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中世古典文学について質問です!
私は今レポート課題について悩んでいます。 範囲は中世時代の作品についてです。 物語、軍記ものを除いた、和歌、日記、紀行等が範囲で、私は『方丈記』について調べようと思ったのですが、先生いわく、『方丈記』はほとんど調べつくされているそうです。レポートも広がらないし、鴨長明の一生を書くのも、何か面白くないような・・・。 そこで質問です。中世文学の中でおもしろい作品や、これをレポート、論文で調べたら面白い、奥深いなど、そんな作品があったら教えていただけませんか?また、もしよろしければ、どのような事を調べたらよいか等教えていただければ幸いです。 『和泉式部日記』もどうかな?と思ったんですが、他の生徒から人気が高く、内容がかぶってしまうので・・・。(+_+) よろしくお願いします。
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「建礼門院右京大夫集」や「とはずがたり」はいかがでしょうか。 「建礼門院右京大夫集」は、源平合戦期が舞台。平資盛の恋人で高倉天皇中宮の建礼門院徳子に仕えた女性です。彼女の人生や系譜、交友範囲について調べるというのもやりがいがあるかと思います。藤原定家とも親交のある立場にありますし。平家物語や源平盛衰記などの軍記物語から、同時代の他の女房たちの様子を引用して比較するということもできます。(右京とは逆に夫の都落ちについて行き、その死後入水したという人もいますし。) 「とはずがたり」は後深草院二条という女性に手による自伝的な作品です。宮中を主な舞台とした激しくも狂おしい恋の回想録、と言って良いでしょうか。人物関係が複雑で難読書でもありますが、以前からあった新潮の古典集成の他に、近年になって小学館の新全集にも入ったと思います。あまり人が手を出さないだろう、という点と、かなりスキャンダラスな自らの恋を虚構を交えつつとはいえ赤裸々に描いており、たぶん読んでいてこの先どうなるんだ!?と思われるのではないかと思います。人物関係から史実と照らし合わせたり、「源氏物語」などの影響がどんなところに見られるかなど検討するのも良いのではないでしょうか。 参考になれば幸いです。
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- nyozegamon
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『うたたね』『十六夜日記』などはどうでしょう? 詳しい事はわかりませんが(^^;;;