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会社に自己破産をした人がいます(長文です)
私は中小企業で総務の仕事をしています。 同じ会社に勤める40代の女性がいます。 2年前、御主人のご実家から借家に引越しをし、現在は会社員の御主人と、中・高校生の子供の4人暮らしです。 昨年の秋頃から、私共の会社に不審な電話が入るようになりました。 必ず“非通知”で掛かってきて、彼女宛です。 頻度がひどく、非通知の電話が入ると、電話応対業務をしている彼女は受話器を取るや否や相手を確認もしないで切ってしまいます。 その時点で、私を含め他の事務員はおかしいと気づいていました。 ある日、その電話の主から、 「彼女には○○万円の借金がある。」 と、何の関係もない、たまたま電話を取った事務員が聞いたそうです。 それから彼女の職務怠慢が激しくなり(平気で30分以上席を外す、遅刻や中抜けが多い、電話対応が×等)、社長が直接彼女を呼び出し、こうなった全容を聞きました。 どうやら闇の方で借金(身内の保証人との本人談)をしていたらしく、100万円が4倍近くにまで膨らみ、自己破産の手続きを取っているとの事。 社長は「不当金利は何とかなるから、100万円ぐらいなら自己破産はするな。」と止めたそうですが、先月頭辺りから妙な電話が途絶えたのを見ると、執行してしまったようです。 ここで疑問なんですが…。 (1)御主人に普通収入があるのに、簡単に自己破産出来るのでしょうか。 (2)住民税(本人)や自動車税(御主人)等の支払いは通常通りですか。 (3)自己破産すると、選挙権をなくしたり海外旅行に行けないと聞きますが、どこまでが本当なんでしょうか。 (4)借家の家賃(恐らく御主人名義)は、払い続けなければいけないのでしょうか。 (5)自己破産が決定したと思われる前後、彼女から「給与の振込先を新規開設するから、そこに替えて欲しい」と言われました。 何か意味はあるんでしょうか。 以上、とても長くなりましたが、自己破産というものが全く分からない素人なので、社会勉強の為、ご教示下さい。
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>(5)が一番の謎だったのですが、破産した時点で口座引き落としになっている債務もなくなるのでは?と思いました。 破産申し立て→破産決定→免責決定 という流れになります。免責決定が受けられて初めて法的に返済の必要がなくなります。 申し立て前、支払い不能の状態で一部の債権者に弁済することが免責不許可自由に該当するのです。まあ、お金に困っているから引き落としをストップさせたいという事実上の理由もありますが。 でも、破産をしたからといって、急にお金持ちになるわけではありませんので、会社に迷惑を掛けた挙句に売り言葉に買い言葉で職を自分から無くしてしまうと言うのは、本当に愚かですね。 私もそういった多重債務者の愚かさやいい加減さに日々やる気をそがれながらも、債務整理をしています。(都合の悪いことは隠す、書類を持ってこない、約束をすっぽかす、分割払いにした手続き費用を踏み倒す・・・ここで愚痴を言っても仕方ありませんが。) それでも債務整理をするのは、本人の為というより、周りにいる人たち、特に子供さんのためです。依頼者に必ず言います。返せなくなったことが間違っているのではなく、借りたことが間違っていたのだと。そして、収入以上の生活をしてはいけない、高利のお金を借りてはいけない、クレジットで物を買ってはいけないと子供さんに小さな頃から繰り返し教えるようにと。 そうなのです。若者の多重債務では、圧倒的に親も借金まみれというケースが多いのですが、逆は真ではないのです。つまり、親がどんなに堅実な生活をしていても子供は借金をするのです。ですから、親が、周りが言葉で繰り返し教える必要があるのです。もし、機会があれば、周りの若い人たちに教えてあげてください。 また、これを機会に、世の中を見直してみて下さい。 そのような愚かでいい加減で弱い人間を高利で食い物にして如何に消費者金融が儲けてきたか。如何にテレビがサラ金のコマーシャルを垂れ流し報道の使命を果たさなかったか。離婚、自殺、犯罪の陰にどれほど多くの多重債務があったか。 今、金融業者は、破産、過払金返還請求、金利改正で息絶え絶えですが、余りにも多くの犠牲を払いすぎました。遅すぎた金利改正の立法について未だ政治家の反省の弁は聞かれません。マスコミもしかりです。 とまあ、いろいろ見えてくるのです。
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- 53r
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(1)基本的には、本人の収入で破産状態(=支払い不能状態)であるか判断されます。金利を引き直し計算した残債務額が本当に100万円であれば、通常は支払い不能状態とはみなされませんので自己破産はできません。100万円ということはないのでしょう。 (2)税金は破産しても支払い義務があります。 (3)その様な制限はありません。 (4)契約者であるご主人に支払い義務があります。夫婦でも別の法主体ですので、妻の破産が夫に法的な影響を与えることはありません。 (5)自己破産は、債権者平等の原則が働きますので、一部の債権者にだけ弁済することは禁止されています。一部の債権者にだけ弁済をするという不公平なことをすると、免責(法的に返済義務がなくなること)が受けられなくなるおそれがあります。 口座自動引き落としで返済している債務があれば、振込まれた給料から引き落とされてしまいますので、従来の口座に給料が振込まれるのは非常にまずいことなのです。給料の振込口座を変えるというのは公正な手続きのために必要なことなのです。 確かに最近は、後先なしに借りるだけ借り入れて、簡単に自己破産をすれば済むという考えの方が増えてきました。 ですが、彼女は、勤務先にまで取り立ての電話をかけられ、隠しておきたいであろう借金や自己破産のことを同僚や社長にまで知られ、仕事が手につかないくらい悩んだようですので、十分苦しんだ上での自己破産の選択だったのだと思います。 彼女が職場に居ずくなって退職に追い込まれることの無いよう質問者様が応援して差し上げてください。
