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ドイツ

 第1次世界大戦のドイツに勝機はあったのでしょうか。

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  • phantom1
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回答No.10

No5、No8の回答に更なる追加です。 シュリーフェン計画を当初の予定通りに実行した場合、ドイツ軍は史実のフランス、イギリス、ベルギーに加えてオランダとも戦わなければなりません。マーストリヒト突角部にドイツ軍が侵入すれば、自動的にオランダは敵になると考えなければなりません。その上でオランダ軍を放置すれば進撃する右翼軍の側背を突かれる事になりますので、これを殲滅するか出て来られないように相当の兵力を張り付けて封鎖しなければならない事は当然です。 私もリデルハートの間接アプローチ理論を知らぬわけではないですが、以上の事を勘案すると、結局無理なものは無理と言う結論に落ち着くより無いでしょう。 補給の面に関しては当のシュリーフェン自身があまり真剣に改善しようとしておらず、それが思考の限界であった以上実行可能な対策がそれ以上であるとは考えられません。改善しようと知恵を絞った結果がモルトケ案であるとも言えます。 後知恵で可能であると判断できる事と、当時実際に可能であった事は決してイコールではありません。更に頭で考えて理論的に可能な事と、現実に実行可能な事もまた必ずしもイコールとは限りません。 何れにしろシュリーフェン計画は精緻に過ぎ、上手くいかなかった場合のフォローが準備されていない点で戦争戦略としては邪道である事は言えるでしょう。

keikaku
質問者

お礼

 回答いただき、ありがとうございました。  お礼が遅くなり、申し訳ありません。  こんなに詳しくかつ丁寧に回答していただき、感動さえしています。  大変ありがとうございました。

その他の回答 (12)

  • a-koshino
  • ベストアンサー率23% (102/441)
回答No.2

アメリカが参戦しにくいよう、アメリカ友好外交を戦前から徹底すれば、アメリカの仲介で痛み分けにできたでしょうかね? 自分としては、ビスマルク外交を継続して第一次大戦が起こらないようにするのが、唯一の勝機(勝つといえるかどうかはギモン)ではないかと考えます。オーストリア=ハンガリーから文句言われても、ロシアを完全に敵に回すのはマズイっす。 ちなみにシュリーフェン・プランは兵の疲労を無視した机上の空論で、小モルトケによる改変がなくても、パリ占領は無理だったような。タンネンベルク会戦の大逆転や、フランス軍の無謀な突撃主義(エラン・ヴィタール)など、ドイツが幸運に恵まれた面もありますが、史実通りの敵味方なら、国力比較では勝ち目がないです。

keikaku
質問者

お礼

 回答いただき、ありがとうございました。 お礼が遅くなり、申し訳ありません。  私も、国力的にはロシアまたはイギリスとのみ戦争をしても劣勢に感じます。  それでも、戦争がおこわなれたので、ドイツは勝算があると思って開始したのか、確認したところです。

  • tanuki4u
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回答No.1

シュリーフェンプランを縮小しないで実施していたら、勝てたかも。 つまり、東部ドイツへのロシアの進出は許して、まずフランスを叩くというやつです。

keikaku
質問者

お礼

回答いただき、ありがとうございました。 お礼が遅くなり、申し訳ありません。

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