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吹くからに秋の草木のしをるれば
「吹くからに秋の草木のしをるればむべ山風を嵐といふらむ」という歌が百人一首にあります。以前から自分はこの歌は駄作と思っています。昔は今より言葉遊びに価値があったかもしれませんが、言葉遊びとしても平凡だとおもいます。ネットで調べてみても、この歌の批評は厳しいようです。なぜ、この歌が百人一首に入れたのでしょうか。
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小倉百人一首の歌は、それぞれの歌人の一番の秀作というわけではないのは、昔から言われていることのようですね。 おそらく、どの歌人を入れるかを先に決めて、そのあとで歌を選んだので、歌の選択があとになった人は、いい歌がなかったということもあるのではないでしょうか。 小倉百人一首以外でも、百首や五百首などの選集の場合、全部が同じテーマになるとバランスが悪いので、だいたい「春夏秋冬」とか「花」とか「山川」とか、テーマ別になっていますよね。 この歌がそういう、テーマ別のあおりで秀歌でないものが採用されたかどうかは、異論もあると思いますが、他のものは全部秀歌で、これだけおかしい、というよりは、全体のバランスでこの歌が選ばれたので、小倉百人一首としてはこれで完成しているとお考えになるといいのではないでしょうか。
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- ぜ り~(@-Jelly-)
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>ネットで調べてみても、この歌の批評は厳しい ネットで調べてみましたが、 どこで厳しい評価を受けているのか分かりませんでした。 どこでそのような評価を受けているのか分からないので、 駄作とも判断がつきません。 ネットならURLが分かると思うので教えて頂けないでしょうか。 主な面白ポイント 「しをるれば」はつまり「しおれる」。 花がしおれる、等と現代でも言いますよね? 「山風を嵐と言う」は、「嵐」の漢字をよく見て下さい。 「山」と「風」が上下にくっついていますね?(笑) そしてさらに「嵐」は「荒らし」との掛詞になっています。 山風が吹くと、秋の草木がしおれてしまう。 なるほどねぇ、草木を「荒らし」ていくから「山」と「風」で「嵐」、 つまり「荒らし」ってわけか。 秋の情感はあまり感じられませんが、言葉遊びっぽい楽しさがあり そのうえ掛詞も使われていて非常に面白い歌だと思います。
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ありがとうございます。厳しい批評については、ふくからに、で検索すると最初に出てきました。
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テーマのバランスをとった、ということですか。ありがとうございます。http://www.e-t.ed.jp/edotori390127/kk-ko4-6kasen.htm 紀貫之がこの歌はよくないと言っていて、そんなによくない歌が選ばれるには何か裏があるのか、それとも正しく解釈すれば良い歌なのかと思ったのです。