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狐が化ける時に頭の上に乗せる葉っぱの種類は何ですか

絵本などで、狐が人間などに化けるときに、 頭に必ず葉っぱを乗せています。 網状脈の大きな葉っぱだと思うのですが、 種類は決まっているのでしょうか。 決まっているとしたら、何の葉っぱなのでしょう。 誰かご存知のかたがいたら、教えてください。

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  • yuhkoh
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回答No.3

自称“妖怪研究家”です。  唐代の随筆『酉陽雑俎』では、狐が変化するには髑髏を載せ北斗星を拝して、これが落ちなければ人に化けることができるとあります。この思想は日本にも伝えられます。  さて、嘉永2年(1849)に描かれた『狐草紙絵巻』では、正体を見破られ逃げ出す場面で、狐は頭に髑髏を載せています。しかし同時に髑髏以外のものを身に付けている狐もいます。 http://www.wul.waseda.ac.jp/TENJI/virtual/ikimono1/41a.jpg  民俗学者、小松和彦教授はこの絵巻の解説で、美女に化けるには美女の髑髏を、小道具はそれにかかわる者に化けるために身に付けている(例えば料理人に化けるには調理器具のように)のではないかと、推測しています。  かのように本来は髑髏でしたが、日本では髑髏以外の道具も化けるために用いられました。それは「藻(=水草)」です。藻をかぶると女性の髪のようですね。地方によっては「池の藻(睡蓮)」をかぶって美女に化け、それから別のものに化けるとあります。  またなぜ藻であるかというと、正体は天竺・凍土を荒らし回った九尾の狐だったという美女。その名が玉藻前(たまものまえ)であったところから、妖狐と藻が結びついたのではという考察もなされています(ちなみに隠密が水草をかぶって水中に隠れることを「狐隠れ」といいます。狐が藻をかぶるという伝承からの命名ですね)。  で、藻をかぶるという伝承がいつごろからか、ただの木の葉となり、今では葉っぱ一枚を頭にのせて…というように変わりました。木の葉に変わった理由としては、人形浄瑠璃『蘆屋道満大内鑑』・歌舞伎『葛葉』で有名な、狐「葛の葉」の物語もかかわっているかもしれません。 <あらすじ>  摂津国阿倍野に住む安倍保名が、和泉国信太で一匹の狐を助けたが、その際にケガをした。その後、葛の葉と名乗る女性が介抱し、いつしか二人は結ばれ子供を授かる。しかし、その子が5歳の時に葛の葉の正体が狐と分かり「恋しくばたずね来てみよ和泉なる 信太の森のうらみ葛の葉」と一首残して去ってしまった。その子が後の安倍清明である。 ※ちなみに「うらみ」とは葛の古名である裏見草と、“恨み”(ここでは分かれることが悲しいという意味)が掛詞になっています。

pinkpapillon
質問者

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丁寧な回答ありがとうございました。 狐の葉っぱ一枚にそんな歴史があるとは驚きました。 ずっと気になっていたので解決してよかったです。 ありがとうございました。

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その他の回答 (2)

noname#25898
noname#25898
回答No.2

答えたかったけど、回答出てました。 ちなみに、女狐が、人間の男性をだます時、鼻毛の本数を数え終わったら、成功だそうです。 上目使いで、色っぽく見つめられたら、その人は、実は、狐で、あなたをだまそうとしているのかもしれません。 そういえば、「葛の葉」という名前のきつねさんがいました。 安倍清明の母親?

pinkpapillon
質問者

お礼

安倍晴明の母親って狐だったんですね。 回答ありがとうございました。

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  • gbrokk
  • ベストアンサー率26% (146/541)
回答No.1

葛の葉です

pinkpapillon
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 あとで、葛の葉がどんな形の葉っぱか調べてみたいと思います。

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