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言語の認識の仕方

ぴったりのカテゴリーがなかったので、ここに投稿します.テーマはタイトルの通りです. ある方が書いた本に、次のような記述がありました. 私たちは文章を読むときに、まず1文全体を見てから判断する必要がある.これは普段無意識のうちにやっていることだ. 例えば、「彼はいつもは********」の*に文字を入れることを考える.筆者が用意した正解は、「彼はいつもはつらつとしている」である.左から読んで、「いつもは」を固まりと見てしまうのは、思い込みだ.だから、まず1文全体を見なければならない. これを読んだとき、なるほど!と納得しましたが、例えば英語について、次のような意見も聞きました. 英語が左から書かれるには、言語中枢が左脳にあることに原因がある.だから、英語は左から読みながら、文の構造を予測しながら読む方が適切だ.そのためには文法の知識が必要だが. 例えば、  Seeing is believing. Seeingについて.[-ing]が文等にきたときは、名詞句で主語(→次にVがくる)or分詞構文(→次にSVがくる)のいづれかだと予想して、次を読んで判断する.この場合、すぐ後がisなので名詞句で主語. こちらの方が、普段文章を読むときの感覚に近いような気がします.ただ、脳がどう働いているかなんて普段気にしていませんから、このように脳の働きから論じられると、素人の私には判断がつきかねます.現在の言語学、もしくは脳科学ではどちらの考え方が正しいのでしょうか?

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noname#96295
noname#96295
回答No.2

これはどちらも「統語論」の問題です。 そして、どちらも時代的に古く、不十分な考えといえます。 チョムスキー以来、「生成文法」が問われるようになりました。 言語学と脳科学の両方にコミットしています。 演算処理の問題がからんできますので、ほぼ数学のような学問です。 つまり、人工知能に言葉を理解させ、運用させるには、本当のところ、どんな要素が必要なのか? ということの解明のつながっています。 日本語は、文意を参照しながら単位に戻ってくるという動きを何度も繰り返す必要があり、人工知能にとってはなかなか手ごわい言語でしょうね。しかし、参照は一文全体とは限りませんね。いずれにしても予測できるということが大切な課題です。音韻の判断もてがかりです。 言語中枢が左脳にあるということと左から書くということは、証明された理論ではなく、統計分析による予想・仮説です。右利きの人が多いことと関連付けもうまくいっていませんから、不十分な研究です。構造の予測は上記のように、日本語にしたって同じことです。それに、この英語の例文で、本当は、主語はseeingなのかbelievingなのかは決められません。倒置の可能性があります。でも、確率的には倒置の可能性は低いでしょう。詩や戯曲でなければ。人工知能が判断するとなればとても難しい文章ですね。

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  • nebnab
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回答No.1

素人考えですが、どちらも正しくないような気がします。 前の例は、単語ごとの分かち書きをしない日本語だからこそ起こる現象です。単語ごとに分かち書きをする西洋語では起こらないでしょう。 ですから、日本語の文章を読むときの認識のしかたとしてはうなずける点もありますが、言語一般の認識のしかたがそうだというのは無理があるでしょう。 あとの例、結論は感覚的には正しいような感じがしますが、「英語が左から書かれるには、言語中枢が左脳にあることに原因がある」という前提は納得できないです。 アラビア語は右から書きますが、それならアラビア語が母語の人の言語中枢は右脳にあるのか、また、日本語は縦書きで上から書いたりしますが、日本人の言語中枢は上脳にあるの?などとわけのわからないことになります。 よって、あとの例の論は正しくないと判断せざるをえません。

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