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2次側接地線電流の増加について教えてください。
工場受電室内の単三200Vトランス(恐らくスコットトランス)の2次側に増設工事(1回線コンセントと照明)を行ったところ、電気主任管理者の定期点検でトランス2次側の接地電流(単三の中性線から接地している線に流れる電流)が100倍以上に増えた(前月測定で10㎃が今月は1Aを越えた)ので、絶縁等確認の上対処するよう指示がありました。増設した回線の絶縁抵抗はすべて異常なく、何が原因でこのような症状がでるのでしょうか?対応策をご教示頂ければありがたいです。
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少し日時が経ちましたが、ご質問に対し次のような事項を考えました。ご検討下さい。 (1)増設工事でコンセントと照明が追加されたようですが、コンセントにパソコンなどが多数接続されていませんか? 何がどの様に接続されているのでしょうか? (2)照明器具の種類と仕様は、どの様なものでしょうか? (3)可能であれば、これらの機器のプラグを全数コンセントから一旦外した状態で再測定できませんか? また、1台ごとに追加しながら漏れ電流を測定できないでしょうか? (4)測定器の製造メーカー名、型式、仕様などはどのようなものでしょうか? 通常、パソコンなどの電源部にはスイッチング電源となっており、交流から必要とする直流電圧を作り出し内部に供給しています。これらの電源部では、ノイズ対策などのため電源部をコンデンサーにより接地している場合が多くあるように思います。 コンセントにパソコン、複写機、FAX、プロジェクターなどが多数接続され、特に接地極のあるコンセントを使用し、これらの機器を接地したとしますと発生する高周波成分が、このコンデンサーを経由して大地に流出することが考えられます。 このような場合、接地線を測定している測定器の種類により、この高周波電流も加算して表示してしまうため、大きな接地電流が流れているものと見なされる場合があります。 接地線に流れる漏洩電流は、クランプ式電流計でも測定はできますが、より正確に計るには、測定器メーカが”小さな漏れ電流でも測定可能”と言っている測定器で測定し判断した方が良いでしょう。 更に前述の高周波成分をパスするようなフィルター付きの測定器での測定が良いと思います。通常このフィルターは(ON/OFF)できますので、ONとOFFの両方の電流値を記録し判断します。 (ON時:商用周波数の近い周波数成分での漏れ電流を測定することになります。) フィルター付きの測定器については、何社かが製作していますので、測定器メーカのカタログや直接メーカに確認されたら良いでしょう。なお、原因が別にあった場合は、いらぬ心配をお掛けすることになります。申し訳けありません。
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- shino0413
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そんな状況なら誤結線じゃないかと思いますが、増設した部分をチェックしてみましたか? 途中にスイッチが入ってたりすると絶縁上は問題なかったりしますよ。 そもそも主任技術者は原因特定してくれないんですか? 社員ならやらせれば良いと思います。 保安協会に委託されているのならそこまでしないかも知れませんが、個人(管理技術者)なら 調べるのでは(出来ない人も居るでしょうけど)。 それ以前に工事屋が施工したのならチェックさせてはどうなんでしょう。 少なくとも私なら言われなくても調べますけどねぇ。
お礼
ご回答ありがとうございました。主任技術者は点検だけを委託しているようで、原因の究明までは依頼できないみたいです。工事屋は一度チェックをしていますが、もう一度やらせてみます。ありがとうございました。
お礼
ご回答ありがとうございました。大変詳細にご教示いただき感謝申し上げます。増設しました負荷の種類ですが、照明はすべてグロースタート式蛍光灯です。直管100W2連器具を3セットです。これは新品ではなく、移設ですので大元の負荷として変化が無いことになります。それとコンセントですが、小型のベルトコンベア(変速装置無し)が2機です。スイッチング電源を使っていそうな物は無いように思いますが、ご指導いただいた(3)については一度試してみます。測定器については出入りの専門業者に相談してみます。本当にありがとうございました。