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ル・コルビュジエの住宅ではなぜ階段が2つある?
安藤忠雄研究室の『ル・コルビュジエの全住宅』を読んでいて、不思議に思っていることがあったので質問します。 106件の設計の中で(実現、プロジェクト含む)、多々階段が2つある住宅を目にします。 どうしてなんでしょう?
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- three_polinkies
- ベストアンサー率39% (167/422)
コルビュジェに限らず、建築家がプランニングする際にとても重要視することの一つに、「回遊性」を確保することがあります。つまり、ある部屋から違う場所に行くのに、一通りの行き方だけではなく、違ったルートを通っても行けるようにすることが、建物に奥行きを与え、生活を楽しくするんです。 この回遊性(=サーキュレーションと言います)を立体的に、より劇的にとることができるのが、階段が2つあるプランです。サーキュレーションの巧みさは特にコルビュジェの特徴の一つであると、個人的には思っています。実際、コルの代名詞である「スロープ」もサーキュレーションを豊かにする小道具でしょう? そこで、日本の小さな家では階段を2つもつくる余裕がないので、建築家は視線だけでも回遊するように考えたり、いろいろ工夫をすることになります。 蛇足ですが、サーキュレーションが特徴的な名建築にピエール・シャローの「ガラスの家」(タルザス邸)があります。こちらも是非、研究してみて下さい。
- inon
- ベストアンサー率20% (773/3794)
簡単な事です。各物件の面積が広いからです。面積が大きいと二つ階段がある方が便利でしょう。又、アクセントにもなります。 日本では面積が小さいので階段を二つ付ける意味がありませんし、又スペースもありません。 というのが私の憶測です。失礼しました。
- bouhan_kun
- ベストアンサー率19% (1032/5208)
ヨーロッパやコルビジェはしりませんが、日本では避難経路は2方向であるのが原則ですから、階段が2つあるのはありえます。実際には、片方は避難器具にしてしまうことが多いのですが。
- blackhill
- ベストアンサー率35% (585/1658)
コルビュジェのプランは知りませんが、私が訪ねたヨーロッパの住宅には、表階段と裏階段(サービス用)を持つところが少なくありませんでした。その場合、召使が表階段を使うことは稀だと思います。 なにしろ、ベッドの下におまるが置いてあったからね。