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座屈の判断指標、細長比はどんな計算に利用される?
建築士独学中です。 座屈のしやすさに関する指標として細長比がありますが、 その数値は座屈の計算上、どのように利用されるのでしょうか? 単に、求めやすく、捉えやすく、昔から汎用されてきたから、というほどの理由で、利用目的は座屈しやすさの判定にとどまるのみですか? 座屈の判断指標にはもう一つ、「力」という意味合いを持つオイラーの座屈荷重があり、これだけで事足りるような気がするのですが、 なぜあえて細長比というのを持ち出すのですしょうか? オイラーだけで判定することには大きな落とし穴が潜んでいるとでもいうのでしょうか? また、細長比=座屈長さ/断面二次半径 ですが、断面二次半径に根拠はありますか?
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noname#65504
回答No.1
細長比は、弾性座屈と非弾性座屈の判定にも用います。 両者の境界の細長比を限界細長比といいます。 オイラーの座屈荷重は材の形状寸法と弾性係数だけで求まるもので、強度は関係ない式です。 また、オイラーの座屈荷重は弾性座屈にだけ当てはまる式で、非弾性座屈については、当てはまりません。 すなわち限界細長比より小さい細長比の座屈は判定できませんので、まず細長比により弾性・非弾性かを判断する必要があります。 それで弾性座屈ならオイラーの座屈荷重式を用いて座屈荷重を求め、非弾性範囲ですと、いくつか提案されている実験式などにより検討することになります(非弾性はこれと決まった計算式はないようです)。 最後の質問についてはよくわかりませんので、お答えできません。
お礼
ご回答ありがとうございます。 オイラーは弾性域のみの適用でしたね。すっかり頭から飛んでました。 細長比は弾性座屈か非弾性座屈の判定にも使うんですね。 よく分かりました。
補足
断面二次半径に根拠についてはまた気になる機会があったら質問立ててみます。