸気には温室効果だけではなく、潜熱輸送による冷却効果もあります。放射伝達と潜熱輸送のみを考慮した計算によれば、水蒸気の蒸発に伴う冷却効果は13.4Kになります。 また、水蒸気量の増加は雲の形成を活発化させるため、これがネガティブ・フィードバックとして働く可能性も指摘されています。これらの効果はすべて気候感度にも組み込まれていると思いますが、その余りにも複雑な挙動ゆえにモデルの不確かさの原因ともなっていると思います。 いずれにせよ、地球大気において水の役割を無視して語ることは到底困難な作業になります。これは中学生に微積を教えずにニュートンの法則を理解させるようなものだと思いますが、熱力学の基本法則と同じく「水の惑星」の大気を理解するためには、水蒸気に対する説明は第一義的に行うべきだと私は思います。 大地の乾燥化は潜熱輸送による冷却効果を働かなくさせ、大気汚染は大気の熱循環を滞らせ、それらはヒートアイランド現象にもつながります。二酸化炭素だけでなく、他の大事な問題が見過ごされないように、もう少し周りを見渡す配慮がほしいものですね。