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戦前・戦中史の本で、おすすめは?
こんばんは。 最近昭和史、とりわけ戦前・戦中史に非常に興味を持っています。先日「ホロコースト」というアメリカのTVドラマを見てナチスやヒトラーについてもっと掘り下げてみたいと思ったのですが、自国日本を知るのが先だろう・・・と、興味が昭和史に移りました。学生時代から日本史に興味があり、いろいろな時代の本を読んできたのですが、なぜか今まで昭和史は手付かずだったんです。 「いかにして日本は帝国主義、軍国主義に走ったか」を知る上で参考となる本をご存知でしたらご紹介ください(マンガ、小説不可)。 自分で探してみたものの、特定の個人や事件を題材にした本が多く、全体の流れが分かるような本がなかなか見つかりません。現在、ようやく見つけた岩波新書の「昭和史」を読んでいます。
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昭和の歴史は、明治時代からの延長線上にあるものと考えます。日露戦争後に侵略的な体制ができあがったようですが、私も詳しくは、知りません。 数年前読んで興味深かったのは、 岩波新書 田中 彰 『小国主義 -日本の近代を読みなおす-』でした。明治時代から、小国主義と大国主義の争いがあり、後者が主流になります。でも、本当に明治のはじめからそうだったのか。明治初期に大がかりな使節団が派遣され、日本の行く末をどのように考えるか、その方向を決める資料を集めます。岩倉の使節団は、いろいろ先進国を見てきますが、小国にもかなり興味を示します。 数年前、国会で、日本は、小国なのだからという旨の発言をした議員に対し、小国とは何ということを言うと怒り心頭の議員が居ました。小国発言をした議員は、この本を読んだように感じました。
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岩波講座 日本歴史.現代(6分冊くらいかな)あたりをチラーと読み飛ばせば.雰囲気をつかめるでしょう。
お礼
参考にさせていただきます。 ご回答ありがとうございました。
お礼
ご回答ありがとうございます。 >昭和の歴史は、明治時代からの延長線上にあるものと考えます。 いやぁ~、まったくです。実は質問文に「『歴史の流れ』上、期間を区切るのは難しいとは思いますが、云々・・・」という文を入れようと思っていたのです。 やはりゼロから国作りを始めなければならなかった明治期に欧米列強から輸入した材料(思想)が大きく影響しているようですね。 ご紹介いただいた本、早速読んでみます。