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オゾン酸化
オゾン酸化は、アルキンの二重結合に攻撃して酸化させていく 反応のようですが、これはアルキンにのみ起こる現象なのでしょうか? 例えば、プロパノールなどの酸化はオゾンでは起こらないのでしょうか? また、オゾンの酸化剤としての酸化還元電位は2.07V、活性酸素としての 酸化還元電位は1.52Vと知ったのですが、 オゾン酸化の場合、どちらで考えたらいいのでしょうか? また、オゾン酸化での酸化エネルギー等というものは存在しますか? (kcal/molが単位のエネルギー値です)
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あ~, 混乱させてしまっていたらすみません. 要は, 水素を基準として (つまり水素を還元剤として) Ox + ne^- → Red の反応をさせた場合の電位です. だから, 電子は左辺にきます. あと, 電位に関しては周辺状況にもよるはずなので, 一概に「この値が正しい」とも言えないですね. 理科年表では pH 0 における O3 + 2H^+ + 2e^- → O2 + H2O の電位として 2.705V という数値が挙げられています. まあ, 「計算値だから実験値とは異なるかも」という可能性はありますね. で, O3^+ ですが.... 気体での O3^+ は知られているかもしれません. ここまで極端な化学種だとそもそも文献にもあまり出てこないんですが, ちょっと調べたら「O3 + PtF6 → O3^+ [PtF6]^-(s) の反応をさせたかったんだけど結局 O2^+ [PtF6]^-(s) しかできなかった」という文献はあります. そのabstract の中に「known chemistry of the gaseous O3^+ cation」という語句があります. ま~, そのあとには中間体として O5^+ なんてものを仮定してたりするんですが....
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- Tacosan
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標準還元電位に関しては, 理科年表で使っている基準が普通と違うみたいです. で, プロパノールに対するオゾン酸化ですが, ちょっと検索したところ「オゾン利用の理論と実際 (復刻版)」という本 (21,000円!!) に「ヘテロ化合物のオゾン酸化」という節があります. 項目中にアルコールなどがありますから, 何らかの形でオゾンと反応するんじゃないでしょうか.
お礼
ありがとうございます。 このお盆の連休を使って、資料探しにいくところだったので、本の 題名をお教え下さってとても助かります。
- Tacosan
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標準酸化還元電位は, 結局のところ「水素で還元するときの電位」を示しています. だから, 必ず還元電位になります. もちろん (水素による) 還元反応なので, 酸化剤かどうかには関係なく (必要なら) 電子は左辺に入ります. ところで, オゾンの電位は 2.07V でいい? 手元の理科年表だと 2.705V って書いてあるけど.
お礼
ありがとうございます。 2H+ + 2e- ←→ H2 を基準として考えているということでしょうか。 私は、酸化還元電位は Ox + ne- ←→ Red で見ていました。 失礼ながら、最初に回答を拝読した際は おっしゃっていることが飲み込めなかったのですが、 もう一度読み直すと理解できました。 酸化還元反応の半反応式は電子は左辺にありますね (というか、それが基本でしょうか)。 No.2でいただいた回答では電子が右辺にあり、それでよく理解できなかった次第です。 なお、(O3)+というイオンは存在するのですか?見たことがないもので…。 電位は私の読んだ文献(名前は忘れましたが、水処理について公的な基準や規制等が 書かれた本でした)では 2.07Vでした。インターネットで検索しても2.07Vしか見かけませんでした。
お答えを読みましたが、理解されておられないようなので、重ねて申します。 >オゾンの酸化剤としての酸化還元電位は2.07Vオゾンの酸化剤としての酸化還元電位は2.07V これは O3→e- + (O3)+ (構造は何?)+2.07V O3→e- + (O3)+ (構造は何?)+1.25V という質問です。
お礼
再度ありがとうございます。 酸化剤としてのオゾンの半反応式は O3 + 2H+ +2e- → O2 + H2O だったと思います(今手元に資料がないのですみません)。 オゾンは酸化剤なので、e-は右ではなく左に入ると思うのですが…。
電気化学も専門の内なのですが、質問に出て来る酸化還元電位が一体どの過程を意味するものか全く理解できません。 それから酸化電位ではなく全て還元電位で書くのが基準ですので、全て電子剥離の形で書いて下さい。
お礼
ありがとうございます。 ウィキペディアですが、酸化剤については 下記のサイトでの標準酸化還元電位のことを示しています。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%85%B8%E5%8C%96%E9%82%84%E5%85%83%E9%9B%BB%E4%BD%8D 活性酸素については漠然と「活性酸素としての酸化還元電位」と他の資料で 書かれていました。 還元電位で書くのが基準なのですか?初耳でした。 今まで酸化還元電位とひとくくりに見聞きしており、文献やネット検索でも 還元電位という言葉はほとんどお見かけしなかったので。 ですので、お手数ですが「還元電位」ではなく、「酸化還元電位」を基準で お願いいたします (還元電位でもしご説明いただけるのなら、大歓迎です)。
お礼
再度ありがとうございます。 いえいえ、こちらこそ失礼しました。No.4のご回答へのお礼の 書き方がまずかったですね。 水素基準の半反応式で普段は考えていなかったのですが、根本的には Ox + ne^- → Red と同意ですよね。 O3+って存在するんですね!!PtF6ってフッ化白金と呼ぶのでしょうか。 白金の化合物はあまり知見がなかったので参考になります。