- ベストアンサー
貸倒引当金について
経理初心者です。決算修正事項について教えてください。 貸倒引当金の仕訳ですが、今期はたまたま前年と同額の貸倒引当金になりました。 この場合、仕訳は何もしなくていいのでしょうか?それとも洗替の仕訳が必要なのでしょうか? あと、仕訳が必要ならば貸倒引当金繰入は一般管理費ではなく営業外費用として処理してもいいのでしょうか? 基本的な質問かと思いますが、よろしくお願いします。
- みんなの回答 (5)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
決算会計における貸倒引当金の処理には二つの方法があります。 (1)洗替法 (2)差額補充法 従来はほとんどの企業が洗替法を採用しましたが、最近は差額補充法を採用する企業がボツボツ増えてきました。損益計算を行う上では、どちらの方法でも同じ税引前利益が算出されますが、営業利益の段階では、両者に差が出ます。 さて御質問についてですが、(貸倒引当金を繰入れる場合) (1)洗替法ならば、貸倒引当金が前年と同額であっても洗替の仕訳は必要です。 (2)その場合、貸倒引当金繰入額を「販売費及び一般管理費」に、貸倒引当金戻入益を「特別利益」に計上するのが普通のやり方です。(しかし専門家の中には、貸倒引当金繰入額のうち、貸付金などの金融債権に対する部分については営業外費用に計上すべきだと主張する人もいます。) ですので、売掛金や受取手形などの営業債権に対する貸倒引当金繰入額までも営業外費用として処理するやり方には、首をかしげざるを得ませんね。
その他の回答 (4)
- maruboroo
- ベストアンサー率0% (0/1)
あくまでも営業債権に対しては販売費及び一般管理費、営業外債権に対しては営業外費用です。貸倒れ発生時に過年度見積り誤りなど明らかに過年度損益修正項目と認められるものは過年度貸倒損失となる事もありますが。 あと洗替でも純額で貸倒引当金繰入を表示する方法もあります。 戻入1000円、繰入800円の場合 (貸倒引当金)1000 (貸倒引当金戻入)1000 (貸倒引当金繰入)1800 (貸倒引当金)1800 (貸倒引当金戻入)1000 (貸倒引当金繰入)1000 つまり繰入額と戻入額を相殺表示するパターンです。
- ok2007
- ベストアンサー率57% (1219/2120)
税務でも認められているので、差額補充法がいいでしょうね。 金額の変動がなければ、仕訳を切る必要はありません。
お礼
やはり金額が同じであれば仕訳は必要ないのですね。 分かりました。ありがとうございました。
- saruneko
- ベストアンサー率31% (17/54)
差額補充法によったならば、洗替法に比べて一般に販管費に計上される貸倒引当金繰入額が少なくなります。 また「金融商品会計に関する実務指針」の125では貸倒引当金の処理は差額補充法によるべきとされています。 貸倒引当金繰入額の計上区分についてですが、営業債権(受取手形、売掛金等)に関するものは販管費に、営業外債権(貸付金等)に関するものは営業外費用に、とされていますので営業債権に関する貸倒引当金繰入額を営業外費用の区分に計上するのは問題があります。
お礼
ご回答ありがとうございます。 前期と同額ですので、差額補充法だったら差額がゼロで仕訳は無しということでいいのでしょうか?
- zorro
- ベストアンサー率25% (12261/49027)
処理は必要です。一般管理費になります。
お礼
早速のご回答ありがとうございます。 やはり洗替はしなければいけないのですね。繰入は一般管理費ということですが、いろいろ事情があり営業利益を減らしたく無いので、営業外損失か特別損失にしたいのですが、実務上の仕訳としたら無理なのでいょうか?
お礼
確認したら当社は差額補充法でした。前期と同金額なので仕訳は必要ないということですね。 ご回答ありがとうございました。