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屋内配線の怪
どなたか、教えて下さい。 事業所の分電盤に、単三とD種接地線が来ており、ここで分岐して単相100VにD種接地線(ケースアース用)を添えて3線で、コンセントや照明回路に配電されています。その数約50回路。 この分岐回路のうち、10回路ほどのアース線に電流が 数十mA~百数十mAほど流れております。 100Vの2線にアンバランス電流はなく、従ってD種接地に流れていません。 これらの電流は、どこから供給され、どこへ行くのでしょうか。また放置しておいて大丈夫でしょうか。 聞くところによると、インバータを使用する回路でノイズキラー用のコンデンサーのアースをケースに落しているとの事。本当でしょうか。 この擬似アース? のメカニズムも説明頂ければ幸甚です。
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またまたになってしまいますが・・・・・・・ >実際はB種接地に流れているんですね。 いえD種接地にも流れますがB種接地にも流れる可能性はあります。 この値はクランプメーターで測定したら正確度が低く参考程度でしょうね。 一般にノイズ系統の波形は正弦波ではなく様々な集まりなので、 波高値・平均値・実効値ともに数値にするのは非常に困難だと思います。 ただ流れる電流が少ないので発生する電圧は10ボルト前後ですから、 ここから危険がとはならないので余り問題化していないのでしょうね。 扱われているパワーラインの電流と比べれば1/1000位でしょうし・・・・・ 流れる経路は 機器(発生源)→アース線→D種接地 →大地→B種接地→パワー回線→機器 ごく普通の例としてです。
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- aoidtmjr2nrt
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>回線を切ってアース電流を計ったことがあったのですが、 >値がどの位だったか失念しました。容易に停電できない回路なので・・・。 停電させてアース電流を計っても意味はありません。 従って作動中ですから均一な電流値ではないでしょうね。 >もし回線を切ってもアース電流があれば、誘導でしょうか。 マイクロアンペアクラスが流れていれば誘導もあり、 ミリアンペアクラスでも周波数や近接電線電流の大きさ次第で、 誘導されたと思われる電流が流れる可能性はあります。 >擬似アース電流?でしょうか。 とは私は聞いたことがない名前です。 回線を切りそこからアース端子に流れる電流をテスターで計測されたものですね? とお聞きしましたがこの”回線を切り”とは機器などのアース端子を外して 電流計を挿入して計測すると言う意味です。 機器のアース端子→テスター→D種接地線 となります。 クランプメーターで測定でしたら外す必要はなくて また機器の動作中でも出来るはずですね。 配電盤などでしたらネームプレート板を外せば作動電流が計測可能で 各回線の状況が一目ですからきっと将来役に立つでしょうね。 ただしこの仕事は有資格者でないと危険でしょう。
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たびたび有難うございました。「擬似アース電流」は、ノイズキラーなどによりアースに流れる電流を、私が勝手に付けたもので、D種接地に流れてB種接地に流れない電流を指してました。 しかし、実際はB種接地に流れているんですね。測定方法が悪いので検出できてないのですね。
- aoidtmjr2nrt
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正確なお答えとなるかどうかわかりませんが(よくお確かめくださいね) >アース線に百数十mA流れてて 回線を切りそこからアース端子に流れる電流をテスターで計測されたものですね? それでいて しかも >50mAフルレンジのクランプメータで0位置ーーの場合 表示が0に近いとしたら単純的にはバランスがいい!!とも言えますが、 奇跡的な値でしょうね。 各回線毎の一覧表は作られましたか? なぜ単純的と申したか? その理由は? 各機器からアースに流れる電流にはパルス性ノイズや 高周波域のノイズとか・・・・・(しかも不均一なレベルで・・) その他の商用周波帯以外の電流もあります。 クランプメータで測定値とテスターでの計測では差が生じますね。 もしすべての計測をクランプメータで測定されたとしたら、 クランプの仕方まで(金属体との離隔や角度など・・・) 測定時の負荷の同一性も確度に大きく影響するでしょうね。
