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金属の粒界破壊

粒界破壊の定義がよくわかりません 疲労破壊や衝撃破壊、静的破壊とどう関連があるのでしょうか?

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回答No.1

一般に金属材料は多くの結晶(多結晶)からできています。そして1つ1つの結晶を結晶粒と呼んでいますが、隣り合う結晶粒の間には当然境界面が生まれます(←境界面ではそれぞれの結晶を構成する原子の配列具合が異なりますから)。この境界のことを結晶粒界とか粒界と呼んでいます。ところで粒界は原子配列が乱れていますから、不純物がそこに溜まりやすい場所となります。粒界内では原子が整然としっかり手を結び合っていますが、粒界では手と手が切れ切れとなっており、そこに不純物が溜まると脆くなってきます。これが粒界破壊につながります。従って粒界破壊の定義としては粒界面に沿った破壊ということになるでしょうか。 http://venus.netlaboratory.com/material/messe/winmasphyc2/support/forum/forum_document20021220/forum_nakashima.pdf 疲労破壊とは、繰返し力が作用することによる破壊で、衝撃破壊はまさに短時間に作用する衝撃力による破壊ですね。 そして破断面を観察して不純物が偏析しておればそれは粒界破壊されたということになります。 http://www.amic-pro.co.jp/metal.html

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