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戦前・戦中の状況
先の大戦の戦前・戦中の状況について生の体験をお持ちの方にお聞きしたいです。 どのような状況・空気だったのでしょうか。 ご存知のことはなんでもいいので教えてください。
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【馬以下】 小学生の頃だったが、夜中に沢山の馬が家のそばを東進する音で目覚めることが時々あり、翌朝は各所に馬糞の山が残っていた。 鉄道が開通してからは、上りの長い貨物列車は馬を運ぶ貨車「ワム」の左右の扉が開かれて、各車に馬の世話をする兵隊さんが見られるようになった。 その頃、村には車は1台しかなく、それは外車のタクシーだった。 多くの荷物の運搬は馬が引く馬車だった。 ほとんど各農家に馬が飼われていたが、段々と徴用され、ほとんど見かけなくなった。 車がほとんどない時代に使役の主役は馬だし、人間だった。 馬は生き物だし、体が大きく標的になりやすく、補充困難な貴重な消耗品だった 終戦直後の頃に国内を移動させられたが、乗せられたのは馬臭がはなはだしい貨車「ワム」だった。 それも暑いさなかで、両扉を密閉しての隠密的行動で、進駐軍に配慮してとはいえ、結果的には馬以下の扱いだった。 復員で帰郷したら、どの農家にも馬を見かけなかった。
お礼
回答ありがとうございます。 物がない時代大変だったのでしょうが、当時にしかない空気、現代の若者が感じることのできない充実した雰囲気もあったことと思います。 貴重な体験を教えていただきうれしく思いました。