- ベストアンサー
「額」と「額縁」「金額」の関係
「額」という字はひたい、おでこを表しますが、 「額縁」や「金額」ということばに使われているときは どのような意味を持っているのでしょう。 辞書で「ひたい」の意味を見ると、 「物の突き出ている部分」とありますが、 「額縁」はあのちょっと突き出た形と関係があるのでしょうか?
- みんなの回答 (5)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
No2です。私が意味を解しませんで、本当に申し訳ありませんでした。 では改めて、 額「がく」=数量をあらわす時の漢字の持つ意味ですね。 頁(おおがい)の意味が、数量の意味を持つ事も良いですね。 なぜ「頁」が数量の意味を持つのか。中国で、元々「葉(よう)」でしたが、 読みが同じ事から「頁(よう)」が使われるようになったそうで、 それが日本に伝わったようです。 「葉」であれば少しは想像もつきますね。 つまり、使い方が意味になったということですね。 枠としての額(がく)も元の形からすれば 数量をあらわすことになった「頁(葉)」と同じ成り立ちがあります。 洋画のフレームは凸凹立体的な枠ですが、 日本や中国の書画の額といえば掛け軸の装丁、 掛け軸にする時に裏に当てる紙(作品のまわりから少し覗かせます)が額です。 物の形を意味にすれば「頁(葉)」が作品の枠になっている「がく」として成り立ちます。 洋風の木枠、金属枠(フレーム)、非金属枠の額も、中国風の書画の紙枠の額も、 作品を引き立てるために装丁するものである事には違いないです。 私の解釈でした。目的の回答に近づけましたか?
その他の回答 (4)
- binba
- ベストアンサー率47% (513/1090)
ちびちびすみません。No.2です。 植物の、花びらの下の茎の最後の所に付いている葉のようなもの、 あれも、額(がく)と書きます。 「頁」のもとの字が「葉」だからこそ通じるのですが、 中国では「客葉」という文字ではどうしていけなかったのかが気になりますね。 画数は少ない方が助かりますが。
- binba
- ベストアンサー率47% (513/1090)
No.2です。 「額」が持つ全く異なる3つの意味は、それぞれ独立した意味です。 「額縁」と言う熟語の時は、フレームの「がく」の意味で、「ひたい」とは無関係です。 額で囲うもの自体に面(めん・つら・おもて)があります。 「金額」と言う熟語の時は、「数量」の意味で、「ひたい」とは無関係です。 「額」と一字だけ書いてある時は、その前後から読み方と意味を理解します。
お礼
再度の回答ありがとうございます。 ちょっとこちらの質問の仕方がよくなかったようです。 漢字の成り立ちと、現在の持つ意味のつながりを調べています。 辞書を見ると、「額」の「頁」は頭を表し、「客」は音符で、ひろい意味の「宏」から来ているようです。 (もっとも後者の説明は鵜呑みにはできないと印象なので、もう少し調べるつもりですが) とりあえずこれを前提にすると、「ひたい」の意味は理解できますが、 「額縁」「金額」の「ガク」にはなぜこの字が当てられたのかわからない、ということでした。 また何かありましたらよろしくお願いします。
- binba
- ベストアンサー率47% (513/1090)
[額]を辞書意で引くと、 [ひたい]と[がく]と、2つの解釈がでてきませんでしたか? [がく]の方には更に2つの解釈があります。 (ひたい) (1)顔の一部。 (がく) (2)額縁のこと。 (3)数量、特に金銭の量のこと。 額を使った熟語は色々ありますが、 (1)や(2)よりも、(3)の意味を使った熟語は多いですね。
お礼
回答ありがとうございました。 下の方に宛てた内容と同じですが、 (ひたい)と(がく)を繋いだものがわからないのです。 「ひたい」が何かを象徴していたのか? ちょっと自分の想像力では補いきれないところです。
- sssinyaaa
- ベストアンサー率48% (235/480)
「額」の成り立ちを見てみましょう。 「頁」→かしら、こうべ、あたま と 音符「客」→ひろい意 から成り、顔のうちの広いところ、「ひたい」の意を表わします。 そして「額」の意味としては、 (1)ひたい (2)たか、かぎり・・・・例として「定額」 (3)門やのきにかかげる書札・・・・「扁額」 とあります。 これをみると 「金額」のときは(2)の意味 「額縁」のときは(3)の意味 で用いているものと思われます。 (以上、角川・新字源を参照) 小さいころ、おでこの出っ張った子をよく見た記憶があるのですが、 最近めっきりと見かけなくなったなぁ。
お礼
回答ありがとうございました。 額の字の成り立ちは納得のいくものなのですが、 それが(2)や(3)の意味に転じたゆえんが わからないなあと思っているのですが……。
お礼
お礼が遅れてすみません。 「頁」は元は「葉」だったのですね! であれば、binbaさんの解釈でかなり納得がいきます。 まさに求めていた回答でした。 漢字の転化の歴史は深いですね。 何度もご丁寧に、本当にありがとうございました!