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イギリスの大学と日本の大学の相違
イギリスの大学と日本の大学の相違について知りたいです。 例えば、単位履修の仕方、前期、後期に分けられているのか。 学費、奨学金制度、教科書、成績、教科など。 また、その相違が両国の文化に影響されているかということも知りたいです。どなたか、情報を提供して下さい。お願いします。
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はじめまして。 イギリスの2つの大学院生活の経験から回答します。 1.まず学費は英国、旧植民地、ECの学生に比べ、日本人は非常に高かったのを覚えています。寮費込みでしたが英国国籍の学生とは10倍ほど差があったと思います。奨学金・研究費でカバーできても、その差には愕然とします。これは大学院の場合でしたが、学部も同じだったようで学部生も不満を言っていました。ちなみに寮費に食費は含まれていません。寮の食事は格安で提供されますが、毎回自払いでした。 2.教科書は日本と同じく、教授の著書だったり、毎回レポートのコピーだったりです。大学院では講義というより、少人数制の討論会といった授業でしたから、英語が話せることは最低条件でした。 3.大学によって違うかもしれませんが、英語を母国語としない日本人には成績は多少甘かったように推測します。英国のことを一方的に学ぶことより、日本のことを教えるということも、成績に影響しました。つまり、日本と比較しながら、日英の相違点の考察、その観点からの論駁は、教授にも生徒にも非常に興味をもたれました。 つまり、留学前に日本のことをきちんと知っておく必要があります。勉強したい分野について、日本の歴史、実情をちゃんと説明できるか、それは日本人留学生として、最低限の知識だと感じます。真の国際人とは、自国をよく知っている人だからです。 学校側は、日本人留学生を受け入れることにある効果を期待します。それは、英国人学生への新しい息吹、文化、影響をもたらして欲しいという、ミッションとしての役目です。「日本を伝える」外交官としての役割も留学生は持っているということを自覚しておいて下さい。 4.寮生活、イギリス人、他の国の留学生との交流は、自分の位置、日本の姿、日本の役割を見つめる上で、大変勉強になります。言葉の壁を気にせず、積極的に交流されるといいでしょう。留学の意義はそこにあります。 その他、ご質問の、大学の履修制度などについては、各大学により違いますので、ブリティッシュ・カウンシルなどで調べてみて下さい。ホームページはこちらです。 www.britishcouncil.org/jp/japan.htm 以上ご参考までに。
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- go_urn
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こんにちは! 閑古鳥ですね!もう一声啼かせてください! これは、イギリスに限った話しではなく、アメリカもそうですが、 大学生になるということは、家を出る→独立した大人になる→稼げるようになる→伴侶を見つける、そういったことも意味しています。 したがって非常にプレッシャーがかかります。大学生は、勉強して自分を見つけなければならない存在です。勉強してどうなる?専門知識を身に付けられる――これは日本と同じ。でもそれだけ? No! 断じてNoです!自分で考えられる人間になることです。どうやればなれますか?本をめちゃくちゃ読む。ふむふむ、悪くないですね...でもそれで考える人間になれますかね? 考える真剣勝負をしなければなりません。誰と?学生同士と!それに先生と!です。先生に歯向っていくことが求められます。コテンパン!でも、めげない。また読んで、考えて、向かっていく!これで鍛えられるのです。 日本のように教室でボワ~っとしているのでは駄目です。そんな大学生は、船に積めて、太平洋に送りだせばイイ!あるいは、缶詰めにして輸出しても構わない。 かのベルツ先生はおっしゃいました!人様が考えた成果をもらってそれで満足するな。人様が考える、その考え方に学べ! 求めること!飢えた狼のような面構えを崩さないこと!そうでないと、イギリスの大学のよさは味わえないでしょう。 (しかし、僕も、実際に知りもせず、できもしないのに、よくも偉そうにチャラチャラ言えるものですね!というか、自分にできなかったことだから、人様に期待しているのです!)
お礼
外国の大学で学ぶことは、自分をよりいっそう成長させることができますね。日本のような受け身的な態度ではいけませんね。ご回答ありがとうございました。
- go_urn
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こんにちは! 留学を考えられておられますか?であれば、事前によく学ばれてから 行かれたほうがいいと思います。日本の大学は、(GHQの施策により)アメリカの大学との親和性はある程度ありますが、イギリスの大学は随分違うところがあると思います。 これについては、1冊の本が必要なほどです。 いろいろな回答者の方々が情報を下さるでしょうから、僕は1つの ことだけ言いたいと思います。 それは、大学入試のありかたが根本的に違っていて、日本は、国立の場合、5教科(でしたか?)のセンター試験を課すのに対し、イギリスの場合は、高校最終段階(Sixth Formとかいったと思います)で、受験科目を絞り込みます。(例えば3つに、とか。)その結果、きわめて専門性の高い受験になっています。 その当然の結果、大学生は、専門意識を十分に持って入学してきます。日本でのように、週に20もの科目を履修するなんてことはありませんし、一般教養なんて科目も、あったにせよ極めて少ないでしょう。3年間、ひたすら、集中的に自分の関心テーマを掘り下げるのです。(ただ、こうしたエリート教育は、一部の大学に限られていて、1970年代に大学に昇格したところでは、かなり違った教育が行われていると思います。社会と同様、大学にも、階級が色濃く反映しているのです。) 以上、すべて本からの知識です。現実には日本の大学生との共通点も多いかと思います。しかし大雑把な傾向としては、今でもある程度通用すると思います。
お礼
親身なご回答どうもありがとうございます。 また自分でも色々調べてみます。ありがとうございました。
お礼
大変親身なご回答ありがとうございました。大学のレポートをこの題材で書かなければならなくて、大変参考になりました。ありがとうございます。