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ドイツ語の名詞の「性」は区別できますか?

ドイツ語の名詞の「性」ですが、ネイティブは、その時生まれて初めて聞く名詞(難解な医学用語や政治・法律用語など)の「性」も間違えたりすることなく、確信を持って区別出来ているのですか? たとえば、医学病名「疣贅状表皮発育異常症」や医学用語「遊離赤血球プロトポルフィリン」、政治用語「国連難民高等弁務官事務所」のドイツ語を、ネイティブが初めて見聞きしても瞬間的にその名詞の「性」を区別して使い分けることが出来るのですか? そもそもドイツ語ではたしか、ネクタイが女性名詞、スカートが男性名詞でして、「性」の基準も意味不明な風ですよね? 私にはできるとは到底考えられないのですが・・・ ドイツ人はそれができるのですか?

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  • MORGEN
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回答No.4

全て確信を持ってというのは無理だそうです。 例えば、コーラなんて、同じドイツ国内でも地方によってDieだったりDasだったりするので、「この街では"Das Cola"って言っていいのかな?」とおっかなびっくりで言うこともあるそうですから。 でも、似たような何かと関連付けられるものや、他には、Macintoshとかだと「あれは結局パソコンだからPCと同じ性にすればいい」と確実に選べるようですが。

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  • Allemagne
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回答No.8

補足でちょっと詳しい話にします。 ドイツ語を始めた頃の人は意味と性が一致せずに混乱することが多いようなのですが、実を言うと古代ギリシア語でそうであったように古代のゲルマン語では人間の性別と文法の性別とは全く別のものだったようです。代名詞の三人称のerやsieですがこれらは全て実際に意図されている人物の性別にあわせて使われているわけではなく男性を表す単語女性を表す単語der Mann die Frauにあわせて使われていたようです(というわけでM?dchenが意図されているときはesというしsieではそもそも伝わらない可能性もあります。でもやっぱりsieということの方多いですね)。というわけで「人間の性別にあわせて物にも性別があるはずだ!」という発想ではなくて名詞が三種類に分かれている共通性を誰かが見抜いて「これは人間の性に一致するではないか!?」と思ったのが始まりのようです。つまりヨーロッパの単語の性は意味で整理されているわけではなく単語の発音とかで決められているようです。 スカートのRockですが、これに関してはちょっとどうしようもありませんね。これは本当に誰かがderっていい始めて伝わったか他の言語でderだったんだと思います。 ネクタイのKrawatteはeで終わっているのでdieです ブラジャーのBuestenhalterはhalterがerで終わっていて「haltenするもの」という意味なのでderですね。 eやaで終わっている単語に女性形が多いのはヨーロッパ全体にみられる傾向で古代ギリシア語のアッティカ地方では基本的な女性形はe、イオニア地方(だったかな)ではaが用いられる傾向が強くラテン語でもaでは女性形が多かったみたいです。その他ドイツ語でもung, taetなどで単語が終わっていればdieでmentなどで終わっていればdasなどいろいろな法則があります。die E-Mail, die CDなどドイツ語の響きではなく最近になって他の言語か輸入された単語は人々の間に定着するのを待つしかないですね。 実際僕からしてみると日本語の「橋」「箸」「端」みたいになんで二文字しかないのに発音が三種類にも分かれているのが日本人には簡単に覚えられるのかが不思議でしょうがないですね。三文字だともっと複雑になるだろうと思えます。(橋と端に関してはその単語のみでは発音に全く差がないのに「ハシにいる人」みたいにそのあとの接続詞(この場合は「に」)の発音が変化するのがすごいですよね)

回答No.7

皆さんのおっしゃるように、ドイツ人も子供のころから間違いを重ねて名詞の性を覚えていくのです。 ちなみに、新しい単語、AutoやFaxは中性のdasで統一するという傾向があります。

