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DNA鑑定と輸血

妙な質問ですが、輸血後すぐにDNA親子鑑定などを血液サンプルで受けると、鑑定結果に影響するものでしょうか。 言い方を変えると、輸血をすると他人のDNAが血液の中に混ざった状態になるのでしょうか。 どなたかご存知の方、お教えくださいませ。

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  • unos1201
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回答No.1

http://priv.kmu.ac.jp/open/mori3/akane.html >質問1 何らかの理由で大量の輸血をされた方の血液はDNA鑑定に影響されないのでしょうか。 >赤 根 輸血された方のDNAが変化するかどうかですね。それは基本的にはありません。病原体を含んでいる血液が輸血されれば別ですが、輸血された血液はある程度体の中で血液として使われた後、1年も経たないうちに分解されてしまいますので、遺伝子自体には影響はありません。 時間の経過がある程度あれば、上記の答え通りです。 通常、献血で1回当たりに採取できる上限は400mlですので、50kgの人の循環血液量は7%程度、3500mlとなります。これをある程度失い、3人から採血した血液、1200mlを輸血されたとして、たしかに4人分のDNAが一時的に循環血液に流れています。しかし、一人分は400mlですので、全体の1割強の状態が初期状態です。 赤血球ですが、正常なものは脱核していますので、DNAそのものを直接採取できません。血小板でもDNAが残存するものはほとんど無いでしょうから、それ以外の白血球などからのDNAを鑑定のために利用することになります。 ここまで書くと、新生児での全血液交換の場合はなどと特殊例があるといわれますが、そのような場合に、血液を鑑定材料に使うとしたら、輸血前のものですし、生存して時間が経過すると、最初の回答に戻ります。 類似問題として、複数の人の血液が混在してしまった場合に、何人分以上のものがあるかとか、混ざっていても、DNAのパターンが分離できますので、その検体の中に鑑定したい人のものが混ざっているかなどまではサンプルが検査可能な程度あれば、分析できます。 元に戻しますが、400ml混ざっても、元がその数倍ありますし、輸血直後なら頬の粘膜などを利用するものですから、通常の場合には確実な検体を使いますし、あえて血液サンプルを用いません。また、輸血直後に誘拐、失踪し、輸血後の血液検査のために採られたサンプルのみ残っている場合には、その大部分が採血された人、輸血された人のDNAですので、その中に鑑定される人のものが含まれている、分離可能な状態です。輸血前には、必ず交差反応などを見たり、全体を評価するための検査サンプルとして十分な血液を採取されますので、それを失わなければ、そちらを使うというのが常套手段です。 混ざっていても、複数の人のDNAを分離し、その解析が可能ですので、 輸血直後は輸血された人と、輸血した血液の提供者のDNAを検出可能な状態です。しかし、サンプル量に含まれる割合が最高で1割程度ですし、何人から採血した血液をもらったか完全に判定できるとは限らず、何人以上であろうというレベルの可能性が高いです。検出感度を上げたり、時間の経過がほとんどない場合には、最後に輸血された人のDNAほど検出できるとは思います。

参考URL:
http://priv.kmu.ac.jp/open/mori3/akane.html
tamboo-noba
質問者

お礼

ありがとうございました。 輸血はDNA型親子鑑定にはほぼ影響しないのですね。 輸血などでその人のDNA型が変わることはなく、もし輸血の直後で複数のDNA型が検出されても、個々の特定が難しい場合には鑑定不能という結果になり、「親子ではない」と間違った判定が下されるには至らないのですね? (理解が間違っていたらすみません(^^;) どうもありがとうございました。

その他の回答 (2)

  • Tacosan
  • ベストアンサー率23% (3656/15482)
回答No.3

血液だけを使って鑑定するともちろん失敗する可能性はあります. つまり, 骨髄幹細胞の移植を受ければそれに由来する細胞の DNA は他の細胞の DNA と異なりますから. とはいえ, これは輸血とはいわないよなぁ. 一種のキメラ? それに, 普通に考えて「血液だけを使って DNA 鑑定する」というのが想像できない. 他のところからも DNA を取るだろうなぁ.

tamboo-noba
質問者

お礼

ありがとうございました

  • subaru361
  • ベストアンサー率19% (55/283)
回答No.2

直接の回答ではなく反則ですが、口腔粘膜からもDNA鑑定はできます。口腔粘膜であれば血液とは無関係なので、クリアに鑑定ができる(はず)です。

tamboo-noba
質問者

お礼

ありがとうございました。

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