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スコアリーディングができるためには
ピアノ歴は20年以上あり演奏活動もしています。 ピアノ曲であれば、楽譜を見てたいていの曲が弾けるのですが,(ラフマニノフのコンチェルト位まで)楽譜を見るだけでは、どんな音がするのかあまりイメージできません。 ピアノ曲に限らず、オーケストラの曲や室内楽も、ピアノを使わずに頭の中でならせる様になりたいのです。 また、オケのスコアを見て即座にピアノで弾く能力も身に付けたいです。 卒業の資格を欲しいとは思わないので、どんな形であれそのような能力を身に付けられる道を探しています。指揮者になろうということではありません。 具体的に何を学べば良いのか教えて下さい。おねがいします。
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ピアノ歴、人生 - 乳児時代の2年 の年数になります。 (年齢バレちゃうので、すみませ~ん ^^;) 私も、たいていの楽譜はもう弾けるので、不意にどこかで耳にした曲の楽譜探しなど、知らないものでも、ショップで見て♪フレーズたどって、購入出来る状態です。 一番てっとり早く、一人で出来るのは、たくさんの作品を聴くことではないでしょうか? コンチェルト弾く時は、1作品、100ページ単位なので大変ですが、ピアノソロのみでなく、必ずオケのパートも弾いて練習してます。 でも、ピアノ以外の楽器の方は、自分で演奏経験もなく、それほど詳しくもないので、スコアリーディングして脳内に流れる音は、どうしても、CDで聴いた楽器の音か、ピアノ音になっています。 オケで演奏活動されているのなら、コンチェルトの練習、出来ると一番理解し得る方法ですよね。 あと、ひとりで何か出来ること、、、としたら、Mac(PC)のMIDI演奏ソフトとか、その他楽譜作成ソフトも役立つのではないかな? いろんな楽器の音があらかじめ入ってるので、楽譜のフレーズ読み込めば、ピアノコンチェルトのオケ部カラオケ購入する必要もないし、結構、使えますよね。
- pekochin
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私もピアノ経験者ですが、最初はホルンとトロンボーンの音の区別もつきませんでした。gazziさんは楽譜が読めるのですから、先ずはスコアを見ながら音楽を聴き、鳴っている音と楽器を対応させるといいと思います。出来ればオーケストラやブラスの練習を見学して、個々の生の音を聴くと早いでしょう。たくさんの音を耳と身体で覚えるのが一番です。弦楽器、オーボエなどは実音(Cdur)ですが、管楽器は楽器の基音(B、A、Es、F管)があるのでスコアリーディングには慣れが必要です。楽器の特徴と楽典の勉強も多少必要です。 耳が肥えてくれば、クラリネットのB管とA管の違いも聞き分けられますし、どこのオーケストラの演奏かもわかるようになります。
- 安房 与太郎(@bilda)
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脳内演奏の愉しみ ボストン交響楽団の常任指揮者は、近郊に豪邸が与えられます。 地下室の個人図書館に、古今東西の楽譜が、無地のまま並んでいます。 在任中は思うままに書込みが加えられ、退任時に贈呈されるそうです。 指揮者コンクールでは、だれも見たこともない新曲の、手書きスコア を初見でピアノ演奏するという課題があるそうです。 たとえば、つぎのようなものを見せられるのでしょうか? http://big5.xinhuanet.com/gate/big5/news.xinhuanet.com/world/2003-05/12/content_865750.htm ── Beethoven《Sinfonie Nr. 9 d-Moll op. 125》2003 手書草稿 終楽章は16段の五線譜、あわせて60本の線に目がくらみますね。 http://www.dlib.indiana.edu/variations/scores/cab4188/large/index.html ── ベートーヴェン《第九交響曲 Prestissimo 》印刷総譜 熟練したピアニストが、左手で7連音を、右手で9連音を同時に叩く のは、3+2×2=7、9=3×3 のように分割するそうです。 わたしは、弦楽器を学んだので、譜面を見ると左手の指が反応します。 少年時代に、総譜をピアノ譜に書きなおした経験があります。 すぐに役立たないとしても、生涯に一度の難行の日々でした。 おかげで各種の移調管楽器の音域や、弦楽器の奏法記号を学びました。 http://bee.cocolog-nifty.com/sunday/DSCF3897.JPG ── ドヴォルザーク《新世界交響曲・第二楽章》総譜 (いきなり歴史書を読むよりも、さきに年表をイメージする方法ですね) いまでは、声に出して本を読む人は少なくなりましたが、黙読よりも 音読をすすめる人もいます。 ラヴェル《ボレロ》などは、総譜を眺めて飽きることがありません。 ほかに、ショパン《二十四の前奏曲 Op.28-6 ロ短調》、シベリウス 《トゥネラの白鳥》を、チェロと弦楽四重奏用にアレンジ(写譜)し、 編曲や移調を断行して、いまでも架空の脳内演奏をしています。 あるいは、現代の前衛作品では、さまざまなアイデアによる記譜法が 自由に開発されるので、想像を絶する譜面も珍しくありません。 これらは、むしろ絵画的スケッチとして、愛すべきかと思っています。
小難しいことは、参考URLにでも任せて、個人的な見解です。 他人の書いた楽譜を演奏するというのは、素晴らしい技術を持っておられると思います。しかし作者の意図がその楽譜に充分反映されているかは疑問に思います。 制作する側の立場から、見つめてみることも、一つの提案として実施されてはいかがでしょうか。 作曲をするときは最終のサウンド・イメージが脳裏に出来上がっているものです。 つまり編曲・オーケストレーション・サウンドを同時に作成している状態です。 最近の流行歌のような分業業務方式は作者の意図が完全に伝わらないと思います。 現実的に他人に聴いてもらうための具体策として、パート譜及び総譜を描きます。 生演奏が可能な場合は、直接奏者に微妙なニュアンスを指導できると思いますが、 シーケンサー入力などの機械的な創作の場合は音量バランスがネックになります。 ここまでのプロセスで、和声学、対位法など音楽理論から、楽器の組み合わせと音響効果、各楽器の特性を熟知していないことには先には進めません。 「どんな簡単な曲でも良いから書いてみる」 独学ではかなり苦労をするとは思いますが、その苦労が音楽を身につける術ではないかと思っています。身につけるものではなく自然と身に付くものだと信じて学んで行かれたら良いと思いますよ。