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貿易の仕事のやりがいを教えてください
貿易事務の仕事に興味があります。 いろいろ調べてみて、貿易事務の仕事の概要は把握できたのですが、どんなところに「魅力」や「やりがい」を感じるか、経験者の方々にお聞きしたいと思っています。 貿易事務、でなくても、貿易に関る仕事に就いていて感じる魅力ややりがい等もお聞きしたいと思います。 宜しくお願い致します。
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海外営業部に5年おりました。 「女の子」でいいはずの会社の体質ですが、人手不足で日本駐在の事務方は部長と私だけ。 なので、工事を伴わない小型機器や物品の営業窓口は全て私となりました。 まず、相手からRFQ(Request for quotation=見積依頼書)が来ます。それを基に見積を作り、貿易条件(Trade terms)や価格ネゴ等を行い、P/O(Purchase order=注文書)が来ますので、購買セクションに物品購入を依頼します。その際、相手国の輸入禁制品で無い事などをチェックします。若しくは、図面等の提示を求められたら、わが国の知的財産所有権を守る為、シッピングセクションに確認、必要ならば原産地証明書等を取得して頂きます。出荷後、Commercial invoice(請求書)発行し、代金回収を待ちます。そして終了。 19世紀、帝国主義の下、富強国は植民地支配をしました。日本も然り。私の会社の海外顧客は中国・台湾・フィリピン・韓国等、悪い事をした地域が多かったのですが、そこに頭を下げ、接待をし、日本製の物は好きですから、アシスタントでいい私も相手先にサンリオグッズなどをちょっとプレゼントしたりして、工場を建てさせて頂き、その製品を世界中に流通させ、GDPを上げる、と言う、ちょっとした民間南北問題解決。但し、お国柄で「関税」その他課徴金制度がある事を知らない方もいらして、説明するのに大変でしたし、お互い第二言語(英語)でやり取りして、これもちょっと関係代名詞でも使おうものなら分からなくなるし、向こうは辞書を引く習慣の無い方もいらして、失礼な返信を何度も頂きました。好きな仕事だから我慢できましたし、総合職登用や海外出張の予定も上司が組んで下さいました。 私の場合、国内営業部のワープロ清書でコネ無し中途入社、大卒だと鳴り物入りで入り、偏見や意地悪からうつ病になり、28歳で海外部に異動、やっと生きがいを見出した仕事でもありました。 女の癖に英語を話し大学を出て日経を読み、分からない物の見積を作る訳には行きませんから業者さんに頭を下げて詳しく性能機能を聞き、力をつけていったら、国内担当のいじめに遭ってしまいました。全て年上男性、その中に社長が入っていたのが悲しい限りです。重度のうつ病を発症し、2度入院、2度解雇宣告を受けました。 現在は技術部門の翻訳をしておりますが、また貿易事務に戻ろうと思っています。 とてもやりがいのある仕事で、「文学部に行っても先生かお嫁さんにしかなれないんだよ」と高校の先生が言うのを反対する中英文科に行って正解でした。
お礼
異国の人々との仕事は、それぞれの国の文化や習慣の違いなどから、色々とぶちあたる壁が多いのだということがわかりました。 それでも、また貿易事務へ戻ろうと思われるということは、それほどやりがいのある仕事ということですね。 ご回答、どうもありがとうございました。