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脂肪の酸化と害について

色々なパターンがありますが、 基本的に二重結合は酸化によって切断されると思います。 よく、酸化した不飽和脂肪酸を摂取すると体に有害って言いますよね? あれって、酸素が結合したら切断されて短い脂肪酸のかけらになるだけで、生体内でされる酸化とあまり変わらないように思えるのですが、何故有害だと言われているのでしょうか? 空気中からの酸素を構造式に持った脂肪酸が有害であると言うことなのでしょうか?

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  • DexMachina
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回答No.2

横レス失礼致します。 カルボキシル基とヒドロペルオキシドをそれぞれ構造式で描くと 以下のようになります。 ・カルボキシル基;  -C-OH    ||    O ・ヒドロペルオキシド;  -C-O-OH ヒドロペルオキシドの「O-O」間の結合は、比較的容易に 切れて、ラジカル(-O・)を発生します。 このラジカルは有機物の「C-H」間の結合を切ることが できる程度の活性(=力)を持っているため、これがDNAなど を傷つけます。 一方、カルボキシル基も、二重結合があるので切れやすい とはいえますが、この場合の切れ方はラジカル的(=結合に 使われている2つの電子が2つの原子に均等に分かれる) ではなくイオン的(=2つの電子が一方の原子に残る)な開裂 になります。 この場合は、C-Hの結合を切るほどの活性はないため、 ラジカルのような有害性はありません。  -O-O- → -O・ + ・O-  C-H + -O・ → C・ + -OH  (炭素の残り3本の結合は省略)  C=O + C^+-O^-   (炭素の残り2本の結合は省略、「^+」等は電荷の意味)  *カルボキシル基の場合、実際にはこの電離よりも   -CO2Hの「O-H」間の結合が切れる電離の方が   遙かに寄与が大きい(=確率が高い)ですが。   (-CO2H → -CO2^- + H^+)

varsinia01
質問者

補足

なるほど!! 構造的な違いがあるのですね!! どうもありがとうございます!! あと、誠に図々しくて申し訳ないのですが、もし参考文献かサイトで初心者向けのものがありましたら、教えていただけますでしょうか?

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その他の回答 (1)

noname#160321
noname#160321
回答No.1

不飽和脂肪酸は二重結合のビニル位で自動酸化されC-O-O-Hになります。(ヒドロペルオキシド)これが体内に取り込まれると、細胞を構成する膜に取り込まれます。これがラジカル源になりさらに酸化が進み途中でDNAなどを傷つけますので、いわゆる「活性酸素種」として嫌われています。

varsinia01
質問者

補足

解答ありがとうございます。 少しだけ補足させてください。 原子記号だけ見て決めるのは安易だとは思いますが、出来た副産物のCOOHとはカルボキシル基とは似て非なるものなのでしょうか? すみません、お願いしますm(_ _)m

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