補足
たびたびのアドバイス、有難うございます。 回線を切ってアース電流を計ったことがあったのですが、値がどの位だったか失念しました。容易に停電できない回路なので・・・。 もし回線を切ってもアース電流があれば、誘導でしょうか。 またアース電流がなければ、擬似アース電流?でしょうか。
- aoidtmjr2nrt
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こんにちは >ノイズキラー用のコンデンサーのアースをケースに落しているとの事。 その通りです。 機器にもよりますが一定値ではないと思います。 >10回路ほどのアース線に電流が 数十mA~百数十mAほど流れております。 アース線の電流は機器個別で測定されたのでしょうか? 個別測定と各回路測定をして単三どちらの相か?の、 図面を作成すればよく分かりますね。 >100Vの2線にアンバランス電流はなく、従ってD種接地に流れていません。 アンバランス電流はないとは思えません。 アース線に電流が百数十mA流れていてもバランスが取れていれば、 検知出来ないくらいの電流が流れている可能性が大ですね。 同じ理由からD種接地に流れているはずの電流もバランスが取れていれば、 検知出来ないかも知れません。 >これらの電流は、どこから供給され、どこへ行くのでしょうか。 >また放置しておいて大丈夫でしょうか 当然供給元トランスの二次側まで戻りますから大電流では 長年にはいろいろと影響が出てくるでしょうね。 出来る限りバランスよい環境設備に整えるのがベストでしょうね。
補足
早速のご回答、有難うございまいました。頂いたアドバイスはよく判りました。 重ねてお尋ねします。 アース線に百数十mA流れてて、単相100Vの2線のアンバランス電流が0に近いーー50mAフルレンジのクランプメータで0位置ーーの場合は、アンバランス電流はどの位と見るべきでしょうか。
- kichikara
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ご質問文からのみでは情報量が乏しく、山勘に近い回答となりますが。 「分電盤から各負荷へ向かう複数のアース線に電流が流れているが、分電盤から電源側(接地極側)へのアース線にはその電流が検出できない」と云うことですね? であれば、私が疑うのは誘導による循環電流です。隣接する負荷設備の筐体がアース線以外の経路で電気的につながっている様な場合に起こり得ます。 理屈としては、「負荷Aへ向かう100V電源線が変圧器の一次側、これと並行しているアース線が変圧器の二次側巻線の様になり起電力が発生し」「負荷Bへの電線でも同様な事が起こり(或いは負荷B側では起こらなかったとしても)」「分電盤内ではそもそもアースは一括にされていて」「負荷Aの筐体と、近隣の負荷Bの筐体が大地等を介して電気的につながった状態である」場合に、上記の経路を循環する電流が検出されます。 これ以外となると、「複数の負荷がちょっとづつ地絡していて、しかもちょっとづつ位相がずれていて互いに相殺しあっている」と云うことになりますが、まあ、コレは無いですね。 確認方法ですが、電流が検出されるアース線を一本、分電盤側で浮かせておきます。この外したアース線と、分電盤のD種接地端子間の電圧を【アナログテスタで】測ります。レンジを変えてもう一度測ります。 例1;300Vレンジで測定したら80V指示。120Vレンジで測定しても80V指示。 例2;300Vレンジで測定したら80V指示。120Vレンジで測定してら32V指示。 例2の様な、レンジを変えても【指示位置】が変わらない場合、誘導です。感電の危険は大きくないと思われますが、長期間に亘ると電流の経路となっている筐体などが電蝕する事があります。 例1の様に、レンジを変えても【指示値】が変わらない場合、地絡故障により正味その電圧がかかってます。どう云う理屈で各負荷間でのみ遣り取りしてたか解りませんが、感電の恐れがあるので個別に改修を要します。 長々書き連ねましたが、「まるっきり的外れ」でない事を祈るばかりです。
補足
早速のご回答に感謝しております。 ご想像のとおりで、「的外れ」でなく、ピッタシです。 ”誘導による循環電流”との事。よく解りました。それで【アナログテスタ】でのチェック法を早速やってみます。 私人間が古く、針が振れるメータが大好きですので・・・。
補足
>流れる経路は・・・D種接地 →大地→B種接地・・・ >クランプメーターで測定したら参考程度・・ 等々よく解りました。 どうも長い間、お世話になりました。今後ともよろしくご指導下さい。