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手造りビールの容器は
マニュアルによると、まずビール瓶を用意して、これに王冠をつけるのだそうですが、ペットボトルでは強度に問題があるでしょうか。ペットボトルのほうが多数を集めやすいし、密栓するのも簡単ですが。 サイダーほか炭酸飲料がペットボトル入りで出回っています。これから類推して、ビールもいけそうな気がするのですが。どなたかおつくりになった方はいらっしゃいませんか。
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『炭酸飲料のJAS規格』では、20℃におけるガス内圧が「0.29MPa(メガパスカル)以上」と規定されています。 旧来の単位に換算すると「0.29MPa=3kgf/cm2以上」(1平方センチメートルあたり3kg)です。 温度が高くなると急激に内圧が高くなりますので、炭酸飲料容器は相応の安全率を掛けて作られているはずです。 こんなデータもあります(信頼性は不明)→http://www2.hamajima.co.jp/~tenjin/labo/pet.htm ちなみに、大気圧は約0.1MPa。 ビールのガス内圧は定かではありませんが、0.2MPa程度と聞いたことがあります。 白い泡がよく立つのはホップに含まれるルプリンという物質の働きです。 シャンパンなどのスパークリングワインは、0.5MPa以上あります。 ということで、炭酸飲料用PETボトルにビールを詰めても、それほど危険ではないと思います。 ただし手造りビールは材料の配合次第でめちゃくちゃガスを発生する場合があるので、油断は禁物です。 ガラス瓶の手造りビールを開栓したとたんにブシューッ!と噴出して、半分以上こぼれてしまった経験があります。 PETボトル入りビールがないのは、耐圧性だけでなく気密性(ガスバリア性)や遮光性の問題が主な理由です。 つまり、PET樹脂はガスをかなり透過してしまう、透明なので内容物が光により劣化する、という欠点です。 アサヒビールが数年前にこの欠点を改善した特殊PETボトル入りビールの発売を見合わせた経緯があります。 特殊PETボトルは環境への負荷が大きく、既存のリサイクルシステムにも重大な影響を与えるとして、 環境保護団体から猛反対があったためと聞きます。
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