悪評高いソクラテスの妻、クサンチッペですが、彼女がかんしゃく持ちだったのは旦那が甲斐性無しだったせいとのこと。
当時の哲学者と言えば何人もの門弟を抱えて裕福な生活を送っていたのにソクラテスは清貧を貫いたからです。
自分は名声を受けるかもしれませんが、家計を預かる妻としてはたまったものじゃありませんね。
しかしクサンチッペといえば悪妻の代名詞として有名ですが、臨終の際もソクラテスに付き添っていたし、広場でソクラテスを打ち付けたとかいう話はちょっと信憑性に欠けるとの話もあります。(口やかましいというのはあったようですが)
ソクラテスが結婚に迷う青年に結婚を勧めて言った「良妻を持てば政治家に、悪妻を持てば哲学者になれる」というギャグを真に受けた人が悪妻というイメージを作り上げてしまったのではないでしょうか。それが「良妻を持てば幸福者になり、悪妻を持てば哲学者になるだろう」という言葉になってしまったのです。
お礼
どんなあくどいことをしたのだろうと思っていましたが、、 哲学者の夫と現実的な妻という つりあいのとれたいいカップルだったのかもしれないんですね