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敬語の指針にオブジェクション!
全国の紳士淑女のみなさま、こんにちは。教材やさまを始めとする軍師を大勢かかえ、OKwave はこの先安泰ですね! 敬語の指針に関して物申したいことがございます。とはいえ敬語の指針、はこちらの教材や様の回答から初めて知るにいたったのでございますが。「お」が文に応じて美化語や謙譲語、丁寧語に変わるのは実感として拒否感が否めません。実感にそぐわない分類はいかがなものかと思うのございます。 質問は、敬語の指針は、学問の要請に首尾よく答えるに耐えるものなのでしょうか?
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>敬語の指針は、学問の要請に首尾よく答えるに耐えるものなのでしょうか? 「敬語の指針」は「(文化審議会・国語分科会の中の)敬語小委員会」の中で討議され、審議途中で各界の意見を問うたところ、賛否両論相半ばするようなものだったと、どこかで読みました。わたしなども一言申し上げたかったのですが、そのような輩には知れないところで、審議は進められていたようです。 「敬語の指針」と称する以上、「今後の敬語はどうあるべきか」という方向を指し示すものかと期待しましたが、「国語審議会においては,敬語に関する審議と,建議・答申を過去2度行っている。昭和27年4月の「これからの敬語」(建議)と,平成12年12月の「現代社会における敬意表現」(答申)である。」と過去の考えを継続する旨を述べ、「相互尊重」や「自己表現」を中心として考えるというくらいが主な指針で、むしろ「現状追認型」の方針であると考えます。もっとも、現状追認とは言っても、明らかに不合理な部分は否定しています。 わたしの不満な点は二つ。一つは「謙譲語II」(丁重語)の例示のしかたです。「参る」「いたす」「申す」「おる」は、そのまま使えば、「侍かぁ!」と頭を叩かれそうな尊大な言い方になり、殆どの場合「ます」付けなければ使えない。(もっとも、「参りたいと思います」なら使える)このあたりの説明が不十分なことです。 二つめの不満は、「美化語」を分類のひとつに置いたこと。「お鍋」など、鍋を美化してどうするのと言いたい。わたしなら、ある学者が使った「上品敬語」(または「上品語」)を使いたいと思います。 これ以上は長くなるので止めますが、このサイトでよく聞く「敬語」に関する質問には、この答申の「第三章」のQ&Aが分かりやすく答えているので、是非活用して欲しいと思います。
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- azuki24
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>敬語の指針、はこちらの教材や様の回答から初めて知るにいたったのでございますが。 文化審議会国語分科会の「敬語の指針」は、答申案がまとまった1月15日と正式答申の2月2日時点で新聞やテレビで報道されたので、広く知られていると思いますが…。 今回の5分類は国語分科会が全く新たに創設したわけではなく、日本語学(国語学)の分野では既に多く使われている分類方法だと聞き及んでいます。 学校教育の場でも、『小中高校の国語科では現在、3分類を基本としながら教育段階に応じて「敬体と常体」といった2分類や美化語を加えた4分類を採用している』ということです(07年2月2日、朝日新聞)。 つまり、戦後半世紀以上も学校で教えてきた従来の3分類が、現在の敬語の実態に合わなくなっているので、学問分野で用いられている5分類を一般にも適用しようというものですね。 従来・3分類 → 今後・5分類 (1)尊敬語 → (1)尊敬語 (2)謙譲語 → (2)謙譲語、(3)丁重語 (3)丁寧語 → (4)丁寧語、(5)美化語 >「お」が文に応じて美化語や謙譲語、丁寧語に変わるのは実感として拒否感が否めません。 これはちょっと理解しかねます。「お・ご」の使われ方の実態を正しく把握されていますか?
お礼
まだまだ勉強すべきことがでてきました! ありがとうございました!
- garamond
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「敬語の指針」などに認めてもらう必要は有りません。 自分の行為の結果が相手に及ぶ場合に、「お招きする」、「御説明申し上げる」というのは、昔からのことです。 セットになった言い回しの「お招き」、「御説明」だけを取り出して、 “自分の行為に「お」「御」を附けている” と言うのが間違っているのです。
お礼
garamond さんの大ファンです(きゃっ告っちゃった!)
お礼
わぁ、とても理解を深めることができました! またよろしくお願いします。