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コンデンサについての質問
質問1 コンデンサの種類の中のフィルムコンデンサの仕組みについて教えて下さい。もしかしてフィルム(ナイロンみたいなもの)を鉄板とかで挟み込んで並行板として用いているのですか?特徴とかありましたら教えてください。 質問2 日常の中でコンデンサはどのように用いられてますか?
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astnishさんこんにちは。 構造については、No.1の方の言われる通りです。 金属箔(普通はアルミ箔です)、フィルム、金属箔、フィルムと重ねて巻いたものに端子を付けたものです。 いちばん後のフィルムは絶縁用です。 また、金属箔の代わりに、フィルムに直接金属を蒸着したものも有ります(メタライズドフィルムコンデンサ) 金属箔の間に入れるフィルムのことを誘電体と言います。 使うフィルムによって、コンデンサの名前や特性が変わります。 例えば スチロールフィルム→スチロールコンデンサ(スチコン) 温度変化による容量の変化が少ないため測定機器や高級オーディオなどに使われます。 マイラーフィルム→マイラーコンデンサ 安価なため幅広く使われます。 紙などに電解液を含浸させたもの→電解コンデンサ(ケミカルコンデンサ、ケミコン) 容量の大きなものができるため平滑回路などに使われます。 尚、「巻いて有る」で何か思い浮かびませんか? コイルですよね。 フィルムコンデンサはその構造から、高周波には向きません。 高周波では、コンデンサ自体がコイルと同じ特性(インダクタンス成分)を持ってしまうのです。 フィルムコンデンサは周波数の低い回路で使われます。 したがって、高周波では金属と誘電体を巻き込んだものではなく、誘電体の板に金属を蒸着したものが使われます(セラミックコンデンサなど) 容量が必要なときは、これを何段か重ねます(積層コンデンサ)
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- plussun
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質問2についてですが。 コンデンサーは電気を貯めるという使い方と、ある周波数より高い ものを通過させるという大きく分けて2つの使い方をすると思います。 電源回路等でのコンデンサーの働きは、理想的な直流を取り出すという 働きが主で、アンプ等では信号を増幅する為に必要な電源の電流の流れと、信号の流れを分ける役割を果たしています。 例えばアンプを設計する上で考えなければならないのは、直流回路と 信号の流れである交流回路です。 トランジスタを正常に動作させるためには、抵抗器が数個必要になります。 交流回路的には、回路内の抵抗を0にして無駄なくトランジスターを 動作させたいのですが、直流回路で必要な抵抗器が邪魔をします。 そこで、この抵抗器の両端に適切なコンデンサーを入れることによって 交流回路の抵抗を0に近づける事ができるのです。 また、高周波回路では不必要な高い周波数をコンデンサーでアースに落として、異常発信をしない対策に用います。 同じ意味で、ノイズをアースに落とす使い方もします。
- nubou
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質問2 電子回路に供給する電圧とグラウンドとの間に比較的大きなコンデンサをつなぎ電圧を安定化します
- westpoint
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1:ほぼそう言う考え方です。金属箔二枚の間にポリエステルフィルムを挟み込んで、細長~~く作り、これをくるくる巻いて円筒状にしているのが多いようですね。 こうすることで有効面積=静電容量を稼いでいます。 2:ありとあらゆる電子機器に使われていますので、どのようにと言われても難しいですね。 ほとんどは充放電のできる機能を利用した物ばかりですが・・・ 電子機器以外では、例えば車のルームランプがドアを閉めたときにゆっくり消えると言うものは電解コンデンサを使っていたと思います。 グロースタート型の40W直管蛍光灯のグロー管(アルミで覆われた物)をばらしてみると、小さなコンデンサが付いてます。発振ノイズ防止用だろうと思います。 多分、電子機器に詳しい方からレスが付くでしょう。電子機器はそちらにお任せです。(笑)
お礼
コンデンサの容量を増やすために有効面積を増やす工夫があるんですね。とても納得しました。 ありがとうがざいました。
お礼
回答有難うございます。今までコンデンサは、金属の平行板によってできている物としか認識してなっかたのでいろいろな種類のコンデンサがあると知りとても驚きました。