ヒトの性欲は、今となっては強すぎると思いますね。
他の動物には大概発情期というものがあって、交尾は子孫を残すという目的のために行われます。
ところが、ヒトは年がら年中発情している実にイヤラシイ動物で、避妊具まで用いて交尾します。
一方ではこの特性を無視して、倫理、倫理と鈴虫のようにうるさく言う人がいるものですから、みんな性欲の処理に困っているわけです。電車で痴漢をする人も出てきています(「痴漢をする」というのもヘンな日本語ですね。)。
>昔の「なんとしても種を保存しなくては」という本能が消えないのでしょか。そうしなければ種を保存できなかった弱い立場であった名残が消えないのでしょうか。
・・・多分そうでしょうね。ウサギとネズミには発情期がなく、年がら年中発情しています。これらは弱くて、肉食獣や猛禽類からしょっちゅう狙われています。ですから子供を沢山作らざるをえないわけです。
ヒトは母体の大きさに比べて極めて大きな子供を、概ね1頭だけ産みます。しかも同じ1頭だけ産む牛や馬に比べ、赤子の運動能力はほとんどゼロですね。そして木に登れる類人猿と違い、ヒトはライオンやトラに襲われても、逃げるところはありません。
ですから、ヒトになりかけの猿人のうちはドンドン肉食獣に捕食されたんだと思います。
そして、たまたま発情期がなく年中発情している種類の猿人が生き残り、繁殖していつの間にか武器を持つような知恵がつくようになり、大繁殖して、現在に至っているわけだと思います。
ですから、ヒトはもう十分に強いわけですから、発情期のある動物に戻った方がいいわけです。しかし、単に快楽のために避妊具まで用いて交尾するというイヤラシイ動物に成り下がったヒトは、今更発情期のある動物に回帰できないでしょう。
そのうちに地球上の生物が絶滅して、リセットしてからのことに期待した方がよさそうです。
お礼
そういう生物学的な課題と社会的な課題が見事に分裂していますね。大きな問題でありながら、なぜ対策をうとうとしないのか。 倫理倫理の鈴虫はこまったものです。では本能本能という生物の叫びはどうするのでしょうか。痴漢をするはまた変な日本語が一般的になったものですよね。それほどこの行為を柔らかく包む表現がないかと苦心したんでしょう。「痴漢」っていうのは名詞ですからね。「痴漢をする」「プロ野球選手をする」「駅員をする」とか。 人が進化しない限りだめでしょうね。