私的な解釈になってしまうので、見当違いだったらすみません。
「構造」というのは、物語の作りのことです。「A→B→C→D」と流れる、順番とか、仕組みのことです。
「物語として」というところが「構造」を解釈する上でのポイントですね。
例を出しますと、
例えば桃太郎の場合。
「おばあさんが川で桃を見つけて持って帰る」→「桃からは男の子が生まれる」→「男の子が鬼退治に出かける」→「仲間を見つける」→「鬼を倒す」→「財宝をたくさん持って帰る」
という流れです。
これを一寸法師でやってみると、
「子供ができない老夫婦が神様にお願いする」→「おばあさんに子供(一寸法師)ができる」→「一寸法師が京へ武士になるために行く」→「娘のいる家で働かせてもらう」→「娘と外へ出ると鬼がいる」→「鬼を倒す」→「打ち出の小槌を得て大きくなり、財宝を得て娘と結婚する」
となります。
このときの構造の共通点は、
「共に初めは御婆さんに視点があり、外見上に由来する名前をつけられ、目的を持って家を出、鬼を倒して利益を得る」
などということがいえます。(この二つは似た話なのでかなり言いやすいですが)
また、相違点を探してみると、
「桃太郎にはコンプレックスが何もなく、鬼を倒すことによって、普通→良い状況になったが、一寸法師は『小さい』というコンプレックスがあり、それが鬼退治によって解消されて悪い→良いという状態になる話となっている」
「一寸法師は只一人で旅をし、お椀や打ち出の小槌といった小道具がクローズアップされているが、桃太郎にはサルやキジやイヌといった『仲間』の要素があり、それぞれの物語に味を出している」
などということが言えます。
私は韓国ドラマにはあまり詳しくありませんが、質問者さんの好きなジャンルということでもありますし、上記のような解釈に自分の工夫を入れて書くとより良いものが書けると思います。
お礼
早速の回答ありがとうございます。 漠然としていたものがhasuha17さんのとても分かりやすいアドバイスで 納得できました。 ありがとうございました。