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社会福祉制度が現代社会になぜ必要不可欠なのか
こんにちは。論文の参考にしたいので、社会福祉制度が現代社会になぜ必要不可欠なのか簡単でよいので教えてください。
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色々な側面があると思いますが、個人的に参考文献なしに思いつく範囲で。 ひとつは、家族の変化です。以前は拡大家族や複合家族が多く、地域社会とも密接に結びついていました。それに対して、現在は核家族化が進行し、特に都市部では、地域社会の基盤が弱く、家族と地域社会との関わりも、以前ほど強くありません。ですから、過去と現在で、家族に求められる役割が変化していないとしても、その役割を担う家族の機能が縮小(限定的)していますから、必然的に担いきれない部分が生じ、その部分が社会化されるわけです。 例えば、仮に全ての家族が拡大家族で、祖父母が孫の面倒をみるのを厭わないとすれば、保育問題は一挙に解決です。 ふたつめは、人権意識の浸透があると思います。治安と財産だけを守れば良いとする夜警国家観では、経済原則だけでは充足できない部分が生じてきます。また、個人に責任のない不平等を解決できません。その解決策として、国家の適切な介入を期待する福祉国家観が生まれてきます。最低限度の生活を保証しようとする生存権は、その代表例です。 個人レベルだと、(本来は知的)障害者の生活条件をノーマルであらねばならないとするノーマライゼーションあります。 みっつめは、相互扶助によって生活上のリスクを分散する側面があります。具体的には社会保険制度です。医療保険が想像しやすいかと思いますが、個人的な医療上のリスクを、社会的な集団に分散させることによって、生活の安定をはかります。 一口に社会福祉制度と言っても多様な側面がありますから、まずはその点を整理するのが、早道かなとも思います。
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- mariana
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老人福祉の例であげますと、少子化によって昔は父親、母親二人に対して子供は2人、3人は当たり前でしたが、現在は一人すらもあやしい状況です。 一人の子供がもし、寝たきりの両親二人を面倒見るとすると体力財力ともに非常に厳しいとおもいます。 新聞に載る老人の孤独死などは昔に比べて多くなってきましたし、今後増え続けると思います。 自分がもし二人の両親の介護などをしなければいけない時、一人では限界があると気づくでしょう。 そんな時に、福祉制度いろいろな手助けがあると本当に助かると思います。
- medi_info
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あなたには必要ないですか? 例えば、あなたに家族がいなくて、重病になって収入も得られない状態だとして・・・・。
- hanbo
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憲法の理念である、最低生活の保障を基本として、各種福祉政策が施行されているのだと思います。いわゆる、社会的弱者と呼ばれている方は、いつの時代になっても解消はされません。その理由として、個人的な事情もあるでしょうし、社会的な事情、そして、個人や社会の事情では解決の出来ない、社会的弱者のかたもいらっしゃいます。 それらの方に対しては、国や都道府県、そして自治体が責任を持って、救済の手を差し伸べてあげなければならないでしょうし、そうすることによって生活権や人権などが守られることになります。社会福祉制度がなければ、病気で仕事の出来ない人、心身に不自由がある方、身寄りがなくて仕事もない方、などなどの社会的弱者と呼ばれている方の、最低生活の保障や生きるという権利が守られなくなってしまいます。 社会福祉制度といっても幅が広いことから、社会福祉制度としての生活保護制度、身体障害者の方への各種施策、医療費の助成制度などを念頭に、考えてみました。参考になればと思います。