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物理化学について
現在、HPLC(高速液体クロマトグラフィー)を使用していますが、主に、ペプチドの分離を試みています。原理的には、高圧で移動相をながすことで、分離時間を短くします。その後、出口で紫外吸収、屈折率、蛍光などをみるのですが(かなり省略しましたが)、以前、データーに乱れが生じた時がありまして、それが、エアコンの温度設定のためだということなのですが、UVの特性として温度によって波長の吸収が変わるのでしょうか?
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- Organomets
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「データの乱れ」とは、具体的には何がどのように乱れるのでしょうか? 「波長の吸収」とは「吸収波長」「吸収強度」「保持時間」「ピークの形」、あるいは「その他」のどれでしょうか? 部屋の温度やカラム温度の変化によって「吸収強度」「保持時間」「ピークの形」が変化することは良くあることです。「吸収波長」そのものが変化するかどうかは私は調べたことが無いのでわかりません... ピークの形や保持時間がずれる最も大きな理由の一つは、エアコンの風を受けてカラムの温度が微妙に変化したためと考えることが出来ます。これが原因であれば、カラムオーブンを設置すれば「ずれ」は抑えられるはずです。でもカラムオーブンを設置した上で信頼できるオートインジェクタで注入体積をコントロールしても、「吸収強度」が変動することがあります。これはサンプル溶液の比重が温度変化に伴って増減し、その結果として「注入体積」は同一だが「注入量」にずれが生じてくるからです。これを防ぐためには、サンプル温度を常に一定にする工夫を施す必要があります。ガスクロなどでも同じことが言えます。冷えてるサンプルを何度か繰り返し分析したら、最初の測定結果からのずれが次第に増えていく...調べてみたらサンプル温度の変化によるものだった、という失敗をしてる人は意外に多いものです。 同じ室内でも場所によってエアコンから受ける影響が異なります(噴出し口の向きを変えても調整可のケースもあり)。機器の位置を移動させるだけで問題が解決することもあります。 厳密さを要する分析であれば、予め再現性や直線性の確認試験(分析に用いる部屋そのものも含めたシステム適合性のチェック)を必要に応じてしておくべきです。
ペブチドではありません。 エアコンの関連した内容として.分析室内の湿度が影響し.水が試料中に微量に混入し.分解(?装飾?)してしまったことがあります。モルキュラを入れたら本にもどったので.多分水だと信じています。 あと.にりょう体や3-4次構造等の反応の関係する温度ではありませんね。高温で水素結合が切れて.今まで固定されていた枝が勝手に動き始めて....なんて関係しませんね。
- 38endoh
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光学物性の温度依存性はないことはないですが,通常は無視できる程度ではないかと思います。それを言うなら,むしろ検出信号の増幅回路の温度依存性の方が大きいでしょう。 以下は憶測ですが,エアコンの温度設定によっては電子回路や配線の裸の部分に結露が生じ,これがノイズの原因となっていたりはしないでしょうか?
- kmcc
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UVも基本的に電磁波なので、波長の特性が温度によって変わることは無いと思います。 それよりも、電場と磁場に影響を与える物質が近くに存在してませんでしたか? 電磁波エネルギーが熱エネルギー等に変換された場合に、 エネルギー量としての減少が起こります。 また、電場と磁場に影響を及ぼすノイズ等にも影響受けます。 ですから、そのような要素のある物質が近くに存在した場合は特性に影響が出ると思いますよ。
お礼
なんとか解決できそうです。ありがとうございました。
補足
ピークの形は全て同じ形で問題ありませんが、吸収強度の変動が「データーの乱れ」と考えました。