- ベストアンサー
メンバーカードが可能にしたデータマイニング
最近の食品スーパーではメンバーカードを作らせて、 買い物情報を集計しているところが多いようです。 従来のPOSに加えて、顧客の年代・家族構成・来店履歴など のデータが採れると、多角的な分析が可能になり、 さぞ販売戦略に活かせることだろうと思うのですが、 具体的にどういう活かし方がありますか? よろしくお願いします。
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
ほとんどの食品スーパーは理想どおりにはデータマイニング は機能せず、どちらかというと「ポイント倍付」という形の 変わったディスカウント競争に陥っているようです。 ・顧客年代:主にカードホルダーは主婦で家族の代理購買 をするので単品と利用者属性の相関を調べる のは難しい。 ・家族構成:「個人情報」が邪魔して、実際に情報入手で きていない。 ・来店履歴:分析は簡単。週3回以上来店者が売上の○% を占めるなど。しかしそれがどう活かされるか? また、データは膨大なのでカスタマイズされたデータマイニン グシステムのIT技術開発費用もどこまで利益内で吸収できる かに疑問がある。 ただ、地域別分析は可能なので、たとえば競合店とのエリア 別販売シェアから販促チラシ枚数考えたり、競合店に侵され ているエリア居住者にのみピンポイントでDMするなどは よくなされているようです。 それよりも冒頭に触れたように、ポイント倍付合戦に各企業は 経費増で苦しめられている。たとえが200円1ポイント付与 が基本の店が5倍付するだけで(200円で5円付与)、売上 高に占めるポイント経費は2.5%となる。営業利益が正味 2%前後で優良な方といわれるほどのこの業界では2.5% 経費増は赤字になりかねない。 このポイント地獄を早く脱出して、簡単にデータマイニング できるシステムを改良できる企業が勝ち組となるでしょう。
お礼
回答ありがとうございました。 ため込んだデータから、投資を回収できる発見を見つけ出さないと意味がない、という見方にふれていらっしゃる箇所は、とても勉強になりました。