  • Allemagne
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回答No.6

せっかく久々に書き込もうと思ったら他の人に書きたいことを書かれてしまった・・・。 というわけで結構トリビアルな話ですがドイツ人にDotter(卵黄)の性を聞くと面白いですよ(特に南)。最初「Dotterはder(またはdas)だよ!」という軽快な反応がパッと返ってくるんですが「ん?待てよ・・・」となってder Dotter... das Dotter...ってなって結構高確率で混乱してくれます。 じっさい性を決めるのはメディアの仕事でそのうち新聞とかテレビとかで聞けば分かるから知らない単語は全てdasでいいみたいです。ちなみにこれは僕の勝手な感想ですが最近ドイツ語に入ってくる単語はComputerがderであるみたいに明らかに性が分かる単語をのぞいてdieをつける傾向が強いみたいです。

wv9l95kp
質問者

補足

ご回答ありがとうございます。 ドイツ人でも混乱するのですね。興味深いです。 ぶら下がって質問させていただきます。 >じっさい性を決めるのはメディアの仕事 とのことですが、メディアは恣意的に勝手に決めているという印象でしょうか? ネクタイが女性名詞、スカートが男性名詞、なんとブラジャーが男性名詞とか、常識的に無理があると思うのです。皆々様のご回答にありますように、「性」を文法として習って覚えて大人になるという学習の過程は承知していますが、規則性ないものを判別できるような能力がどうやったら持ちうるのかと・・・どうしてもわかりません。 たとえば、広辞苑のすべての単語の意味はわからなくとも、性はすべてを間違えなく判別できるのでしょうか?

noname#111031
noname#111031
回答No.5

かなり前の質問にも同じようなものがありました。名詞の性は地域によって異なるものもあります。特に、外来語などでは違うようですね。 一般的には、das Radioですが南の方ではder Radioの地域もあり、その地域から引っ越した子供が学校で”バッ点”を貰ったりして困った、と言う例を、ドイツの社会言語学者の本で読んだ事があります。 一応、新しい名詞の場合でDudenの辞書に取り入れられた場合に”性”が決められるそうですが、何を根拠にするんでしょうね。E-mailは女性名詞で使う人が多いのですが”der Brief"からの類推から(?)男性名詞、或いは外来語だから”中性”と考える人もいるようです。 基本的語彙の場合、ドイツでは子供は親や学校で一つ一つ教えられて覚えるそうです。それでも、結構間違いがあるそうです。ですから、我々外国人は常に定冠詞を付けて名刺を覚える努力をしないとなりませんね。

noname#122289
noname#122289
回答No.3

難解な専門用語のほうが間違いがないかもしれません。 「~発育異常症」なら単語の終わりは~plasieですが、-ieで終わる病気の名前は必ず女性名詞です。-inで終わる物質名は中性名詞。これもdas Benzin などから類推できます。「国連難民高等弁務官事務所」だろうと「ドナウ汽船電気事業本工場工事部門下級官吏組合」だろうと、単語の性を決定するのは「事務所」「組合」に相当するの部分です。 基本的な単語のほうが学習者泣かせです。でも、母語として身につける場合は自然な発話の中で冠詞や形容詞を伴った形で聞き覚えるのです。あんがい間違えないものですよ。日本語環境で育った幼児が動詞の活用をたまに間違いながら5,6歳で完璧にこなすようになるのと似たようなものでしょう。 でも単語によっては方言によって性が違ったりすることもあるので母語話者だから絶対に間違わないというものでもないようです。

  • harepanda
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回答No.2

ドイツ語とオーストリア語で、性が違う単語もあったりしますよ。Maedchen (娘:中性名詞)を、sie(女性代名詞)で受けていたりする文も見ますしね。結構、いい加減。 慣れてくると、初見の単語でも、8割以上の確率で当たります。前後に格を支配している要素(冠詞とか前置詞とか後置詞(っていうのかな?))とかがあれば、さらに当たる確率が上がります。 ノン・ネイティブでもここまで出来るのですから、ドイツ人なら、ギムナジウム卒業レベルの学歴のある人なら、問題なく使いこなせるのでしょう。ただ、ドイツは早い段階で学力による進路決定をしてしまう国なので、学歴が下になればなるほど、文法もいい加減だと思いますが。一説によれば、18%のドイツ人は、正しいドイツ語の読み書きが出来ないとか。日本より、ずっと学校の拘束時間が短いですからね。

回答No.1

ドイツ人でも覚えないといけないと聞きました。 小さい頃からお母さんにいちいち文法を訂正されながら成長し、 覚えてきたってよく聞きますよ。 多少の法則性がある程度で気長に覚えるしかないと言われました。 疑問を持つな、覚えろ、だそうです。