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高橋財政

学校で課題が出されました。 「高橋財政について概要/今日における問題性/考察」を調べてくるというものです。 概要はなんとか調べることができたのですが、今日における問題性がよくわかりません。 以下の文は先生から与えられたヒントとなる文のようです。 「みなさんの知識では、「1929年10月のニューヨーク株式暴落をきっかけに世界恐慌がはじまり、日本も巻き込まれて大変なことになり、植民地をほとんどもたない日独などは世界の再分割を求めてファシズムと侵略に走った」という感じになっていませんか。たしかに、1930~32年の日本は、空前の大不況(昭和恐慌)に見舞われました。けれども、世界恐慌のどん底から回復したスピードでいえば、主要国の中で日本が最速です。次がドイツ。アメリカは最も遅くて、回復は日米開戦後の1943年とされます。恐慌が即、ファシズムや侵略につながったというのではなさそうです。実はこの1930年代、世界恐慌というのは、単なる不景気ではなく、世界の社会構造を大きく変えた転換点なのでした。そのことの意味と、その現代的・今日的な意味合いを、金解禁(1930年1月)および高橋財政(1931年12月~1936年2月)という具体的な事例を通して検討しましょう。」 どなたかなにか、すこしでもわかるかたがいらっしゃいましたら、お答えいただけたら幸いです。 よろしく御願いします。

みんなの回答

  • nacam
  • ベストアンサー率36% (1238/3398)
回答No.3

2番です。 高校生への課題としては、チョット行き過ぎの感がある課題だと思います。 近代から近世において、各国ともそれまでの決済手段が金そのものであったものでは不便なため、金兌換券での決済に移行します。 金兌換券とは、「お札を持ってくればいつでも一定の金と交換します」という事を約束したお札です。 これを金本位制と言います。 金本位制の確立により、政府は、無制限に紙幣の発行ができなくなりますが、金の裏づけがあるため、紙幣自身に価値が生まれ、経済活動が安定するという側面も生まれます。 (政府が無制限に紙幣を発行したり、その可能性があると、安心して紙幣を受け取れない) 世界恐慌が起きると、世界各国で通過の不足が顕著になります。 (不況とは、物に対して通貨の価値が上がりすぎる事ですから、通貨の退蔵がおこり、通貨が流通しなくなる現象です) しかし、金本位制においては、通貨を自由に発行できません。 そのため、市場では通貨不足から倒産する企業がでてきて、益々不況が深刻化します。 日本もその例外ではありませんでした。 これらの状況に対処するために生まれたのが、ケインズらを中心とする近代経済学です。 近代経済学の最も重要な主張は、「有効需要を拡大し、経済を発展させる」という事でした。 これを簡単に言いますと、金本位制を無くし、政府はお金をどんどん使って需要を喚起し、それにより経済を活性化させるという考え方です。 「経済が活性化すれば、自然と税収が増えて、財政赤字は解消できる」という考え方もみ、当然付随していました。 ようするに「不況の時は、行政は積極的に借金してでもお金を使い、経済を活性化せよ」という考え方です。 日本でそれを積極的に推し進めたのが高橋是清です。 現在では、政府・地方とも借金まみれとなっており、近代経済学の理論を疑問視する人が増えています。

koimina
質問者

お礼

とてもわかりやすいご回答、本当にありがとうございます!! ここまで丁寧に書いてくださる方いるなんて… おかげでよいレポートが書けそうです。 本当にありがとうございました。

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  • nacam
  • ベストアンサー率36% (1238/3398)
回答No.2

金本位制のところでも書きましたが、近代経済学を理解し、現在の日本の状況を考えますと、答えがみつかります。 ケインズに代表されます近代経済学が理解できるまでよく調べてください。 大学生と仮定し回答いたしましたが、もし高校生でしたらその旨いってもらえれば、高校生にあわせた回答をいたします。

koimina
質問者

お礼

ご回答、ありがとうございます。 私は、今、高校3年です。恥ずかしいほどに無知なので、私にあわせて、優しく詳しく書いていただけるのなら、うれしいです。 よろしく御願いします。

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noname#256814
noname#256814
回答No.1

高橋とは高橋是清で、大蔵大臣の時に世界恐慌が起こり、2百円札を大量に発行して銀行倒産を防いだ事でしょうか?

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