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スパイ衛星やキーホール衛星はマイクロ波をだしている?
スパイ衛星やキーホール衛星はマイクロ波をだしているのでしょうか?そしたら地下のおおまかな構造物も特定できる?
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スパイ衛星やキーホール衛星と同列で並べていますが、この分類は相当無理がありますね。 「自動車やカローラは・・・」と言っているのと同じような話ですよ。 スパイ衛星の括りの中に、いくつもの任務があり、それぞれの任務に応じた衛星があります。 まず、普通の人が「スパイ衛星」と聞いて考えるような画像偵察衛星があります。古典的な物がカメラで撮影するタイプで、アメリカの衛星が「鍵穴から覗く」ということで「KH(=KeyHole)」のコードネームを付与されたのです(で、別名キーホール衛星)。「宇宙から個人の識別が出来る」ような誤解をされている方が多いようですが、最新のKH-12でも「解像角10cm」程度なので、精々「人がいるかいないかが判る程度」です。数百kmの空気の層が予想の出来ない効果を持つレンズの役目を果たすため、どう頑張ってもこれ以上の解像度向上は出来ないようです。 また、SAR(合成開口レーダー)を使った偵察衛星もあります。SARは衛星が移動することによりレーダーを大口径化したことと同じ効果を持たせ、データ処理により立体画像で表示することも出来るレーダーです。 世界中の電波(電磁波)を傍受する衛星もあります。通信に使われている電波を傍受して何を話しているのかを盗聴する衛星もありますし、電磁波などを分析して、その地域(研究所などの建物)で、どのような活動などが行われているのかを探ります。 赤外線分析型も存在しているようです。 あと、広義のスパイ衛星には、ミサイルの発射炎の赤外線スペクトルなどを探知して弾道ミサイルなどの発射を探知する早期警戒衛星(DSP衛星など)もあります。 偵察目的なら、自分で電波などを出すアクティブ型より、パッシブ型が多いような気がしますね・・・アクティブだと「偵察活動をしていますよ」と宣伝しているようなモノですから。また、アクティブの方がエネルギーを消費する(衛星の寿命が短い)でしょうしね。 地下の大まかな構造物の特定などは、地道な情報収集活動の賜でしょうね。 まず、建設段階でどれくらいの工作機械が使われているか、どのような資材が運ばれているかが判りますので、工事の規模が判ります(これは、スパイ衛星の仕事でもある)。 で、何よりも重要なのは、ヒューミント(HUMINT; human intelligence)です。どんなに優秀な衛星でも、その国の為政者や研究者たちが何を考えているのかは判りません。地道な情報収集活動で集めた情報(一部は通信傍受衛星から)を元に、衛星で収集した画像等で補強して、結論を導き出しているのでしょう。
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- kawakawakawa13
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レーダーを搭載しているので、マイクロ電波は出していると思います。 しかし、地表で反射するので、無理だと思います。 継続的に監視して、何らかの動きで推定するか、赤外線を併用して、熱源の変化によって活動状況を監視するのだと思います。