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配電線のバランサ動作原理を教えて下さい
新米の電気主任技術者です。当方の守備範囲ではありませんが配電線低圧側の末端にあるバランサですがあのコイルの中点を単三の中性線に繋ぐと電流のアンバランスが補正されひいては両端の電圧が揃うというその原理がわかりません。どうしてそのようなことが可能なのでしょうか。電流分布はどうなるのでしょうか どなたかご教授ねがえないでしょうか。
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簡単のため、 ・負荷は単相三線の末端に集中していて、かつすべての負荷の一端は中性線につながっている。 ・送電端の電圧、系統インピーダンスはバランスしている 場合を考えます。 この配電系統は、中性線のところで分割し、二つの単相2線回路に分けて考えることができます。 ここで、配電系統末端で、二つの回路を1:1の変圧器でつなぐと、末端電圧は等しくなります。2つの配電回路は、同じ送電電圧、系統インピーダンスですので、配電回路の電流は等しくなります。 また、変圧器での電力消費は0ですので、一方の回路末端から流れ出た電流は、他方の回路に流入しています。(つまり、負荷の軽い回路の末端から、負荷の重い回路の末端に電力が供給されている) (等価的には、二つの配電回路末端を接続した形になり、合成回路の中央にある負荷に合成回路両端から50%ずつ電力を供給している形になります) 概略はこのような形になっているかと。
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- foobar
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コイルというよりも1:1の変圧器を単相三線の上下につないでいる、 という状況かと。 1:1の変圧器をつなぐことで、末端の両端電圧をそろえ、結果として電流のアンバランスが補正される(変圧器の起電力が、上下相の電圧の平均値になるので、電圧の高い相から遅れ無効電流が流れる、位相の進んでいる(負荷の軽い)相から有効電流がバランサに流れ込み、遅れている相(負荷の重い相)に有効電流が流れ出る)ことになるかと。
お礼
早速のレス、ありがとうございます。お礼が遅れました。せっかくご教授願えたのですが 変圧器の起電力が・・・云々以降のことが浅学非才の身で申し訳ないのですがわかりません。できましたらもう少し具体的におおしえ願えないでしょうか?
お礼
再度のお答えどうも有り難うございます。完全ではありませんが後半の方の等価的には二つの配電線回路末端を接続した形になり・・・云々のところで 何となくイメージが湧いてきたような気がします。成る程と・・・。 かなりヒントが得ることができた気がします。どうも有り難うございました。(完全にわかったと言えなくてどうもすみません。)