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初歩の電子工作 スイッチ
たとえばTVなんか、ひとつのボタンを「プチッ」と押すとONになり、おなじボタンを押すことによってOFFになります。昔は機械式で「カチッ」と深く押すのが多かったんですが、最近こうゆうスタイルの電子スイッチが多いです。 これはどうゆう仕掛けになってるんですか。また簡単につくれるもんなんでしょうか、おしえてください。
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ご希望の動作は、「T-FF(トグルフリップフロップ」というICで実現されます。 下記URLに、T-FFの動作の説明があります。 「413 いろいろなフリップフロップ」の下の、「413-1.T-FF」を見てください。 ここに書いてある動作説明の内容は、ご質問どおりのものと思います。 http://homepage1.nifty.com/rikiya/software/413FF.html なお、実際には[T-FF]は種類が少ないので、普通は[D-FF]や[RS-FF],[JK-FF](いずれもフリップフロップの仲間です)を使って作ります。 T-FFの動作を、下段遷移表に基づいて説明します。 (1)R端子がL(0)レベルのとき、出力Q端子は必ずL(0)になります。(リセット) T端子に入力が入っても出力(Q)は変化しません。 (2)R端子がH(1)レベルになっただけでは、出力(Q)は変化しません。 (3)R端子がHレベルでいるときに、T端子に入力があると、パルスが入る 度ごとに、出力Qは反転動作(H→L→H)を繰り返します。 この出力にトランジスタなどをつないでおけば、押しボタンスイッチを押すごとにON/OFFさせることができます。 ただ、このT-FFだけでは、例えば電源を入れたときにどういう状態になるかわからないので、 (1)「電源が入った瞬間には、必ずリセットする回路」または、「電源が切られるときには、 その状態を記憶しておく回路」が必要である。 (2) 押しボタンスイッチの接点と言うのは、チャタリングといって、離れる瞬間に数回 接・断を 繰り返す性質があるので、そのまま使ったのでは何回もON/OFFを繰り返し、最終的にどちらに なるかわからないので、「チャタリング防止回路」というものも必要 (3) このT-FFの出力で、目的とする回路のON/OFFするための機構(トランジスタやリレー)も必要 となります。 以上のお話からおわかりのように、ご希望の回路を電子回路で実現するのはかなり煩雑です。 数箇所程度であれば、専用のスイッチ(トグルスイッチ)を使うほうがはるかに簡単です。 (押しボタン式のトグルスイッチもある) しかし、メーカーさんは、これらの動作に必要な回路を(個別ICを使うのでなく)全部をIC化してしまいます。 あるいはマイコンを使って、そのソフトウエアで実現するので、回路が多数あるときは、はるかにコストダウンになるのです。 アマチュア的にはそんなに楽な方法ではありません。 勿論、アマチュアといえども、PICマイコン等を使えばワンチップで実現できますが、それにはかなりの電子回路の習熟が必要でしょう。
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- Pesuko
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>また簡単につくれるもんなんでしょうか どのレベルか解らないけど、 そういうデバイスはあります。 PICで組めます。 リレーで組む事も出来ます。 ハード回路で組む場合もあります フリップフロップ回路でGoogle!
お礼
回答ありがとうございます。いろいろあるんですね。 picは無理です。レベルとしては金銭的にも能力的にも、初心者レベルです。
お礼
丁寧な回答ありがとうございます。