私はタイプ5でした。当たらずも遠からずといったところでしょうか。
タイプ9で損をしているとはどういうことでしょうか。パッとしないということですかね。しかし、まあ占いに似た遊びとして捉えればいいのではないでしょうか。
それと折角心理学カテゴリで質問されているのですから、心理学的に少し補足したいと思います。
まずプラセボ効果についてです。エニアグラムの他のタイプも読んでみると、そのタイプでも「全く」否定できないのではないでしょうか。つまりごく大雑把に言えば、どのタイプに自分を当てはめようとも多かれ少なかれ当てはまるということです。反論したくなるかもしれませんが(笑)、自分自身をどう振り返っても、一切、全く、これっぽっちも当てはまらないというタイプはないでしょう。ですからどのタイプにしろ、そのタイプと診断されたら、そのタイプしか見ないですし、「診断された→当てはまってる(はず)」という思い込みによって信じてしまう(納得してしまう)。これを広義にはプラセボ(偽薬)効果といいます。占いも同じですね。星座占いでも何でも、今度知り合いにその人の星座とは別の星座の占い結果を、その人の星座の結果として(要は騙すわけです)話してみてください。「それ当たってる」とか、頷きながら何やら納得してくれるはずです(笑)
次に性格の判断についてですが、性格論には大別して類型論と特性論があります。類型論は、個人はいくつかの性格分類(分類は研究者によって異なります)の中のどれかに当てはまるという考え方です。エニアグラムがこれに当たります。特性論とは、性格を構成するいくつかの因子があって、個人の性格はこれらの各因子の強弱によって表現される、というものです。つまり皆、性格を構成している因子は同じだけども、その因子を持っている割合(度合い)がバラバラであって、それによって性格に個性が生まれるというわけです。
今日、性格研究において支持されているのは後者のほうです。最もエニアグラムも厳密に言えば特性論的方法によって質問して、もっと割合の高かった因子に従ってタイプ分けしているのでしょうが、ただしそれでは、見過ごされてしまう因子があるわけで、折角の情報量が減ってしまってますね。また先ほどのプラセボにつながってきますね。
ちなみに、特性論にもそもそも人間の性格をいくつの因子に分けるかという議論があるのですが、現在分かりやすくて支持されているのは5因子論(Big Five)というものです。Big Fiveでは性格は外向性、開放性、情緒不安定性、誠実性、調和性の5因子から構成されているとしています。
長々と書きましたが強引にまとめると、一人として同じ性格の人はいませんし、また何を信じるかも自由ですし、どのような性格であってもそれはあなたの個性なので大切にしましょうということです。長文失礼しました。
お礼
プラセボ効果,名前は始めて聞きましたが内容的には良く聞きますね。 ただ、占いや血液診断よりは自分を良く表せており考え方としてすごく参考にしてしまっていますね^^ 全体を読んで見てつまりエニアグラムは一つの考え方として見てという意味ですよね^^ 自分もそう思います。 一つ一つ自分ならどうなのかしっかり認識しながら考えたいと思いますね^^ <見過ごされてしまう因子があるわけで、折角の情報量が減ってしまってますね。 と言うのはつまり性格診断は一人一人がすごく長い質問や面談などをしないと解けないものなんでですか? 何かそこまでしてって感じがしますね^^ でも、すごく勉強になりました。 ありがとうございます^^