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民法・民訴法初学者の学習法

今年8月に大学院の入試を控える理工系単科大学工学部4年生です。 初学者が民法・民訴法を勉強する際の注意点に関してお聞きしたいと思います。 現在工学部の化学系学科に所属しているのですが諸事情により学部卒業後、同大学内の別分野の専攻(学際領域)に進学しようと考えています。 入学試験は筆記試験と面接試験に分けられます。 筆記試験の中のひとつの科目が法学で、その内容は "民法・民事訴訟法に関連した問題を出題する"と説明されています。 (※形式は1000字程度の論述) 現在の専攻は法律とはまったく異なり、かなり初歩の段階から順を追って勉強していかなければならないのですが司法試験の受験とももちろん性質が異なりますし今後の数ヶ月でこれらの法律に関して広く体系的に知るにはどうしたらいいものかと悩んでいます。 そこで初学者が民法・民訴法を勉強するに当たって注意すること・学習のステップなどに関してお考えがあればお教えいただきたいと思います。 法律に関しての知識は教養課程時代に授業を3科目程度履修し、また合格すれば指導教官としてお世話になる先生のゼミ(理系学生向けの知財分野のケーススタディ、隔週1回1時間半)を2年間受講してきた、という程度のものです。 民法・民訴法の体系的な知識はほぼ無いものとお考えください。 大学・大学院カテゴリにて質問するのが良いかとも思いましたが、より詳しい方が多いかと思いこちらに質問させていただきます。 質問事項が曖昧でお答えになりにくいとは思いますが、どうぞよろしくお願い致します。

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noname#30350
noname#30350
回答No.3

#2です。 超入門書は「伊藤真の民法入門」以外にも、同じく講義調の入門書として「S式生講義 入門民法」という本もあります。こちらは2分冊です。 伊藤真さんもS式の柴田孝之さんも司法試験予備校で専業講師をされている方です。お好みでどちらかをお読みになれば良いかなと思います。 超入門書なので個人的には薄い本(伊藤さんの方)で十分だと思います。 超々入門書として柴田さんの「法律の使い方」という本もオススメです。(教養で3科目履修されていたということなので不要だとは思います) 「スタートライン債権法」は民法総則の入門書を終えた後に(物権法の後か、物権法と併行して)読まれてくださいね。民法はパンデクテン方式といって、共通する事柄がまず「総則」として規定されています。 慶應の池田先生の書かれた本ですが、学者さんの本なのにコラムが多く載っていたりととっつきやすい構成になっています。 民法総則はシケタイ(伊藤真の試験対策講座・弘文堂)でも良いのかなと思います。総則は分量的にもそんなに多くないです。シケタイというのはいわゆる予備校本で、法学部生は持ってない人がいないくらいですが内容は学者さんの本の切り貼りなので(私が言っているのではなく、伊藤塾の某講師が明言されてます)まず問題のない範囲ではありますが微妙に整合性・正確性に難があったりします。その辺が学者さんには毛嫌いされるのでしょうね。 民訴は民法を終えた後に勉強されて下さい。 詳細が分からないので抽象的でピンボケしたアドバイスになってすみません。

sol_gel
質問者

お礼

zzz33301様、 2度に渡るご回答、誠にありがとうございます。 多くの書籍を具体的に、また初学者向けの初期段階の学習に関してお教えいただき本当に参考になりました。 おすすめいただいた書籍を参考にして早速超入門の学習を始め、 幸いにも法律に詳しい知り合いが複数おりますので個人的にアドバイスをもらい今後の学習の指針を立てて行こうと考えております。 >詳細が分からないので抽象的でピンボケしたアドバイスになって >すみません。 そんなことは決してありません(>_<) 本当に助かりました。 改めて、お礼を述べさせていただきます。ありがとうございました。

その他の回答 (2)

noname#30350
noname#30350
回答No.2

どの程度が求められるのか分かりませんが、民訴の入門書は中野貞一郎先生の「民事裁判入門」(有斐閣・1900円+税)が一押しです。現状で入手できる民訴の入門書としては一番すぐれていると思います。 民法の超入門書は「伊藤真の民法入門」が分かりやすいかなと思います。 学者さんの書いた入門書(よりちょっと詳しいかな)だと債権法分野は「スタートライン債権法」が大変オススメですが、他の分野(総則・物権法学部・家族法)はオススメできるほど良い本を知りません。学者本なら東大の内田貴先生の本、予備校本ならシケタイ(伊藤真の試験対策講座)になるかと思いますが、どちらも相当な分量になってしまいます。 いずれにせよ、過去問を法学部の学生か教授にでも見てもらって、どの程度のレベルが求められている試験なのか判断してもらうのが良いかもしれません。その試験を受けられた先輩に聞かれるのも良いですね。 参考にならなくてすみません。

sol_gel
質問者

お礼

早速の御回答、ありがとうございます。 どの程度が求められるのかすら把握できていない上での質問、申し訳ありません。 ・民事裁判入門 ・伊藤真の民法入門 ・スタートライン債権法 具体的な書籍を挙げてのアドバイス、とっかかりすらわからない自分にとっては本当に助けになります。参考にさせていただきます。 まずは皆様の御回答を参考に超入門段階の学習を進めます。 平行して、おっしゃる通りまずは知り合いの法学部生・法学部出身者に問い合わせの上どこまでのレベルが求められているのかを自分なりに把握することにとりかかるのがいいかなと考えております。 改めまして、御回答いただきありがとうございます。

回答No.1

過去問を検討しましたか?どのレベルの知識を必要としてましたか? 一行問題でしたか?事例問題でしたか? 要求されるレベルは、どの程度ですか?条文知識で大丈夫ですか?判例知識まで要求されますか? あと、試験に占めるウェィトはどの程度ですか?筆記だけですか、面接でも聞かれますか? また、今後研究を進めるのに、民法・民事訴訟法の知識は必要不可欠ですか?必要なら、そのレベルはどの程度ですか? その辺が分からないと、答えようがないと思います。

sol_gel
質問者

お礼

早速のご回答ありがとうございます。 数々の不備、申し訳ありません。早速過去問を手に入れて検討してみました。 詳細を公開するわけにもいきませんので、ご指摘の点に関して自分で判断の付く点に関して補足致します。 もしお時間が許すようでしたら再度回答をいただけますようよろしくお願いいたします。

sol_gel
質問者

補足

ご指摘いただいた点に関し補足致します。 【出題形式】 1つまたは2つの事項について1000字(前後)で論じなさい。 というものです。問題文全体でA4,3行程度のシンプルな出題です。 【試験に占めるウェイト】 4科目中の1科目です。点数配分は明確になっていません。 面接試験ではほぼ触れられないのではと思います。 【今後の研究にあたって】 民法・民事訴訟法の知識が必要不可欠となるような研究はしないつもりです。 既存の研究内容等から判断してもそれは可能だと考えております。 以上です。 質問文および補足にて言及されていない前提条件に関しては各回答者様にて仮定の上御回答いただけますと幸いです。

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