お礼
御回答ありがとうございます。 (5)が一番の謎だったのですが、破産した時点で口座引き落としになっている債務もなくなるのでは?と思いました。 彼女は「借金したんだから、その返済のせいで遅刻したり、電話で席を外すのは仕方ないでしょ?」という感じです。 それに立腹した社長が「(会社を)辞めてしまえ!」と言い、売り言葉に買い言葉で「辞めます。」と答え、近々退職する事になりました。 悩んでいるというよりも、逆にどんどん横柄な態度になり、自分から居辛くなる環境にしてしまいました。 53r様が仰るように「応援してあげたい」という気持ちを、全く起こしてくれない人でして…。 悩んだというよりも、早く楽になろうという、破産を安易に考えている感さえしました。 …ここで話してももうどうにもなりませんが、身の周りで起きた今回の件で、私も知らない世界を知る事が出来、勉強になりました。
- purity_mv
- ベストアンサー率30% (201/649)
> 御主人に普通収入があるのに、簡単に自己破産出来るのでしょうか。 収入があっても返済額が多ければ支払いは困難だと思われ、自己破産は可能なのではないでしょうか。 そもそも本人が破産することと配偶者の収入は関係がありません。本人が支払いが困難な状況であれば破産事例の対象かと思います。 > 住民税(本人)や自動車税(御主人)等の支払いは通常通りですか。 税金については免責の対象外ですので、支払う必要があります。 自動車に資産価値が20万円以上あれば破産に伴い処分の対象となります。また、割賦中であれば債権者が引き上げを行います。つまり破産により車を手放した場合は、自動車税自体が発生しないものと思われます。 ただし今回は御主人の自動車税ということですが、配偶者の資産に影響はありません。つまり破産をしても配偶者の自動車税については影響がありません。 > 自己破産すると、選挙権をなくしたり海外旅行に行けないと聞きますが、どこまでが本当なんでしょうか。 管財人事件では破産手続き中は管財人の許可なく旅行や移転が禁止されています。 同時廃止の場合は制限はありません。 免責決定までは一部の職業において就業が制限されます。 > 借家の家賃(恐らく御主人名義)は、払い続けなければいけないのでしょうか。 破産後に支払い義務が発生したものについては払う必要があります。 破産前に滞納した分で、免責が決定された場合は払う必要はありません。でもこの場合は追い出されると思います。 ただしこちらの件も配偶者名義の契約になので破産による影響はありません。 > 自己破産が決定したと思われる前後、彼女から「給与の振込先を新規開設するから、そこに替えて欲しい」と言われました。 何か意味はあるんでしょうか。 考えられることとしては、 ・貸越枠がある口座で、破産開始に伴い口座が閉鎖されてしまった。 ・免責決定前の差し押さえに備えた財産隠し。
お礼
御回答ありがとうございます。 とても参考になりました。 考えてみれば、とても当たり前の事ですよね。 破産して全てがチャラになるなら、皆しますよね。
- akina_line
- ベストアンサー率34% (1124/3287)
こんにちは。 下記サイトをご参照ください。 では。
お礼
御回答ありがとうございます。 とても参考になりました。
- hiroki0527
- ベストアンサー率22% (1101/4910)
1)問題有りません。 自己破産は「個人個人」ですから。婚姻関係があるだろうが関係有りません。 4)ご主人が借り主なら奥さん?の自己破産には関係有りません。 自己破産だけでは借金はチャラになんかなりません。 「免責」という決定が出て初めてチャラになります。
お礼
御回答ありがとうございます。 免責という言葉も初めて知りました。 自分が関わらない世界は、まだまだたくさんありますね。
- umeume7777
- ベストアンサー率19% (167/844)
(1) できます。 (2) 通常とおり。税金は免責されません。 (3) 選挙権はなくなりません。海外も行けます。一部、なれない職業があったりローンが組み難くなります。 (4) 家賃を払うのは当然。 (5) 直接的関係は薄いが、替えたいだけでは?
お礼
御回答ありがとうございます。 とても勉強になりました。
お礼
丁寧なご回答、ありがとうございました。 破産=すぐに支払い免除と思い込んでいたので、“免責”までの期間や意味をよく理解出来ないでいました。 53r様は専門家なんですね、いい加減な方の多さに嫌気がおさしになるでしょう。 私も彼女ではなく、「子供さんに影響はないんだろうか」と心配さえしています。 現に2人のお子さんは、お2人共登校拒否児だそうです。 この親にして…という感じです。 私は彼女を「弱い」とは思いません。 実際はギャンブルでの借金に首が廻らなくなったような人ですから自業自得だと思います。 子供さんには反面教師で普通の道を歩んでくれる事を、他人ながら願っています。