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ビオチン‐ストレプトアビジンの吸着反応
はじめまして。 私はビオチン‐ストレプトアビジンの吸着反応を用いたバイオセンサーの研究をしております。 その実験での質問なのですが、現在ビオチンを基板に固定化させ、巣とレプトアビジンを吸着させるという実験をしています。そこで、 ビオチンとストレプトアビジンはどれ位の割合で吸着するのでしょうか?例えば、ビオチンを100個基板に固定化させてストレプトアビジンを100個注入したら100個吸着するのでしょうか? 教授にも突っ込まれ大変焦っています。 どんなことでも結構です! どなたか教えていただけませんか?? お願いします!!!
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#2です。 ビオチンの吸着率はどのくらいか調べてありますか? 500μMの溶液の中のビオチンが全て吸着されていれば、 結合定数から考えても、アビジンの吸着効率はかなり高いと思います。 実際問題としては、センサー表面にビオチンがどのように 結合しているかによって、アビジンが結合できなくなる可能性、 ブロッキング剤による結合の阻害、アビジンの非特異的吸着等を 考える必要がありそうです。固相への反応である上に、 アビジンはビオチンよりも分子量が大きいので、液体中での 移動も遅くなりますから、溶液を撹拌しないと結合までに 非常に時間がかかるかもしれませんね。いずれにしても、 溶液中に残存するビオチンとアビジンの量を測定しながら 結合量を調べた上で系をコントロールする必要があるかと思います。
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- Fiorina
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>例えば、ビオチンを100個基板に固定化させてストレプトアビジンを 100個注入したら100個吸着するのでしょうか? たとえば100m四方の土地にボールを100個置いてそれを見つけるの は簡単ですが、100Km四方の土地だと難しいですよね。それに、 1人で探すよりも100人で探した方が早いし確実ですよね。 つまり、溶液濃度に依存する(今の場合は面積辺りのビオチンの密度も関係する) ということです。液相で反応させる場合と固相化して反応 させる場合でも反応効率や反応に要する時間が異なってくると思います。 一般的には液相で先に反応させた方が効率はよいでしょうが、ストレ プトアビジンは4量体構造で4分子のアビジンと結合してしまいますから その実験では、先にアビジンを固定化する必要があるでしょうね。
- ebikichi
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ヒントです ビオチンとストレプトアビジンの乖離定数を調べてみましょう
補足
ebikichiさん> お早いご回答ありがとうございます。 やはり解離定数が関係するんですね。ビオチン‐ストレプトアビジンの結合定数が10^15Mだったと記憶しているので、解離定数は10^-15Mでしょうか。 解離定数が10^-15Mである場合どのようになるのでしょうか?
お礼
Fiorinaさん> ご回答ありがとうございます。 私が使用しているセルの溶液を注入する部分は 約半径1cm高さ2cmの円柱をしており、ビオチンが吸着している面積は約半径1cmの円部分です。ビオチンの濃度は500μMです。 そこに、ストレプトアビジンを500nMの濃度で注入しています。 Fiorinaさんの意見では濃度によって反応する時間はかかるが100個全て反応するという見解でよろしいでしょうか?